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ご無沙汰しております。 元ネタはこちら。またDaily mailの飛ばし記事ネタですか。そういえば最初にここで記事を書いたのもそれ関係でしたね。 結論の要約 北極の氷は、前年が異常すぎるほど融けていたから前年比で回復したように見えるだけで、今年も30年平均のトレンドで見れば順調(?)に減少傾向と言えます。 南極の氷はもう少し温暖化との関係が分かりにくいですが、温暖化で海表面は凍りやすい条件になることが示唆されています。 本文 南極 説明の便利のため南極の話から行きます。 まず気をつけなければならないのは、当該記事で取り扱っていたのは南極海に浮かんでいる海氷の話だということです。南極大陸に乗っかっている陸氷とは分けて考えなければなりません。そして海面上昇に直接寄与するのはあくまで陸氷の減少で、海氷はあまり関係ありません。 さて、南極の陸氷の総量は、IPCCの2007年報告書を読む限り、総体と
昨日のエントリには大反響をいただきましてありがとうございました。正直、びびっております。はてな記法にもまだ慣れていないというのに。 さて、ブコメやコメントを多数つけていただきましたが、そのうち追加の解説が必要だと思うものをいくつか取り上げさせていただきます。なお、idコールした面々については敬称略ですがご了承ください。 id:fromdusktildawn 残り75%は太陽以外の要因ということだが、それが全て人為的要因であることがどうして分かるのかが気になった。その後は、コペンハーゲンコンセンサス的な話になる。 前段については素人目に見て、おおよそ2通りのアプローチが考えられます。それ以上は専門外なので分かりませんが。 人為的な影響がほとんどないと考えられる産業革命以前の気候変動が、おおかた太陽の変動と対応していたのでしょう。太陽の11年周期の影響が0.1℃程度の精度で相関していたことを考
結論の要約 結論から言うと、懐疑論の記事は実に都合のよいトリミングの産物にすぎず、NASAは相変わらず人為的な気候変動は大問題だと考えております。嘘だと思うならばNASAのウェブページをご覧になればよろしい。 ここがNASAの気候変動特集ページで、ここが気候変動の原因についての解説です(英語)。 本文 今回は実に孫引き孫引きの連続ですが、きっかけは以下の記事。 ついにNASAが認めた!地球温暖化詐欺!:ハムスター速報 - ライブドアブログ および同はてブ その記事が引いているこの記事で「最近のNASAの研究が人為的な温暖化を否定した」という風に読み取っていた元の記事を読んでみましょう(最近といっても2008年の記事ですで、本気で「認めた」ならなんで気候変動特集ページがそうなってないんだという疑問が)。 この記事はさらにNASAのこの記事を引き写していると書かれています。 確かにそれっぽい語
これはエコロジカルフットプリントと呼ばれる持続可能性指標の一つを使っている表現ですが、どうも誤解を招きやすいようなのでちょっと解説を。 エコロジカルフットプリントは、人間の活動によって生じた環境負荷を回復するのに必要な地球の表面積として算出されます。環境負荷とはこの場合、食物の生産・化石燃料の消費とそれによる二酸化炭素の排出そして建造物などの面積、を見ています。食物の生産は生産に必要な農地と牧草地の面積、二酸化炭素の排出はちょっとややこしいですが海に吸収される分(排出量の約半分)を控除した上でその吸収に必要な森林の面積、また食料のうち漁業については標準的な生産能力を仮定した大陸棚としてのそれぞれ面積を計算しています(厳密には森林と炭素吸収用地は別に計上されているのですが、ややマニアックになるので省きます)。そうして計算された「人類の生活に必要な面積」を(地域ごとの生産能力を考慮してGlob
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