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目の前で、世界の在りようがみるみる変わっていく。そのことにいちいち驚いたり怖がったり戸惑ったりしながら、新作映画の制作を開始した年が僕にとっての2020年でした。 4月に企画書をなんとか書き上げ、プロットを6本重ね脚本を3度書き直し8月に最終稿としてまとめ、それからは今日に至るまで毎日絵コンテを描き続けています。ぎりぎりの息継ぎで泳ぎ続けているような気分のまま、完成にはまだたっぷり1年以上がかかりそうです(2021年中に正式な制作発表を行えればと考えています)。たった2時間程度のアニメーション映画を作るのに、なぜこれほど時間がかかるのだろう。数ヶ月でがらりと変わってしまうような世界の中で、相も変わらずこんな時間の使い方をしていて良いのだろうか。死に際に後悔してしまうのではないか。いくつものそんな情けない疑問からも未だに自由になれないまま、でも他に出来ることもないしなあ……と半ば諦めたような
2010年代が、終わります。 僕にとっては奇妙に間延びしたような10年間でした。2010年に娘が生まれ、翌年に震災がありました。自分の2010年代はその2つの出来事によって決定づけられたような気が、今となってはしています。人生の主役はだんだんと子供に移っていく。同時に、自分の住んでいる国の地面は揺れ続け、日常はいつ途絶えてもおかしくない。なにかをゆっくりと諦めるような、あるいは自分ではコントロールできない事象の平安をただ願うような、そんな気分のもとで『星を追う子ども』『言の葉の庭』『君の名は。』『天気の子』という4本の映画を作ってきました。 10年間そのように自分を覆っていた霧のような淡く不透明なムードは、しかし『天気の子』を2019年に公開できたことで、すこしだけ晴れたような気がするのです。あるいは、そういう気持ちでいることの「気が済んだ」ような気が、どこかしています。それはひとえに、映
昨年末にもここに書いたとおり、僕にとっての2018年は『天気の子』の制作だけの1年でした。企画も脚本も絵コンテも考え尽くしたつもりの作品ですが、それでもまだ、来年夏の公開を想像することはどこか怖いです。『君の名は。』の公開後にはずいぶんたくさんの人たちから「新海さんは次の作品が勝負だね」との言葉をいただいたのですが、「そう言われればまあそうだよな」という気分が、ずっと薄く残っているのかもしれません。 でも──とも思います。思い返してみれば、僕はデビュー作でも「次こそが本当の勝負だよ」と言われ、その後16年間、作品を出すたびに同じ言葉を言われ続けてきたのです。その言葉に「どこまでやれるのか見てやろう」という淡い期待がわずかでも含まれているのだとしたら、『天気の子』の後も、「本当の勝負は次だよ」と言ってもらえるだけでもう十分なのかもしれない。それを繋げていくしかないのかもしれない。思い切ってそ
下の画像は映画『君の名は。』で最初に描いたイメージイラスト(企画書の表紙)です。そこから2年後の2016年8月に本作は劇場公開され、年末の12月現在でも、全国の多くの映画館でロングランが続いています。当初の願いや予想を遥かに超えて、『君の名は。』はとても遠くまで、多くの方に届いた映画になりました。感謝にたえません。 このサイトを見てくれているような「あなた」ならば、まさかこんなことになるなんてと驚いたことでしょう。「新海の映画がヒットするなんて」と。その通り。僕も「あなた」と同じように驚いています。僕自身は2002年の『ほしのこえ』からたいして変われていないのだから、これはもう素晴らしいスタッフの力と、ずっと僕の作品に付きあってくれてきた「あなた」のおかげに他なりません。 2017年は僕にとっては新しい映画を作り始める年になります。「またゼロから始めるのか」とやや途方にもくれますが、未だ語
