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買ってよかったもの
shosho19890418.hatenablog.jp
ナミビアから南アフリカ・ケープタウンまで、韓国人4人と一緒にレンタカーで移動した。その前もほかの韓国人と旅していたので、アフリカ約2カ月のうち1カ月ちょっとは韓国人といたことになる。 韓国人としっかり触れ合うのは人生で初めて。慰安婦問題や領土問題などで手放しで良好な関係とはいえない隣国、同世代はどんな感じなのかとても気になる。一緒にいて「へえ」と思うことも多々あり、旅の軌跡ともに印象的だった話をご紹介。 エチオピア、タンザニア、ウガンダと一緒に旅していた韓国人の投資家、ウチュンと別れ、しばらく一人旅。キリマンジャロのふもとの街・モシのレストランで韓国人カップルと友達になった。ダルエスサラーム、ザンジバル島に寄る同じルートだったので、一緒にバス移動することになった。ザンジバル島でさらに韓国人2人が加わり、そこから5人で南アフリカまで南下した。 ナミビアまで一緒に旅して、このグループでレンタカ
例えばミャンマーの化粧の一つである「タナカ」は、特定の文化感覚に基づく美しさだと思う。欧米の美しさに慣れた僕らにとってみれば、ほっぺに白粉をべたっと塗る化粧はちょっと理解できない美しさだ。下唇に大きな穴を開けて皿をはめ込んだ迫力の民族、ムルシ族はそういった美しさの最たるものだと思う。 ムルシ族に会うのは大変 どうしてもムルシ族を見たかった。暴動により、非常事態宣言が出たエチオピアでは、公共バスが所々運行しておらず、バス移動は危険との情報もあってエチオピアーケニア間は飛行機を使う人もいた。 ムルシ族を見るには、少数民族が点在する南部のジンカを拠点とする。公共バスやミニバスを乗り継いで行かなければならない。首都のアディスアベバから公共バスで到着したアワッサで一泊、ミニバスで向かったアルバミンチで一泊、アルバミンチからミニバスで7時間ほどでようやくジンカに到着した。 ジンカに着いたが、、、 そこ
故人の絵を記したルーマニアの陽気なお墓、石像が美しいウクライナの墓地。どういうわけか墓地というものに興味がある。イスラム教国のスーダンでは、墓地の中心で踊り狂う「ジキルダンス」という行事があるそうだ。これが予想を超えて素晴らしかった。 スーダンのジキルダンス スーダンの首都・ハルツームから車を走らせて約30分のところに、周辺で最大のジキルダンスが行われる街、オンドルマンがある。イスラム教の服に身を包んだ人々が、こんもりと人型に盛り上がった土の間を縫うように歩き、中心のモスクに向かう。流れに従ってモスクに近づくと、人だかりが見えてきた。 楽しそうな音楽に誘われて人垣をかき分けると、5、6人がタンバリンを手に満面の笑顔でぐるぐると歩き回っている。それを囲む観衆も笑顔でとても楽しそう。これまで見てきたイスラム教徒がお祈りする姿はなんだか近寄りがたい雰囲気だったけど、みんなやけにフレンドリーだ。写
スーダンでの仕事は二つ。スーダンに滞在していることを証明する外国人登録と、次の国エチオピアビザを取得すること。こういう七面倒臭いことは慣れたつもりでしたが、さすがと言いましょうか、一筋縄ではいかないね、アフリカ。 青空ベットホテルを未明の4時に出発し、延々と続く砂漠を駆け抜けてスーダンのハルツームに着いたのは夕方の5時。予定していたホテルが満員だったが、なんとか頼み込み、しばらく使われていない、ものすごく暑そうな部屋に泊めてもらうことにした。早速買った蚊帳を張り張り。 外国人登録 しかし暑くて、蚊が痒くて眠れなくて、朝5時に目覚めてしまった。せっかくなので24時間開いているという外国人登録に行くことにする。これがもう大変。 ブログ等の情報では外国人登録は空港内の窓口で行う。ちょっと苦労して探した窓口で、「レジストレーション」と職員に伝える。どの飛行機に乗ってきたのかと職員を訪ねられ、「いや
