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体力トレーニング
saga135.hatenablog.jp
今週のお題「サボる」 鳴き止みて 想うは蝉の 憂いかな(笑) いよいよ8月も終わりまするなぁ~。今にして思えば蝉が煩く鳴いていた頃が懐かしいぐらいですけど、極めて寿命の短い蝉は一体何を思って毎年毎年勇ましく鳴き続けているのでしょうね。決して鳴く事をサボらない蝉の姿には尊敬の念を抱くばかりであります。 無論今年も夏らしい事など何一つしなかった自分ではありますが、夏の終わりというものには毎年のように淋しさ、切なさを感じずにはいられません。 という事で(どういう事やねん?)今週のお題に挑みたいと思います^^ サボった経験談 これはいくらでもあります。元々ナマクラ(怠け者)な自分は人生サボってなんぼという感覚がありますね。特に何かをサボった時の爽快感はなのものにも代えがたいですね。ただその後に襲って来る悔恨の念には相当なものもありますけど。全ては自業自得で、たとえ精神面だけでも自ずと代償払わさ
また一つ橋を渡り終えた二人は互いの身体に内在する力を分け与えるよう、そして倍増させて行くような逞しい男女に成長して行く。 一将の凛々しくも愛らしく、豪胆にも堅実な為人は優子を安心させ、優子の聡明でお淑やかながらも威風堂々と事にあたる荘厳な佇まいは一将を心強くさせる。 男女の営みが織りなす世界には情愛や傾慕は言うに及ばず心身ともに人を強くさせるといった恩恵までもが含まれているような気もする。それを体現する事に依って更なる力が生まれる事こそが万物の成長であって美しい流れでもある。 一夜を明かした二人は朝露に濡れた葉から零れ落ちる一滴の汗を窓外に眺めながら肩を寄せ合い語り始める。 「何時になく熱かったじゃないの」 「お前もな」 優子は流し目で一将の背中にある大きな傷痕を手でなぞりながら、少し切ない表情を浮かべて言い表す。 「この傷、私が原因で付けてしまった傷なのよねぇ、もう痛みは無いの?」 「も
幸正が運転する車を飛ばすこと約30分。街はずれの少し人通りの少ない路地裏に山誠会系神田組の事務所はあった。 先々代の頃から山誠会に懇意にして貰っていていた西グループはこの神田組とも旧知の仲であったのだが、年々強まって行く暴対法の影響に依ってその関係も希薄になり最近では完全な疎遠状態にあった。 だがそれは今の時世には寧ろ好都合で、以前から裏社会との関係を断ち切りたいと思っていた会長、つまり一将の父もそういう経営方針をとっていた。それが今になって自分達の方から頼る事になってしまったのは実に不甲斐ない話でもある。一将は己が非力さを恥じながらも毅然とした態度で向かって行く。 門番に案内され中へ入って行く二人。一将がこの事務所を訪れるのは何年振りだろうか。幼い頃、山誠会本宅を訪れた事は覚えているのたが、ここへ来た事は全く覚えていなかったのだった。 部屋で待っていると組長の宇佐美が悠然とした態度で入っ
桜が満開に咲き誇る頃、世は新年度を迎える。もはや残冬の肌寒さも消え去った地上はすっかり春の陽気に包まれている。燦然と輝く陽射しには謝意を感じるが結構眩しい。その穏やかな光に乗じるようにあらゆる生命は元気に躍動し始める。 天為に依って開花した桜が演出してくれる神々しくも和やかな、優しい柔らかい雰囲気は万物に何を告げようと言うのだろう。それをただ短絡的に喜び、浮かれている人々の様は些か滑稽で、桜に対しても反って非礼に値するのではといった考え方は過ぎた思慮に依るものなのだろうか。 何れにしても春を迎え、新年度を迎えた人々の表情はあくまでも明るく朗らかで、前向きな精神の芽生えを映し出していたのだった。 高校を卒業した英昭は或る大手メーカーに工員として就職した。何のスキルも持ち合わせていない彼に一体何が出来るのだろうか。それを修練して行く過程すら鬱陶しく思える。それは親孝行がしたいという気持ちとは明
義正はこちらの意見を訊くまでもなくいきなり口を切り出す。 「金貸してくれないか?」 確かに少し無神経な奴ではあったが、会っていきなりの無心とはどういう了見なのだろう。英昭はムカつく気持ちを抑えつつ喋り出す。 「取り合えず俺の話を訊いてくれないか?」 「なら尚更金貸してくれよ、貸してくれたならいくらでも訊いてやるからよ、お前最近調子いいんだろ? 少しぐらいいいじゃねーか」 呆れ返った英昭はこいつをぶん殴ってやろうとも考えたが、余りに卑しいその性格を憐んだ彼は愛想を尽かしたような感じで答えた。 「もういいよ、お前と話にならない、相談しようとした俺が馬鹿だったよ、じゃあな~」 「おい、ちょっと待てよ!」 英昭は一切振り返る事なくその場を後にした。残された義正は未だに英昭の心中が理解出来ず、首を傾げていたのだった。 家に帰った英昭は自分自身をも省みていた。確かに義正とは長い付き合いがあるとはいえ、
