昔、水害という言葉はなかった (20+) つる 詳子 | Facebook ダムができる前の大水時に、流域の人がどう暮らしたかは、川の傍に住んでない人や若い人は殆ど知らないので伝えて行った方がいいと言われ、最近は講演の度に話している。皆さんの流域では昔どうだったのか教えてください。 ・昔は水害という言葉はなく、大水とか洪水と言った。水害という言葉はダム建設後害が出るようになったから生まれた言葉。 ・天気予報の発達してない時代、人々は雨の降り方、雲の動き、川の水の増減を観て、自分の家から見える岩などを基準にしてにして、どんな対策が必要か判断していた。「あ、今日は床下でおさまるな」とか、「床上までくるな」とか、その判断が外れることはなかった。 ・浸水は年に一度ぐらいは起こっていたので、どこでも2階建てにして、大事なものは2階に置いていた。1階には必要なものだけを置いた。床板や柱などが腐りにくい