教育研修基礎理論−分類整理 畑 彩土 ジョハリの窓 自分で自分を分析するときに注意しなければならないことが1つあります。 自己評価では、自分は”非常によくやっている”つもりでも、他人からはそうは見えない、という具合に、”つもりの自分”と”ハタ目の自分”との間にズレやギャップが生じやすいことです。 人間は、だれでも漠然とながらも、”自分とはこういう人間である”というイメージを持っています。これを「自我像」と言います。そして、だれでも自惚れもあれば、引け目もあり、これがとかく他人の見る目と自我像の間にズレを生じさせる原因になっています。 自惚れは、他人の目からすれば、単なる思い上がりにすぎず、引け目は思いすごしにすぎないことが少なくありません。人間には、このような自己防衛的な心理的メカニズムが働くので、どうしても自我像(自己概念)には盲点ができて、自己評価は歪んだものになりやすくなりま