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猫
sundayrat.hatenablog.com
新装版 喜多川歌麿女絵草紙 (文春文庫) 作者: 藤沢周平 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/07/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 当代随一の浮世絵師、喜多川歌麿が江戸で六人の女たちと出会う。個性は違うが揃って魅力的な女たちを、歌麿は美人画の題材にしようとする。 歌麿にとって「見えないものを隠しているような女」こそが、絵の題材に値する。そんな女の姿を絵の中に写し取ろうとする時、歌麿は同時に女の人生を垣間見ることになる。女たちが送ってきた人生に、歌麿は翻弄される。 そういう時の歌麿は女にとって傍観者にすぎない。歌麿が女たちの境遇に同情や愛情を感じることもあるが、それ以上のことはできない。女たちを救うことも、苦悩を分かち合うこともできず、歌麿は絵を描き続ける。女の生命を、絵の中に閉じ込めるように。だがその度に歌麿には捉えられない女の姿が、するりと手を抜けるよ
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