湖からワープして来たその場所は正に大都会そのものであった。二人の眼前に拡がる夥しいまでの人の群れとビルの群れ。行きかう人々はまるでロボットのように同じような恰好、同じような無表情、同じような歩調で周りには一切目もくれず、無関心を装ったまま歩き続けている。アスファルトの道路とコンクリートで覆い尽くされたビル群は冷たさだけを漂わす。自然を感じさせてくれるものがあるとすれば唯一街路樹ぐらいなものか。 ここが最期の試練である人間道なのか、ここで一体何をしろと言うのか。こればかりは流石の瞳にさえ分からない。このような都会の雑踏を好まない二人は自ずと人気のない場所に移動しようとした。 二人が歩き始めて横断歩道を渡り切った時にまず一件目の事件が起こる。チンピラ風の数人の男達はこの広い歩道でわざわざ二人に近寄って来て行く手を塞ぐ。 「お兄さ~ん、デートですかい? いい女連れてるね~、俺達と一緒に遊ばないか
二人が舞い戻った夕暮れ時の湖には珍しく人だかりが出来ていた。霧が晴れているとはいえ、このような幻想的な場所に人が群がっている光景は何ともぎこちなく感じる。 一体ここで何が始まるのだろう。真人はそう思いながらも敢えて訊こうとはしない。それは虎さんと口を利くのを怖れる、彼に対する嫌悪感は言うに及ばす、焦燥感に駆られた瞳の様子にも疑念を抱いていたからであった。 つまりは真人は未だ腹を括り切れていなかったという事になる。そんな真人の不安も他所に湖畔に佇む群衆の一人が真人に声を掛けて来た。 「いよいよ始まりますね、虎さんが気まぐれで行う花火大会が」 そう訊いた真人はなるほどとは思ったものの、何故気まぐれなのかという疑問も残る。花火というと一般的には夏を想定するものだが、この蜃気楼の町では季節がはっきりしない、無いといっても過言ではない。 そんな中で気まぐれだけで行われる花火大会、それも真人が四悪道を
「そうです、そのままじっとしていなさい、餓鬼達は決して貴方の身体に触れる事は出来ません、何も怖れる事はありません」 この神々しいまでの威厳に充ちた綺麗な声の主は一体何者なのだろうか。真人はその指示に従い、身体を仰向けにして微動だにせずその場に横になっていた。 餓鬼達は一斉に真人の方へ駆け寄って来る。さっき話していたシュードラだけはそれを傍観していた。腹を空かせていた餓鬼達は旨そうな食料だと言わんばかりに目をギラつかせながら、何か鋭利な尖った骨のような武器を手にして真人の身体を削ぎ始めようとした。 その刹那真人の身体からは凄まじいまでの金色の光が放たれ、眩しさのあまり目を覆っていた餓鬼達の身体はみるみる内に溶け始めた。 「うわぁぁぁー、何だこれはー! 身体が溶けて行くー! 止めてくれー!」 真人を襲おうとした餓鬼達は完全に消滅してしまった。光は消え真人は身体を起こした真人はさっきまでとは違う
西軍の本陣から数十分歩いただろうか。遙かに霞んでいた敵本陣にようやく辿り着いた一行は快く迎え入れられ、手厚いもてなしを受けた。取り合えずと一献授かった真人は悠長に構えているなと感心しながら酒を飲んでいた。 敵総大将の榊原泰幸はその恰幅の良い身体でどんと座り込んで、微動だにしない様子で何故か大将の神原利昌を差し置いて真人に語り掛けて来た。 「貴公は実に聡明な顔をしておられるの~、いや気に入った、素晴らしいご尊顔じゃ」 真人は大して照れる事もなくいきなり本題に入った。 「お褒め頂き恐悦至極で御座います、では気に入って頂いたお礼に一つ上策を献上仕りたいと存じます」 榊原はそんな真人の出過ぎた振る舞いを咎める事もなく、あくまでも大らかな態度で訊いていた。 「ほう上策とな、それは是非伺いたい」 真人も何ら躊躇う事なく答え出した。 「和睦です、今直ぐ停戦して手打ち和解して下さい、そうしなければ貴軍は間