『君の名は。』の脚本を書きはじめたばかりの頃、プロデューサーから「今作の音楽は誰とやりたいか」と問われ、実現の可能性を考えもせずRADWIMPSが好きだと答えました。その後、思いがけず野田洋次郎さんにお会いする機会に恵まれ、正式に一緒にやろうと決まった時から今この瞬間まで、ずっと夢を見ているようにしあわせです。 僕がRADWIMPSを知ったのは8年ほど前です。たまたまロンドンに滞在していた頃で、歳の離れた学生の友人から教えてもらったのだったと思います。聴いてみて、すぐにファンになりました。大袈裟な言い方かもしれませんが、1曲ごとが未知との出逢いでした。例を挙げればきりがありませんが、ひとつだけ触れるとすれば、たとえば『ふたりごと』。まるで小さな動物の鼓動のように悲しげに速いギターリフが、「わたしの命はすべて嘘に……」という洋次郎さんの切なげな声の間で、一瞬だけ途切れます。耳にした瞬間、息が
劇場長編アニメーション映画『君の名は。』の制作を始めたのは、2014年の夏でした。着想のきっかけはいくつかありましたが、ひとつは小野小町の有名な和歌です。 「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせばさめざらましを」 好きなあなたを夢で見た、夢だと分かっていたならば目覚めなかったものを——そういう歌です。 新作映画『君の名は。』は、現代の日本を舞台にした、少年と少女の物語です。少女・三葉(みつは)は山深い田舎に暮らしていて、少年・瀧(たき)は東京都心の高校生。面識のないはずの彼らが、ある日互いの夢を見ます。それもものすごく具体的に、相手の生活そのものを体験する夢です。その夢に隠された秘密はいったいなんなのか——そんなところから、物語は始まります。現時点ではまだこれ以上の詳細はお伝えできませんが、思いきり楽しくて切なくて、生活の細部がそのまま宇宙の広がりにまで繋がっていくようなスケール感が
「彼女と彼女の猫」について 本作は1999年の初夏から初冬にかけて作成した五分弱の自主制作アニメーションです。一人暮らしの女性に拾われた猫の視点から彼女の日常生活をモノトーンでリミテッドなアニメーションで描いています。 当時使用していたマシンの性能は2010年前後の水準から比べると1/50にも満たない程度でしたが、PhotoshopやAfter Effectsといった基本的なソフトウェアは既に出揃っていました。自宅で映像作品らしきものを作れるということ自体にひたすら喜びがあった頃です。完成した本作は音楽担当の天門さんと共にCD-ROMの形で同人販売を行っていました。 また、本作は第12回DoGA CGアニメコンテストにてグランプリをいただきました。 コメント こんな素晴らしい作品なのにコメントが全くない…なんて。 私が初めてのコメントなのでしょうか? 僭越ながら、あまりにも感動したのでコメ
Z会グループの運営する静岡県三島市・大岡信ことば館において、「新海誠展 ―きみはこの世界の、はんぶん。―」が開催されることになりました。 本展では、僕の作品から日常を舞台にした4作品、初期自主制作短編『彼女と彼女の猫』、連作短編『秒速5センチメートル』、最新作『言の葉の庭』、Z会CM『クロスロード』が取りあげられます。絵コンテや原画、背景美術、未公開のメイキング画像、さらに「ことば館」ならではの、作中の台詞や言葉のユニークな造形展示がなされます。また『クロスロード』については、本展のためにキャラクターデザイナーの田中将賀さんと一緒に描きあげたポスターイラストのメイキング映像、さらに本編のメイキング映像も編集いたしました。夏休みを挟んでたっぷりと開催期間がありますので、よろしければぜひ足をお運びください。 詳細は大岡信ことば館のページ(http://kotobakan.jp/exhibiti
花澤さんのライブ「花澤香菜 live 2014 “25”」のパンフレットに、イメージボードを3点寄せさせていただきました。 花澤さんとは、「言の葉の庭」で雪野役を演じていただいて以来のお仕事。彼女の過去から今にいたるまでのお話をじっくりお伺いして、さらに花澤さんのアルバム「25」を繰り返し聴きつつ、3枚のイラストを描かせていただきました。どのようなイラストか、ぜひライブのパンフレットでご確認くださいね。ライブの詳細はこちら(http://www.hanazawakana-music.net/live2014/)です。