アフリカ大陸の真ん中に突入していくときに、スーダンを陸路で通るか、その先のエチオピアやケニアに飛ぶか。主にこの二つの選択肢があるらしい。これといった魅力が見当たらないスーダンだけど、エジプトからスーダンまでの陸路国境越えだけで、僕は十分満足したのであった。 スーダンの魅力のなさが半端ない スーダンはというと、観光地がない。ガイドブック「地球の歩き方」すらなく情報がない。めちゃくちゃ暑い。40度をゆうに超える。Wi-Fiとか全然ない。なんだか危なそう。陸路移動が2日間掛かり大変。ビザにお金がかかり、外国人登録という意味不明な手続きを入国後にしなければいけない。さらにスーダンに行った記録があると、アメリカに渡航しにくくなる。 でも行ってみたいスーダン つまり、大変なわりに見返りが少なさそうな国なのだ。多くの旅人がスーダンを通る理由は、日本に帰ったときに「アフリカ縦断は全部陸路で!!」と、ことも
エジプトに滞在して10日間。完全に甘かった。「あれ、エジプト人全然うざくないじゃーん」とかなんとか書いていたけど、やっぱりうざかった。というよりも、うざい人の割合はインドよりも格段に少ないけど、うざい人の濃さが超濃厚ラーメンという、胃の調子を整えて接さないと腹痛を起こしそうな感じの濃厚具合だったのである。 ※スーダンビザとかレートとかは一番下 もう10月である。エジプトのアスワンではスーダンビザが目的。取得3日間という情報が5日間になっていたり、「日曜日にこい」っていわれたのに「今日はイスラムの新年で祝日だったよー、てへ」ってもらえなかったり。あれよあれよと一週間が過ぎた。朝起きて、伝統のファストフード「コシャリ」を日本円で70円を食べ、地元民でにぎわう喫茶店でぐだぐだする毎日を過ごすうち、「やっぱエジプト人うざい」という結論に至った。 パスタ、コメ、豆が入ったコシャリはただ腹を膨らませる
エジプトと聞き、何を連想しますか。ピラミッド、ラクダ、ミイラ。一大観光立国であるとともに、実は、世界三大うざい国の一つでもある。そんな不名誉な枕詞を付けられているが、僕はこの国が一瞬で気に入った。民度の高いヨーロッパゆるゆるの旅を終え、緊張と期待のアフリカ編の始まり始まり~。ちょんちょん あれ、全然うざくない 空港に着いて、外に出ると、アラブな感じのおっさんがたくさん待ち構えていた。久しぶりの客引きだ。こちとら、インドの客引きとも戦ってきた身だい。かかってこい。 客引きのおっさん「タクシー?」。「ノー!バス」。「オッケー」とかさらりとバス停を紹介してくれる。あれれ。マーケットを歩いても、しつこい人が少ない。 インドの場合 もう一つの「うざい国」のインドのバターンを思い出してみる。 「首飾りいらない?」「いらない」。 「オッケー!20ルピー?」「ノー」。 「いくらならいるの?」「いや、そもそ
ギリシャの首都・アテネに到着し、背中の発疹を治療するため、病院に行くことにした。放漫経済でEUのお荷物になっている感のあるギリシャの人々は、見た限りぜんぜん働かない。1分1秒でしのぎを削る、なんとなくぎすぎすとした日本人にとってそれは「もっと働けよ」と言いたくなるのと同時に、うらやましくもあった。 保険会社の対応はさすが 背中が痛い。10日くらい前から、左背中に10数個くらい発疹ができた。ネットで見る限り、帯状疱疹という病気で、疲れから水疱瘡ウィルスが暴走するというもの。腕も周りもひりひりする。 少しずつ症状は良くなっている気がする。でも変な病気だったら嫌なので、病院に行くことにした。保険会社に連絡すると、マネーレスの病院を紹介、ギリシャ語の電話通訳を手配してくれ、至れり尽くせりの対応。 電話ができないうまを使えると、メールで連絡を取り合ってくれた。電話から病院手配まで一時間ほどで、まった
紆余曲折あってやってきたトルコ。4日間の滞在だけだったけど、人よし、雰囲気よし、動物よしでめちゃくちゃ気に入った。ISのテロや、軍部のクーデターがあって治安について少し心配してたけど、2万円分の価値は十分ありでした。 インドの犬と、トルコの犬の格差・・・ ブルガリア・ソフィアからバスで約10時間、早朝に到着したイスタンブールで出迎えてくれたのは、イヌ。 トルコの犬さん、猫さんは超人懐っこい。歩いていると、前を歩いて先導してくれる犬も。違う道に逸れても、ちゃんと振り返ってついてくる。かわええ。耳には狂犬病の注射を打つなどされて管理番号のタグが付いていて、地域で育てている感じに、ほっこりした気持ちになる。 アジアと言えば、カラス並みの扱いを受けている犬。一番極端だったインドの犬は痩せて、いつも疲れ果てていて、近づきがたい。さらに、狂犬病をうつしてインド人を殺しまくってる。トルコでは野生と思われ
