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分厚く重い書籍であるため持ち歩くことはできず、ずっと敬遠していましたが、読み始めてみると、驚くほど読みやすい文章で、実質2日で読了してしまいました。2013年頃に図書館で言語論的転回、特に野家啓一氏との論争の部分だけ読んだ時、小難しい議論で時間のかかる本だとの印象を持ってしまいました。今年春も、『歴史・文化・表象――アナール派と歴史人類学』掲載の二宮宏之氏と柴田三千雄氏との対談で、遅塚氏は、特に因果論にこだわってたため、(アナール派の社会史の人だとは思っていましたが)、基本的に、歴史学が「科学」であることに歴史学の史実性・客観性の根拠の権威を求めるタイプではないか、との先入観ができてしまっていたためです。 今回ちゃんと完読してみて、以上の認識は大きく改められました。本書は、300頁くらいまではするする読めました。このまま徹夜して一気に完読してしまおうか、と思ったくらいです。著者の書き方は、
の5種類に分かれているように思われます。実際には、著者の関心やキャリア(例えば教科書や中高教育の教科書作成に関わっているとか、著者が特定の方法論に深く関わっているとか)によって、これらの区分にまたがった書籍が多いため、書籍をきれい分野ごとにわけられるわけではありませんが、内容的には、おおむね上記5種類に分かれるように見えます。以下は、上記区分を念頭に置いた方法論書籍案内です。
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