【キャスト】 佐倉綾音 小野賢章 田中正彦 又村奈緒美 赤澤涼太 安部亮馬 土屋真由美 小見山佳巳 【脚本・絵コンテ・演出・監督】新海誠 【キャラクターデザイン・作画監督】田中将賀 【原画】岩崎たいすけ 冨岡寛 下谷智之 山下祐 田澤潮 林宏一 鈴木海帆 田中将賀 【第二原画】山本早苗 飯塚葉子 【美術監督】渡邉丞 【背景美術】丹治匠 馬島亮子 瀧野薫 渡邉丞 【動画検査】玉腰悦子 【動画】鈴木香理 黒田亜理沙 保志佳子 西田寛史 芝崎みゆき 田中立子 動画工房 Orange Animation Co., Ltd WHITE LINE DR MOVIE 【色彩設計】三木陽子 【色指定・検査】久力志保 【仕上】関根里枝子 戸塚千夏 Orange Animation Co., Ltd WHITE LINE DR MOVIE 【撮影】三木陽子 李周美 新海誠 【3DCG】竹内良貴 【音楽】『クロ
イラスト:秦 基博「言ノ葉」Music Video - Makoto Shinkai / Director's Cut - より アニメーション映画「言の葉の庭」の小説版が、『ダ・ヴィンチ』2013年9月号(8月6日発売)より連載開始となります。自分の原作映画を自身で小説化するのは、『小説・秒速5センチメートル』以来の2作目となります。 46分の映画「言の葉の庭」は、最初から中編の物語として発想したものです。その最初の原型は四百字詰め原稿用紙にして20枚程度のスケッチ文章で(『ダ・ヴィンチ』2013年8月号掲載)、これを小説として体裁を整えたものを3回程度の連載に膨らませ自分で書いてみたいという気持ちが当初からありました。というのは、「言の葉の庭」はとても文章的な映像作品であるからです。 たとえば雨の描写。映画では「二人の間をカーテンのように隔てる雨」という文字列のイメージがまずあって、そ
よくいただくご質問なのですが、実はいつも答えに困ります。物語にも映像にも音響にも全て力を込めているつもりだからです。逆に、一要素だけが突出してしなわないように作品全体のバランスをとるのも監督の仕事です。 アニメーション映画に求めるものは観客それぞれに違うと思いますし、僕自身としてはいつもベストなバランスで作品を作り上げたつもりで(その時は)いますので、実際に作品が公開されて観客からの感想が届き始めるまでは、どこが優れていてどこに欠陥がある作品なのか、自分では分からなかったりするんです。
野村不動産グループによる「プラウドボックス感謝祭」、そのシアター映像として作らせていただいた作品です。約6分40秒。課題としていただいた「未来」「家族の絆」という大きなテーマを、どのように短い時間で娯楽アニメーションの枠組みの中で語るかに腐心しました。そのためのキーとして本作で用いているのは、平野文さんによる「語り(ナレーション)」です。ナレーションを状況説明や心理描写に留めず、作品の構造そのものとして使うことを試みています。シンガーの和紗さんによる美しい主題歌や映像スタッフの力量とも相乗して、繰り返しお楽しみいただける短編作品になり得たのではと思っています。 「だれかのまなざし」は東京での「プラウドボックス感謝祭(2013年2月10・11日)」、大阪での「プラウドタイム感謝祭」(2013年2月16・17日)での限定公開でした。その後、2013年5月31日に公開された映画「言の葉の庭」と同
