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読み終わって「自伝」とは何かを考え、「自分が伝えたいこと」と定義した。 「自伝」の反対側には、「伝記」や「評伝」がある。 坪内祐三の「慶応三年生まれ七人の旋毛曲がり」や「探訪記者 松崎天民」、最近では「嫌われた監督」(鈴木忠平)、「出禁の男 テリー伊藤伝」(本橋信宏)、「明石家さんまヒストリー」(エムカク)、「2016年の週刊文春」(柳澤健)なども「伝記」や「評伝」に含まれると考える。 ルポルタージュに近いが、もう少し長期間をかけて対象に迫ったのが「伝記」や「評伝」だと考えている。 また、「自伝」には自分が書いたものと、本人が話し聞き手がまとめたものに区分けされる。後者の例としては「成り上がり」(矢沢永吉・糸井重里)、「松本坊主」(松本人志・渋谷陽一)、「くるりのこと」(くるり・宇野維正)がある。 さて、「マイ・ウェイ」。 本書はハチミツ二郎自身が書いた自伝。 他者の介入した自伝なら、「ロ
特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 「2023年にやりたいこと」は、「年間ベストアルバム10枚のリストを作ること」。 どういうことか? 2022年も残り数日。 年間ベストが発表されはじめたのにつられ、自分の年間ベストを考えてみたくなる。 今年のベストアルバムは何だろうか? OMSB「ALONE」とZORN「RAP」、Awich「Queendom」は入るよな。と、ここまで考えて手が止まる。 Spotifyを使いはじめて以降、聴いた曲、聴いたアルバムはCDのころと比べて格段に多くなった一方で、CDで聴いていたころより聴き込まなくなってしまっている。 Spotifyでは12月に入ると聴いた回数の多い順に曲やアーティストをまとめてくれるが、アルバムの好き嫌いは自分でまとめなくてはいけなくなる。 買ったCDが分母だったころは、買ったCDのなかからベストを選べば良かったが、今はそ
アイドルの恋愛 11月18日にAKB48のエースとされる人の熱愛が発覚し、AKB48の総監督が「恋愛禁止」という不文律について運営と掛け合うとツイートしました。(その後、「スタッフから辞める必要はないと言われたけれど」というコメントを残し、脱退を発表)。 AKB48に限らず、グラビアアイドルでも現在進行形の恋愛を公言している人はほとんどいません。一部の方は過去の恋愛経験を語ることもありますが、大半の方は過去のことすら語りません。 恋愛していることを公言しないまでも、所属事務所がタレントの恋愛を認めていくためには、疑似恋愛を狙った仕事の割合を減らしていく必要があります。 「ももいろクローバーZ」の高城れにが結婚しても脱退しないのは、「ももクロ」自体が雑誌のグラビアで水着姿を披露するといった疑似恋愛を基本とした活動をしてこなかったことが功を奏しています。 池田美優(みちょぱ)や朝日奈央が熱愛発
10月23日(日)に普段の業務とは異なる休日出勤をした。 ほぼほぼ待機の占める日直のような、来客がなければ自由に過ごせる仕事。 この場合「何冊の本を持っていくのか問題」が生まれる。 ドライブがかからず読み進められないことを過剰に恐れてしまうあまり、保険をかけすぎて持参する本が増えてしまう傾向が私にはある。開かずに終わり余計な荷物を持ち運んだだけで終わることも多いから、過去のことをまとめ、今後の対策を考えておきたい。 今回は小説「フィフティ・ピープル」、エッセイ「編めば編むほどわたしはわたしになっていった」、新書「芸能界誕生」、文芸誌「スピン」、対談本「文明の恐怖に直面したら読む本」の計5冊を持参した。 結果として最初に手に取った「芸能界誕生」を180ページ読むことができた。「芸能界誕生」が面白かったので他の4冊は開かなった。 前に似たような仕事があったときも何冊か持参したが「くるまの娘」を
文房具のことを書いていこうと思う。 文房具の沼に首まで浸かっている自覚はある。 今まで費やした金額の比率は、実感では、ボールペン、シャーペンが8割、ノートが1割、残り1割はそれ以外。 数多あるボールペン、シャーペン、ノートを数冊に絞れないことの理由は何かを探りながら書いて行くつもり。 何卒、最後まで絶好調でお楽しみのほど、お付き合いくださいますよう、心よりお願い申し上げます。 ゲルインキ、シャープペンシル、油性 職場に持参している数本のペンが入るペンケース。 そのペンケースに入っているのが、最新のスタメン入りしているペン。 初回として取り上げるパーカーのジョッターは現在のスタメンのうちの1本。買ったのはつい最近。 まずは、買ったきっかけから書いていきたい。 「ビッグコミックオリジナル」というマンガ雑誌で連載されている望月ミネタロウのエッセイ漫画「没有漫画 没有人生」。 8月20日号では、新
