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夏の料理
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西夏史、中央ユーラシア史、中国史、日本史から、歴史に関係のない日常のことまで、気になったことを記録しています。 先週から9月初めまでの予定で京都国立博物館で開催されている特別展、シルクロード 文字を辿って---ロシア探検隊収集の文物を見に行ってきた。概要は、京都国立博物館のサイト内の特別展覧会の案内にあるように、19世紀から20世紀初頭にかけて、ロシアが東トルキスタンから敦煌、カラホトにかけてを調査、探検した成果として、サンクトペテルブルクのロシア科学アカデミー東洋写本研究所に所蔵されている文物の中から文字資料を並べたというもの。 カロシュティー文字で書かれたガンダーラ語、ブラフミー系の文字で書かれたサンスクリット語、サカ語、トカラ語、ソグド文字、チベット文字、ウイグル文字、西夏文字、漢文と130点近い資料が並ぶ。また関連として、京都博物館などが所蔵する西魏からモンゴル時代にかけての招来さ
西夏史、中央ユーラシア史、中国史、日本史から、歴史に関係のない日常のことまで、気になったことを記録しています。 前話が連休前で、ひと月以上開いてようやく11話。今回は、塩州から少し隔てた塩の産地でもある関所のある小さな街での話。 南を目指す一行が出会った子持ちの西夏人の男は、街の郊外へ出かけて一日何か作業を行い、生成した塩を8樽持ち帰った。当話の真ん中あたりは、その様な描写だったと思う。製塩というと瀬戸内の塩田による海塩、ヨーロッパの大地深くから掘り出される岩塩、アフリカの干上がった塩湖から切り出される塩塊といったところを思い浮かべる。 話の舞台になる陝西北西部から寧夏東部にかけての地域の製塩は、塩水が原料ということなので塩田ということいなるのだろうか。関所の描写には菜園とも塩田とも見えるものが描かれている。内陸におけるこの種の製塩にはいろんな意味で縁が無いので、なかなか興味深い描写と思う
西夏史、中央ユーラシア史、中国史、日本史から、歴史に関係のない日常のことまで、気になったことを記録しています。 樺太で自決 女性交換手の無念 悲劇伝える資料など 石狩で展示 (北海道新聞) 終戦直後の樺太・真岡(ホルムスク)で旧ソ連軍が迫る中、真岡郵便局の女性交換手九人が集団自決した悲劇を伝える展示「永訣(えいけつ)の朝---樺太に散った九人の逓信乙女」が十三日、石狩市民図書館で始まった。 敗戦直後の樺太、ソ連軍の侵攻を目の当たりにして9人の女性が自殺したという真岡郵便局事件。何故自殺なのか、救うことはできなかったのか(居合わせた全員が自殺したわけではな)と考える一方で、では自分がその時代、その場所に居合わせたらどうだったのかとも想像する。 『戦陣訓』あるいはそれに類する「捕虜になるくらいなら潔く死ぬべき」という思想が、当時どの程度一般的であったのか自分は知らない。潔さという言葉に、事の終
西夏史、中央ユーラシア史、中国史、日本史から、歴史に関係のない日常のことまで、気になったことを記録しています。 嵐の予感!民族学者、「大チベットという国が存在した事実はない」と断言---中国(Record China) 一週間近く前のニュースでいくつかのサイトで話題になっていたが、興味のあるテーマなので少し考察をしてみた。この記事によれば、中央民族大学の喜饒尼瑪氏は以下のように述べたという。 ダライ・ラマが主張する『大チベット』とは現在の自治区だけでなく、四川省、甘粛省、雲南省、青海省を含めた地域を指すもので、これらの地域が中国の歴史上において『大チベット』であった事実はないさらに、これに続けて以下のよう述べている。 西蔵(現チベット自治区)」は元(1271年〜1368年)の時代には中央政府による直接統治下にある1行政区域として地図に画かれており、王朝や政権は変わっても、現在に至るまでずっ
紀元前900年代前後或いは紀元前300年前後までには建国してると思いますよ。 いや4/1ネタではなくて(笑) 西晋のAD279年~280年(呉滅亡年)にかけて戦国魏の王墓もしくは封君墓から発掘された『穆天子伝』という西周穆王の西域遠征の記録(太行山脈から天山山脈までの紀行文、一説に趙の武霊王の時代に編集されたとも)に、 宗周:長安附近の西周の都 西土:西域など 河宗の邦:オルドス 陽紆の山:陰山 河首:黄河の河源附近 崑崙の丘:崑崙山 庚辰、天子は宗周の廟に大朝し、乃ち西土の数を里(はか)る。 曰(ここ)に、宗周テン水より以て西して、北のかた河宗の邦、陽紆の山に至る、三千有四百里なり。 陽紆自り西のかた西夏氏に至る、二千又五百里なり。 西夏氏より珠余氏に至り、河首に及ぶ、千又五百里なり。 河首襄山より以て西して、南のかたショウ山、珠沢、崑崙の丘に至る、七百里なり。 ~(中略)~ 各行数を兼
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