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ダイエットの手法として「油脂の摂取を減らす」、「炭水化物の摂取を減らす」のは、根拠があると言われています。ただ、それぞれどう違って、どう効果的なのか、よく知られていません。どうやら、問題はカロリーだけではないようです・・・。 大西睦子の健康論文ピックアップ2 大西睦子 ハーバード大学リサーチフェロー。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンにて研究に従事。 ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。 今回は、恐らく多くの方にとって非常に興味がある話題、ダイエット成功の秘訣に関する論文のご紹介です。 Effects of dietary compositio
先日アーミッシュの集落へ訪問診療に同行する機会がありました。以前にも書いたように、彼らは宗教上の信条から近代的な生活様式を営まず、昔ながらの農耕や手芸を中心とした生活をしています。その集落は広々とした畑に囲まれ、一見ミネソタでよく見る風景と変わらないのですが、自動車の代わりに馬車が道を行き来しています。 今回訪問診療に連れて行ってくれた先生は13年間、月に1回その集落を訪れています。ある家を訪れると、白いフードをかぶり、青色のワンピースを着たおばあさん(仮にエミーさんとします)が迎えてくれました。彼女は集落の保健婦かつリーダー的な存在で、西洋医療に理解があり、集落のお産すべてを手掛けています。妊娠経過が順調でなければ産婦人科に紹介し、自宅出産が危険だと判断すれば救急車を呼ぶことも躊躇しません。出産直後の新生児にはビタミンKと眼軟膏を使い、ワクチン接種も推奨しています。その結果、集落では皆が
全国の基幹的医療機関に配置されている『ロハス・メディカル』の発行元が、 その経験と人的ネットワークを生かし、科学的根拠のある健康情報を厳選してお届けするサイトです。 情報は大きく8つのカテゴリーに分類され、右上のカテゴリーボタンから、それぞれのページへ移動できます。 運動もせずに酒浸りの生活でいたら、間違いなく不健康ですよね。一方、よく運動し、適量のアルコールを摂取するのは、健康的なライフスタイルとして知られています。それでは、運動後の飲酒はどうでしょうか? ペンシルバニア州立大学(The Pennsylvania State University)の研究者たちは2015年6月、一般に、運動した日には普段より飲酒量が増えることを報告しました。今回はこの論文をきっかけに、運動後の飲酒の問題点をまとめてみたいと思います。 大西睦子の健康論文ピックアップ112 大西睦子 内科医師、ボストン在住。
日本の義務教育では、保健でも理科でも、ヒトの爪について学習する機会はありません。このため正しい知識を持っていない方も多く見られます。 例えば、爪が何からできているか訊いてみると、カルシウムと答える人が結構いらっしゃいます。また、爪は呼吸しており、マニキュアを塗ると酸素が通らないために弱ると思っている方も少なくありません。 しかし、爪は毛髪と同じで、変形した皮膚です。成分は主にケラチンというタンパク質。カルシウムは関係ありません。また、見えている部分は既に死んでしまった細胞です。根元に隠れている生きた細胞(爪母と言います)が新陳代謝して死んだ細胞を押し上げるため、伸びるように見えます。 当然、呼吸していません。傷むとしたら乾燥によってなので、マニキュアそれ自体より、水分を奪ってしまう除光液の方に、むしろ注意が必要です。爪が弱くて割れたりする時も、乾燥を防ぐお手入れが必要です。 先ほど「変形し
手軽に栄養バランスを補えるサプリメントは重宝しますよね。ただ、サプリメントがあまりに多く出回っていて、どれを選んでよいものか迷われることも少なくないと思います。商品ラベルも大事な判断材料ですが、そこに記載される内容はどこまで信用できるか、考えてみたことはあるでしょうか? 今、その規制に動きが出てきていることは、あまり知られていないのではないでしょうか。 大西睦子の健康論文ピックアップ91 大西睦子 内科医師、ボストン在住。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月から7年間、ハーバード大学リサーチフェローとして研究に従事。著書に「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側 」(ダイヤモンド社)。 大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハ
「2型糖尿病の発症という点では、砂糖より『異性化糖』(天然甘味料)の方が厄介」という研究結果が報告されたようです。なお、一時期話題になった「ペットボトル症候群」は、清涼飲料水の飲み過ぎによって急性の糖尿病を発症し、ひどいと意識を失うこともある怖いものですが、今回の研究からするとその元凶も「異性化糖」ではないかと思えてきます・・・。 大西睦子の健康論文ピックアップ19 大西睦子 ハーバード大学リサーチフェロー。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンにて研究に従事。 ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。 皆さん、高フルクトース・コーンシロップってご存じ