5/31に公開を控えた「言の葉の庭」(公式サイト)。前回はセルの塗り分けについて解説しましたが、ここでは物語のもう一つの主役と言うべき雨の表現について解説します。 とはいえ、本作での雨表現はおそらく他の多くの国産2Dアニメーションとほぼ同じソフトウェア、同じ手法でなされています。Adobe After EffectsとTrapcode Particularの組み合わせです。プロの方には新鮮味を欠く記事かと思いますが、アニメ制作に興味ある若い観客の一助になればとの思いで解説します。 画像中の解説の通り(クリックで拡大)、雨表現の基本的なパターンは雨本体+着地または着水した時の反射、波紋です。「言の葉の庭」ではこれらに様々なバリエーションを持たせることで多彩な雨を表現しています。 予告篇でも使われている水たまりのカットです。「言の葉の庭」では限られた作画枚数(制作予算)をなるべくキャラクターの
いよいよ「言の葉の庭」の予告篇が公開されました。映像が美しいと言ってくださっている方もいてとても嬉しいのですが、具体的にどう綺麗なのかはあまり言及していただけませんので、自分で解説することにしました(笑)。「言の葉の庭」では環境光を意識した光の回り込み(反射色)をキャラクターに描き込んであるカットが多くあります。他にもビジュアル的な見所はいつくかありますが、今回はこの反射色を解説します。 画像中で解説している通りですが(クリックで大きくなります)、一般的なアニメーションでの塗り分け(ノーマル色、1号影)に加え、反射色の塗り分けを加えていること、更にそれぞれの色に沿って輪郭線にも色を付けていることが「言の葉の庭」の絵作りの特徴的な部分です。 これらはコンポジット時の自動処理ではなく、全てレイアウト・原画時に手作業で設計しペイント時に反映させます。技術的に特に難しいことをやっているわけではあり
新作アニメーション「言の葉の庭」の公式サイトと予告篇が、明日(2/21午前中)公開になります。それに先立ち、このサイトを見てくれているような僕の過去作をある程度知ってくださっている方々に、ひとつお伝えしておきたいことがありこのエントリーを書いています。 実は「言の葉の庭」のBGMは、お馴染みの天門さん作曲ではありません。柏大輔さんにご担当いただいています。「天門曲あっての新海作品ではないのか」と思われる方もたくさんいらっしゃると思いますので(僕もわりとそう思います)、ここに至る経緯をお話ししておきたいと思うのです。 きっかけは2007年の夏に柏さんからいただいたメールでした。「秒速5センチメートル」を観た、大げさではなく人生においてこの作品に出会えて本当に良かった、という文面に続けて、「私事で大変恐縮だけれど自分は音楽を作っているのでアルバムを聴いていただけないか」と書かれていました。こう
初めて「恋」の物語を作っている。すくなくとも自分の過去作では描いてこなかった感情を、本作ではアニメーション映画の中に込めたいと思っている。企画を立ち上げる時に思い出していたのは、例えば次のようなことだ。 この世界には文字よりも前にまず───当たり前のことだけれど、話し言葉があった。文字を持たなかった時代の日本語は「大和言葉」とも呼ばれ、万葉の時代、日本人は大陸から持ち込んだ漢字を自分たちの言葉である大和言葉の発音に次々に当てはめていった。たとえば「春」は「波流」などと書いたし、「菫(すみれ)」は「須美礼」と書いたりした。現在の「春」や「菫」という文字に固定される前の、活き活きとした絵画性とも言えるような情景がその表記には宿っている。 そして、「恋」は「孤悲」と書いた。孤独に悲しい。七百年代の万葉人たち───遠い我々の祖先───が、恋という現象に何を見ていたかがよく分かる。ちなみに「恋愛」は
以前のエントリーでもお知らせしましたが、今年は「ほしのこえ」を公開してから十年になります。それを記念して、有志の方々が記念同人誌「ほしから星へ」を作ってくださることになりました。 コミックマーケット82にて、8/10(金)東地区「フ」ブロック-45b、サークル名「みぎめ」にて頒布予定とのことです。 僕は表紙のイラストを描き下ろさせて頂きました。その他にロング(なのかな?)インタビュー、「ほしのこえ」制作にあたっての各種メモ書き、原画、そして幻の(と自分で言うのもなんですけど笑)、「ほしのこえ」と「秒速5センチメートル」の前身とも言えるような未公開作品の企画書を提供しています。 もちろん、それ以外にも様々な方々による多彩なページがあるはずです。 さらに、一般の方々からのゲスト原稿も募集しているとのこと。7/7までとのことであまり時間はありませんが、「ほしのこえ」に思い入れを持ってくださってい