オーストリアといえば音楽で、ハンガリーといえば温泉らしい。そういうことなので、すっかり飽きてしまったヨーロッパの雰囲気。広場を中心に旧市街が広がっていて、教会やら博物館やらある感じ。そこらへんは無視して、面白そうなとこだけいってきた。 東欧、北欧、中欧とくるくる回ってきたけど、ヨーロッパみんな大体同じ感じじゃないか。川あって、旧市街の中心に広場あって、周りに教会やら。もういいってなったので、ここだってとこだけ観光しているこのごろ。みんな飽きないのかな。 ウィーンの音楽の家 まずはオーストリアの首都ウィーンで、たくさんのっクラシック音楽の作曲家や演奏家を輩出しているらしい。音楽の家というのが楽しそうなので、行ってきた。14ユーロ高い。 位置によって音の聞こえ方違ったり、音の聞き取り方解説してあったり、初心者から玄人まで音楽に楽しめる感じが楽しい。 げっぷとかあくびとか、いろんな音が聞ける。東
アウシュビッツ強制収容所を訪れた直後に読み始めたヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」を読み終えた。思っていた本と全然違った。ホロコーストについて記述した本なので、強制収容所の凄惨な描写が中心だと思いきや、人に対する優しくも厳しいメッセージにあふれた本だった。 「夜と霧」について ナチス・ドイツによる強制収容所を体験した心理学者が、収容所生活の様子、被収容者の心理の変化を分析して書いた。1947年に出版され、日本語版は1956年に初版。1977年に新版を2002年に新訳版として発行された。「収容」「収容所生活」「収容所から解放されて」の3部構成。2000年末の「21世紀に伝えるあの一冊」というアンケートで翻訳ドキュメント部門で3位。フランクルはオーストリア・ウィーンに1905年に生まれ、1997年没。 夜と霧 新版 posted with ヨメレバ ヴィクトール・E・フランクル みすず書
「ある朝、グレゴール・ザムザが夢から覚めると、自分がベットの上で一匹の巨大な毒虫になっていることに気付いた」。フランツ・カフカにぴんと来なくても、代表作の「変身」のこの書き出しを知らない人はいないでしょう。せっかく立ち寄ったので、カフカ出身の地チェコ・プラハで足跡を辿った。 ※情報は一番下にまとめました。 フランツ・カフカについて 1884ー1924。チェコ・プラハ出身のドイツ語作家。ユダヤ人。保険局員で働きながら執筆活動、長年闘病した末、結核で死去する。孤独感や不安、不条理を題材に扱った作風で知られ、代表作に、変身、審判、城。日本では、カフカから影響を受けた村上春樹が2006年、フランツ・カフカ賞をアジアで初めて受賞。 読んだことがない人がいないくらい有名な「変身」は、不条理が主題の一つとなっているかわいそうなお話。朝起きたら毒虫なっていて、今まで養ってきた家族から疎まれてしまい、りんご
7月末、相模原市の障害者施設で殺傷事件を起こした容疑者は、ナチス・ドイツの思想を受けたという。「恐ろしい考え」と切り捨てたらそこでおしまいだが、「障害者は生きる価値がない」という優生思想は、70年以上前の時代特有のものでなく、弱い心を持ってしまったら誰しも持ちかねないと思う。特定の人間に対し「生きる価値なし」の思想を徹底的に押し通したアウシュビッツ収容所を訪れた。 収容所は現地の公式ガイドツアーを申し込んで、見学した。 効率よく人を殺す死の工場 第二次世界大戦時、ドイツ・ナチスの支配地域のちょうど真ん中に、アウシュビッツ・ビルケナウ収容所は位置していた。「不必要な人間」を効率よくシステマチックに全滅させるため、ナチスは知恵をしぼり、ユダヤ人、障害者、少数民族、セクシャルマイノリティーらを各地から集め、殺した。 収容所だった各棟は写真、犠牲者の遺品を展示するために使われている。何もないただの