何時ものように朗らかな表情で真人を見つめる瞳ではあったが、今日は何処となく少し神妙な風にも感じられる。瞳はその長い髪を荒野の強風に靡かせながら語り掛けて来た。 「これで3つの合格認定を頂いたのね、貴方なら次の試練にも耐えられると思うわ、でも最後の試練は......」 真人は瞳の顔を訝しそうに見ながら訊いた。 「確かに最後は難しいだろうな、でも大丈夫さ、さあ、行こう!」 真人はこれまでの3つの試練を超えた事に依って明らかに成長していた。それは瞳にも十分分かる事で頼もしいぐらいだった。それでもまだ少し頼りなさも残る真人でもあったが、瞳は彼の前向きな精神に懸けた。 「そうね、行きましょう」 二人は歩き始めた。その歩みは今までのような気鬱を含んだ重い足取りではなく、これからの人生に大きく羽ばたいて行く希望を胸に秘めた陽気で勇ましい、軽やかな足取りであった。 荒野に連なる鬱陶しい密林を抜けるとそこに
瞳は無言のまま真人の顔を凝視し、射貫くような鋭い眼光で彼の両目を見つめ出した。そんな彼女の姿に動じた真人は不甲斐なくも瞳と接吻する覚悟をするのだった。しかし瞳は何時になってもその目を閉じようとはしない。寧ろ、いやに攻撃的なその様子は真人を威嚇し、脅かすようにも感じられる。 危機感を感じた真人は声を発しようとしたが時既に遅し。瞳から目を反らす事が出来なかった真人は口が利けなくなってしまった。何故だ、催眠術にでも掛けられたとでもいうのか。意識までも遠のいて行く。あの時と同じだ、この町へ来たあの時と。あの時は音が聴こえなくなっってしまったが今度は喋る事が出来なくなってしまうのか。 このままではダメだ。真人は例のナイフを手に取りまた足の爪先を刺そうとした。だがその刹那、瞳が真人の手を握り制止するのだった。瞳はもう一度真人の目を見つめてから喋り始めた。 「貴方には負けたわ、これで術は解けた筈よ」 真
運動で 心までもが 春の空(笑) やはり体を動かすのはいい事ですよね。コロナの影響や仕事の多忙にかまけてここ数ヶ月は何もしていなかったのですが、昨日久しぶりにプールに行って来ました。 嬉しかった事 まずは受付で顔見知りのスタッフに「久しぶりですやん!」と言って貰えた事ですね。その人はプールで水泳を教えている時もあるのですが、流石に上手ですよね。案の定後になり入って来ましたが、マンツーマンで指導を受けている人の頑張って泳ぐ姿にも感動を覚えます。 自分がプールサイドに足を踏み入れると他のスタッフに常連の客、数人からも声を掛けて貰いました。自分のような人間にそこまでしてくれるのは本当には嬉しい限りです。 その中でも特に目を引くのはやはり高齢の親父さんですね。この人は既に80歳になるらしいのですが、とにかく元気で水泳も達者なんです。スピードは少し遅いですが平均以上のスピードを維持したままで何時
肌寒さ 何時まで続く 春情よ(笑) おはようございます。今日はまた「喜怒哀楽」の怒と哀の話です。月曜からこんなダークなテーマになる事をご了承願いたいと思います。 www.yomiuri.co.jp 本当にやり切れませんね。何故こんな事をするのでしょうか? どういう意図で? まるで十代の不良学生の所業だと思いますね。それも人がいない時に陰湿な嫌がらせという形で。 確かにコロナを怖れるが故の行為だとは思いますが、全国に蔓延るこのコロナ差別。何故人は差別をするのでしょうか? 単に人を蔑みたいだけ? 自分さえコロナに罹らなければ良いのでしょうか? 真に目指すべきはコロナの終息であって、自分だけが助かりたいかのような個人的で狭量な価値観は寧ろそれを妨害する事になると思います。 本当に嘆かわしい話ですね~・・・・・・。 自身の経験 コロナに関する記事は以前に綴った事がありますので参考にして頂ければ
七章 その晩あやは久しぶりに夢を観た。ストーリーははっきりしないが大蛇に喉を咬まれる夢だった。大蛇があやの体中に巻き付きいくら足掻いても身動き一つ取れない、そしていよいよ咬まれそうになった時夢は覚めた。 汗をかいて飛び起きたあやは素早く煙草に火を着ける。こんな怖ろしい夢を観たのは初めてだった。 だがそんな悪夢ごときに翻弄されるあやでもない、何時ものように二頭の愛犬にハグをして学校へ行く。この行程は何も変わらないのである。 学校では体育祭間近という事もあって頻繁にその練習が行われていた。あやは体育会系だったので練習には気が逸る。100mを六秒フラットで走り切るあやを見たみんなは歓声を上げて「流石はあや、あいつには誰も敵わねーな~」と褒めそやす。そんな声を聴いたあやは上機嫌で他の競技にも精を出した。 その日あやは食堂で昼食をとる事にした。体育祭の練習で腹が減ったのか何時もの弁当だけでは物足りな
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