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ドラクエ3
suashi.hatenadiary.jp
数日ぶりに平常心を取り戻したようなでもまだ今回の脱皮の途中で震えてるみたいな背筋、つよい風がこわい。 中秋の名月が、ちょうどそこに出来ていた飛行機雲の影を作りながら、その向こうを通過するようにのぼっていって、少しだけ光を増した。 地図に爆撃が落ちる夢、身近な人達のスプラッタな夢、肉と骨を切る感触、目だけ覚めて胃痛、とても時間が過ぎた。煙も血も色を持って、ゆっくりとそのように動いていた。 快速列車で二時間半の帰りの夕方の車窓が素晴らしかった。川沿いをランニングするひと、水面に反射する光の揺れ。涼しくなって、畑で草刈り機を動かしているひと。私の隣の座席には、一声かけて座られたサラリーマンのおじさんが、体を通路側に少し斜めに向いて文庫本を読んでいる。 薄暗くなって電気が点いたコンビニが見えた。今日の出来事をぼんやりと反芻していく間に外は真っ暗になって、隣の席に座るひとも何度か入れ替わった。 乗客
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