僕自身20代後半戦ということで、備忘録も兼ねて、おすすめ10冊を選びました。偏りはあれども、他の本、作家が紹介しているなど教養としてぜひ読んでおきたい必読書だと思います。文学、ノンフィクション、学問に分けました。そのうち海外編もやりたいと思います。 純文学 山月記・李陵 山月記・李陵 他九篇 (岩波文庫) posted with ヨメレバ 中島 敦 岩波書店 1994-07-18 Amazon Kindle 楽天ブックス 1942年発行の短編小説。中国が舞台で、詩人の夢破れて虎になった秀才の李陵の話。無駄のない漢文調の文章はめちゃくちゃかっこいい。己の虎になった理由を振り返っての「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」という言葉は誰もが記憶に刻まれているはず。 掲載している教科書も多いので、知っている人も多いと思うが、ほかの作品とも合わせて、ぜひもう一度読み返してほしい。 金閣寺 金閣寺 (新潮文庫
ペットボトルのコーラが3ユーロ(約300円)が平気ではびこるフィンランドは、貧乏人の旅人にとっては鬼門中の鬼門。しかしムーミンワールドやサンタ村、北極圏、オーロラが見れるなど見所もたくさんで、近くに来たのなら避けてしまうのはもったいない。寿命が縮まっていいなら、ぜひ参考に。三十歳以上はやめときましょう。 ムーミン、サンタに会えれば十分でしょ 超貧乏節約モデルコースは、首都・ヘルシンキ、ムーミンワールドのあるナーンタリ、サンタ村と北極圏に位置するロバニエミを巡ります。これ巡れば十分でしょ。 エストニアからフェリーが出ています。フェリー会社によって違いますが、10ユーロ代から30ユーロ代でした。早めに予約すればするほど、安いようです。Wi-Fi、充電可。 宿は空港でしょ 一番の難関は宿の確保です。調べると、最安で30ユーロ以上と貧乏人を殺しに来ています。ロバニエミは50ユーロだそうです。一泊3
バックパッカーなら暇な時間はもちろん読書です。沢木耕太郎の「深夜特急」のような、代表的な本は省きました。小説中心。もし興味を持ってもらえたら、空港にある書店では手に入らないかもしれません。大型書店で探してください。 一人の長旅を想定して選びました。選んでみると、「この作家なら旅でこう思う」っていう感じの本が多いです。 反逆する風景 辺見庸 反逆する風景 (鉄筆文庫) posted with ヨメレバ 辺見 庸 鉄筆 2014-10-30 Amazon 楽天ブックス 作者が共同通信の記者時代に書き、嵐の櫻井翔がおすすめしたい本に選んでいたノンフィクションの「もの食う人びと」は有名。「もの食うー」は新聞連載もされましたが、「反逆ー」は普通なら見落とすような意味化できないエピソードが圧倒的な筆力で紹介されています。 足のないインド人が爆走する姿は圧巻でした。この本を「どのような本か」って分類した
不眠大国日本。眠らない夜の過ごし方は人それぞれですが、誰にも邪魔されない静かな夜こそ、心にしみる本があるはず。ランキング形式でおすすめを紹介します。 かくゆう僕も、冷蔵庫の「ヴィーン」という音が気になって眠れなくなるほど、寝つきが悪い。その時の気分に合わせた説明を付しているので参考にしてください。 5位 疲れすぎて眠れぬ夜のために 疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫) posted with ヨメレバ 内田 樹 角川書店 2007-09-25 Amazon Kindle 楽天ブックス 悩みがあって眠れない人にー「向上心は持たない方がいい」「苦手な人と付き合う必要がない」という楽な生き方を推奨している。考え方を変えれば、仕事での悩みや人生の不安も瑣末なことに思えてくる。日本の社会や歴史を踏まえながら、内田樹節で論じ抜群の文章力と体験に基づいていて、とても説得力がある。 難しい本と思いきや
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