「ラップスタア誕生」とは、どのような番組か? 年始にAbemaTVで「フリースタイル・ダンジョン」の特番を見終えた時に紹介された「ラップスタア誕生」を見て、まんまとはまってしまいました。 この番組はAbemaTVで放送されている、楽曲を審査対象としたオーディション番組です。 「フリースタイル・ダンジョン」はフリースタイルラップバトルですが、こちらは楽曲制作に焦点をあてています。 審査の流れ オーディション参加者は、番組公式サイト上にある「トラック(音源)」から1曲選び、 即興フリースタイルではなく、自らのLIFE(生い立ち)を投影し練り上げられた「自己紹介リリック」をその「トラック(音源)」に乗せたパフォーマンス動画を投稿します。この投稿された動画で1次審査がおこなわれます。 Season 3のトラック提供者は、DJ Mitsu the Beats、CHIVA from BUZZER BE
もともと1年に1冊のペースでしか単行本が刊行されなかった「リバースエッジ大川端探偵社」。原作者の逝去に伴い、いよいよ新刊の出版が不透明になった日々を過ごしていたところ、「リバーエンド・カフェ」という新刊を手にしました。 作者は「リバースエッジ大川端探偵社」の作画を担当していた、たなか亜希夫。 「リバーエンド・カフェ」を読むと、先行作である「リバースエッジ大川端探偵社」との共通点や変化に気づきます。 30後半~40前半くらいの男とギャル(女子高生)という関係性や不思議な謎解きは共通しています。 タイトルが「リバースエッジ(川の端)」から「リバーエンド(河の終わり)」に変わり、拠点が探偵社からカフェに変わり、主人公が探偵から女子高生に変わりました。 「リバースエッジ大川端探偵社」は依頼人が訪ねてくるところから始まり、「リバーエンド・カフェ」は客が喫茶店「リバーエンド・カフェ」に来訪するところか
今週末、7月27日(金)から3日間にわたって開催される「フジ・ロックフェスティバル2018」。私はチケット買うか迷っていましたが、結局行かないことにしました。 「3日間通し券」と「土日券」は売り切れたようですが、他の券種は売れ残り、当日券が売り出されるそうです。 「3日間通し券」「土日券」はフジロックが毎年の習慣になっている「フジロッカーズ」の皆さんが一定数いることの証左であり、これが売り切れなかったらフジロックは終了です。 毎年行くわけではないけれど、ラインナップ次第で考えるという人たちもいます。この浮動票の動きを判断する目安が「1日券」の売れ行きです。 フジロックが偉いのは、サマソニ、ロッキン、エゾロックをはじめとする9割くらいの音楽フェスと異なり、金曜日も開催するところです。週末とはいえ平日に休みを取れる人が多くないのもわかりますから、金曜日の1日券は(ビヨンセ、アリアナ・グランデ、
2018年6月に続き、 わたしの1週間 をまとめました。 要するに、これが私の情報源の8割です。残り2割はTwitter。 < 毎日 > テレビ 「0655」~「シャキーン!」~「はなかっぱ」~「デザインあ」~「ピタゴラスイッチ」~「コレナンデ商会」 7時15分から7時30分までは「はなかっぱ」&「デザインあ」を見ないで「ZIP!」に変えている。 「シャキーン!」の人選は素晴らしいですよ。毎月「シャキーン!ミュージック」として新曲が流れるんですが、月はじめは過去の曲が流れます。1月10日は「72億分のあの人」。うたと作曲は中村佳穂。2018年にリリースした初のフルアルバム「AINOU」が絶賛され始めている中村佳穂を2015年に起用していたって、アンテナの感度良すぎるだろう。。。 ウェブ 本の雑誌「高坂浩一の新刊番台(岩風呂)」 月曜から土曜までほほ毎日11時ころにチェックしている他「炎の営
