金曜日に国会図書館関西館で行われた、レファレンス協同データベースの参加館フォーラムに参加してきた人からメールで内容の一部を教えてもらった。プログラムの中には井上真琴氏の発表があったらしいのだが、その中で「レファ協に入力するなら、なんなるQ&Aのような事例では役に立たない。図書館員が事例を蓄積するなら、典拠を示すことはもちろん、何をどう使うのか、なぜそれを使うのかという調査の考え方あるいはプロセスが分る形で登録するべきだろう」という趣旨の話をされたらしい。レファ協はレファレンスの事例を共有データとして蓄積することによって、レファレンス担当者や利用者に有用な知識を提供するだけでなく、図書館員のレファレンス能力の向上に寄与することを目的としている。その意味で、上記の発言はその通りだろう。しかしこの発言からは、単なるレファ協への関与の仕方を問われるだけではなく、もっと根本的に図書館員としてのあり方