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体力トレーニング
simbelmyn.hatenablog.com
日本のワクチンは世界標準からみると非常に遅れている、後進国よりも遅れている、などなど、よく言われます。 考察して出る結論は予想が付いています。が、他国と比較できる資料は意外と見つからなかったので、ひとまずアメリカとの比較を作ってみました。 ただ、後に延べますが、「遅れの根本的な責任は行政にはない」と自分は考えておいます。「全く、これだから厚生省(厚労省)は…」という文句を言っておしまいにしたくはありません。 比較:日本とアメリカのワクチンの歴史 (けっこう資料が少なかったので…間違っていたら指摘が欲しいです) まずアメリカのワクチンの歴史。 1980年台から2000年台に至るまで、、続々と新しい手が打たれてきているのがわかります。MMRが2回接種になっているのは1989年です。 このへんの知識の集積度+必要とあればすぐやるフットワークの軽さは見習うべきものがあります。 また、アメリカでは、
(いろいろと読み解いてみましたが、もし間違いがあったら指摘してください!) 2016/6/21追記 この記事を書いた時はかなり慎重な態度をとりました。池田班の発表はスライドを見る限り信ぴょう性に乏しいのですが、断言はしませんでした。また、統計の誤りについては報道側の誤解ではないか、という表記をしました。自分はこの発表会を直接聞いておらず、そこまでの断定ができなかったためです。 また、疑わしいとは思いつつも、池田教授がまさかこんな、あからさまで、だれが見ても分かるような、誤った統計によるミスリードを狙ったり、研究結果を自分の出したい結論にあうように部分抽出する(チェリーピッキング)を行うとは思いがたい、そうではないと思いたかったからでもあります。 その後、Wedge様にてこのような記事が出たり、 子宮頸がんワクチンと遺伝子 池田班のミスリード 利用される日本の科学報道(前篇) WEDGE I
反語タイトルばかりですが。 流行していますね、ノロウィルス感染症。今年は変異したノロウィルス(GII-P17.GII-17)の流行ということで、予め大規模な流行を予測して病院内に警告を発しておりました。今のところ、当院の地域では例年通りの患者数と思われますが、職員にも何名か発症者がおられてそちらも心配です。 さて、嘔吐下痢の患者さんがいらっしゃったとき、ノロウィルスの感染症かどうかを簡便にしらべる方法として、便を検体としてのノロウィルス迅速検査というものがあります。変異ウィルスにも対応した検査キットも、一応導入しましたよ。 ちなみに、保険適用は3歳未満および65歳以上ですので、対象外の方は実費負担請求となります。 「そもそも迅速検査してノロウィルスだとわかる必要があるのか?」という話題が、毎年あがります。 毎年あがるのですが、これは「議論がある」とか「両論がある」とかいう話ではなくて、現時
多くの小児科医はHBVワクチンをぜひ接種して欲しいと願ってはいますが、この記事を書いている2015年11月現在、B型肝炎ウィルス(HBV)の予防接種を乳児期に接種するかどうかは、ご両親にとって悩ましい話だと感じられるかもしれません。 我々の施設では、小児科医が親と一緒に、出生後初期の予防接種のスケジュールを立てるようにしています。この時、現時点では任意接種のワクチン(ロタとHBV)は、費用が自己負担となることもあって、接種を迷われる親も当然いらっしゃいます。だいたい、80%くらいの方がロタワクチンの接種を、50%強がB型肝炎ワクチンの接種を希望されます。ロタのほうが接種率が高いのは、その高い感染率と下痢嘔吐というわかりやすい症状があるからでしょう。 一方、HBVワクチンの必要性というのは、小児科医にとっても説明の難しい問題です。費用がかかるというのは子供が生まれたばかりの親にとって大事な問
こんにちは、仕事中にコード書いてる小児科医、simbelmyn@simbelmyncomです。 院長に知れたら首かもしれません。 さて、codeIQというITエンジニアのためのスキル評価+転職支援サイトがありまして、 我々小児科医には誠に縁もゆかりも無い筈なのですが、趣味で参加しています。 プログラマへの転職意図はありません。いまのところ。 でも電子カルテの糞さが身にしみてるので、電子カルテ開発だったら転職するな。 スーパー楕円のダンジョン さておき、「スーパー楕円のダンジョン(注:リンク先では問題の内容はみられなくなっています)」とは、 クロノス・クラウン合同会社 柳井政和様@rutenが出題された問題で、 問題の条件をみたすようなJavascriptのコードを書いて提出するものです。 この文章は、私がこの問題に対して提出した解答について、どのように考えてそのコードに至ったかを、記録した
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