【ごあいさつ】 2002年4月19日、17時の回の「ほしのこえ」DVD発売イベントに足をお運びいただき、誠にありがとうございました。お陰様でイベント全体としては盛況のうちに幕を閉じることが出来ましたが、この回のお客様につきましては、私たちの不手際により予定しておりました製作実演とトークライブが出来なくなるという大変なご迷惑をおかけしてしまいました。 このCD-ROMは、過日のお詫びといたしまして、4月19日17時のお客様用に新海が製作いたしました「ほしのこえ」メイキングCD-ROMとなります。ライブでの製作実演とHTMLでの閲覧というメディアの違いがありますので、収録内容はトリウッドでのイベント内容とは一部異なることをご了承ください。 また、「ほしのこえ」の最新情報は新海誠のホームページにて随時お知らせしております。よろしければ併せてご覧ください。(2002/05/01 新海誠) 【初期イ
自主制作アニメーション「ほしのこえ」を初めて公開したのがちょうど十年前、2002年2月2日下北沢「トリウッド」に於いてでした。手探りで作った稚拙な作品であると今も当時も思っていますが、その後の自分たちの人生を決定づけた強い思い入れのある作品でもあります。 十年の記念として、当時トリウッドで座席数分42枚だけ配布したメイキングCD-ROMの内容をここに掲載します。イベントに参加してくださった方42名限定のCDでしたが、十年経つということで、あのイベントにご参加くださった方は(もしここを見ていらっしゃったとしたら)ご容赦下さいませ。 htmlは当時のまま手を付けておりませんのでリンク切れ等もございます。メイキングの内容も今となってはひたすら古いものですが、当時の熱のようなものは滲んでいるかもしれません。こちらのページからご覧ください。
大成建設テレビCM「ボスポラス海峡」篇について 本CMは2011年12月から放映されました。トルコの海峡鉄道トンネルの土木建設現場でひたむきに努力する、大成建設の女性技術者の姿を描いた30秒の映像です。 アニメーションの制作は土屋堅一をはじめとした「星を追う子ども」のスタッフ。主題歌は熊木杏里さんに美しい一曲を書き下ろしていただきました。ヒロインの声は黒川芽以さん。力強いナレーションがキャラクターに実存感を付与してくれました。 見ていただきありがとうございます。 背景美術や色指定画像については、掲載しているものが実際の作業サイズでもあります。「星を追う子ども」もこのサイズで作っています。意外に小さいと思われるかもしれませんが、フィルムやBlu-rayのフルHDには十分な大きさでもあります…が、他スタジオの劇場版だともっと大きいのかもしれませんね。 熊木さんの「ファイト!」、フルバージョンも
minoriオープニングムービーについて minori作品ゲームのオープニングムービーを何本か監督させていただきました。 自分のオリジナル映画のあいま合間に短編制作を挟み込むような感覚で、気持ち的にも技術的にも自作・minori作品間には相互にフィードバックがありました。音楽に合わせて映像を組み立てていくPV制作はとても楽しいのです。 ブランド“minori”の第一弾ソフトであり、僕が最初に担当させていただいたオープニング映像です。「ほしのこえ」を作るために会社を辞めた直後にいただいたお仕事で、当時の臨時収入にはずいぶん助けられた思い出があります。一人で一ヶ月ほどで制作した映像ですが、基本的には鉛筆線画にデジタルの薄塗りの画面で、これで許されていた(かどうかは分かりませんが)というのはずいぶん牧歌的な時代だったなあとも思います。 オープニングと劇中ムービーの2本を担当しました。「ほしのこえ
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