全国の基幹的医療機関に配置されている『ロハス・メディカル』の発行元が、 その経験と人的ネットワークを生かし、科学的根拠のある健康情報を厳選してお届けするサイトです。 情報は大きく8つのカテゴリーに分類され、右上のカテゴリーボタンから、それぞれのページへ移動できます。 日本の研究グループが、厚生労働省発表の1996年から2006年までの医師・歯科医師・薬剤師調査データから、日本における実働医師・一般外科医・他診療科医師・女性医師数の動向を調査したところ、実働医師数は増えているものの一般外科医数は減少しており、特に30~40代の20%超が10年間で中途離職したことが分かりました。 Mid-career changes in the occupation or specialty among general surgeons, from youth to middle age, have acc
男性ホルモンの一種であるテストステロンは、体や心に男性らしさをもたらします。攻撃性や闘争心を高めることから、多く分泌されると反社会的な行動につながるのでは?というイメージがありましたが、どうやら正反対の作用があるようです・・・。 大西睦子の健康論文ピックアップ13 大西睦子 ハーバード大学リサーチフェロー。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンにて研究に従事。 ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。 最近あなたは、何か「嘘」をつきましたか? 一般的に、嘘は悪いこととされていますが、コミュニケーションを潤滑にしたり、他人を守るための嘘は、『許される嘘』
今回は、ダイエットの常識、つまり当たり前のように科学的根拠に基づくと信じられている数々の"定説"が、ばっさばっさと切り捨てられていきます。いかに「科学っぽい」話を信じ込んでしまっていたかに気づいて、唖然とするかもしれません・・・。 大西睦子の健康論文ピックアップ27 大西睦子 ハーバード大学リサーチフェロー。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンにて研究に従事。 ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。 ↓↓↓当サイトを広く知っていただくため、ブログランキングに参加しました。応援クリックよろしくお願いします。 よく噂になっているダイエットに本当に効果が
この発表は、「希望するすべての子どもたちにワクチンを!」パレード実行委員長の吉川恵子さんによって行われたものです。吉川さんの本業は、千葉県保険医協会事務局次長だそうです。 さて、東京都の接種率が低くなる理由は、この「緊急促進事業」の費用負担法にありそうだとのこと(下図参照)。 国は各都道府県を介して「子宮頸がん特例交付金」として45%、さらに地方交付税交付金として市区町村に直接45%を交付して、全体の90%を公費でカバーしています。市町村が残りの10%を負担すれば無料接種となります。実際、千葉県では全市町村で無料接種になっているそうです。ところが、東京都が財政的に豊かで地方交付税交付金をもらっていないため、市区町村の負担が大きくなり、無料接種でない所が多くなっているのだそうです。 その結果が冒頭に示したデータで、吉川さん曰く「接種率は対象者の数や対象時期をどの時点とするかで数字が変動するた
このサイトは、自らの知恵と行動で、医療や介護のお世話になることを最小限にして、楽しく健やかに生きたいという方々のため、科学的根拠のある役立つ情報をお知らせしていく場です。 多くの志高い医師の関与により2005年に創刊され、全国の大きな医療機関に配置され続けている小冊子『ロハス・メディカル』の発行元(株)ロハスメディアが、その経験と人的ネットワークを生かし、『ロハス・メディカル』の信用も賭けて情報を厳選してお届けします。
日本のメディアは質が低い、と世界で最も権威ある科学誌の一つNatureが論説を掲載しました。 Bad press Japan's media have played a large part in exacerbating the effects of a fraud. 31 October 2012 Nature 491, 7-8 (01 November 2012) doi:10.1038/491007b 川口利の論文抄訳 発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。 ↓↓↓当サイトを広く知っていただくため、ブログランキングに参加しました。応援クリックよろしくお願いします。 森口尚史氏のでっちあげたiPS細胞を心不全患者の治療に用いたという虚言によって、山
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