星野源が続けざまに「ROCKIN'ON JAPAN」「anan」「MUSICA」の表紙を飾り、色々背負わされていて凄いなぁと思ったところが今回のエントリのきっかけ。 星野源の何が凄いかと考えだしたけれど、偉いんだと思いついて、偉い所を挙げだしたらすぐに10個になりました。演技とかゲームとかの分野でも偉いのでしょうが、そこは守備範囲ではないから除外しました。 1.海外のドラマに接していて偉い 相変わらず忙しそうなのに、ちゃんと「マスター・オブ・ゼロ」にハマってる星野源の恐ろしさ…(「マスター・オブ・ゼロ」でキーワード検索して知りました)。でも、そこが2017年に生きてて映画とかドラマとかに関わってる人にとっての基本ラインだよね。そこからじゃないと、何も話は始まらない — 宇野維正 (@uno_kore) 2017年8月15日 2.海外の音楽に接していて偉い 海外のバンドに影響を受けたバンドに
朝食の時にかけていたラジオのパーソナリティが紹介したのはmiwaの「春になったら」(11年2月リリース)。 「予定 〜福島に帰ったら〜 」のように、春になったらこういうことをしたいっていう歌なんだろうなと思ったら、彼氏からのメールや電話で元気になったという内容で、そんなの季節関係ないじゃんと思って気持ち悪くなりました。 miwaにしたって36歳子持ちのオッサンに向けて歌ってはないだろうけれど、若い女の子は年中欲情してるってことなんですか? 結局「君に会いたい」「君のことが好き」という歌詞ばかりで、それしか言うことないのかとうんざりします。 昨年末に、平井堅「ノンフィクション」をテレビで見た時も同じことを思いました。 描いた夢は叶わないことの方が多い 優れた人を羨んでは自分が嫌になる 浅い眠りに押しつぶされそうな夜もある 優しい隣人が陰で牙を剥いていたり 惰性で見てたテレビ消すみたいに 生き
PUNPEEは今まで行ってきた数々の人たちとのコラボレーションによりプロップスを最大限に高め、お茶の間とシーンを繋ぐ存在になりつつあります。 テレビのテーマソングを作り(「水曜日のダウンタウン」)、CMに楽曲提供し(「レッドブル」「ファンタ」)、FNS歌謡祭に加山雄三と出演しても「セルアウトした」という声が出ずに喝采をもって迎えられるのは、提供や出演した楽曲の完成度がいずれも高いだけでなく、ECDのドネーションTシャツを着るなどお茶の間に染まらず、シーンと地続きである態度や姿勢を崩さないためです。 コラボレーションによる単発の曲以外の、自分名義の作品では限定盤(「Movie On Sunday」やフジロック'17で販売したMix CDやメテオとのアナログ等)ばかり出していたPUNPEEがついに個人名義で販売枚数を限定しない作品をリリースしました。 音楽誌「MUSICA」17年1月号に掲載さ
著者である宇野惟正さんのデビュー作にあたる「1998年の宇多田ヒカル」は総論的な作品で、2作目の「くるりのこと」は黒子として聞き手にまわった作品でした。そして、3作目にあたる本作のテーマは小沢健二について。 著者の小沢健二への追っかけ振りは、小沢健二の寄稿が掲載された「POPEYE」などを発売日の朝に入手していることを知っていたので、小沢健二への思い入れが強くない私でも読まなくては、、、と期待ばかりが高まりました。 小沢健二のことは、王子様イメージを作り上げた「HEY!HEY!HEY!」きっかけで知り、H Jungle with tが紅白出演時に画面に出てきて楽しそうにしていた姿を覚えているものの、音源に接したのは「BUZZ」で紹介されていた「天使たちのシーン」きっかけです。 H Jungleの紅白が95年末で、「BUZZ」が00年5月号です。この間に小沢健二は表舞台から姿を消していたため
1 概要 2 各楽曲について 3 その他 4 リリース前の予想、リリース後の評価 5 今回のリリースに合わせたメディアへの登場 1 概要 Artist : PUNPEE Title : “MODERN TIMES” No : SMMT-99 / XQMV-1009 Label : SUMMIT, Inc. Release : 2017年10月4日(水)※配信は10月11日(水)開始予定 ■Track List 1. 2057 (Scripted by PUNPEE / Music by PUNPEE) 2. Lovely Man ( S:PUNPEE / M:Nottz ) 3. Happy Meal ( S:PUNPEE / M:DJ MAYAKU ) 4. 宇宙に行く ( S:PUNPEE / M:PUNPEE ) 5. Renaissance (S:PUNPEE,Sugbabe /
トライセラトップスのデビューから4枚目までのアルバムがリマスタリングされて再発売されました。 発売を告知しているサイトには「彼らがエピックレーベル在籍時である1998~2001年にかけて発表したオリジナル・アルバム4作が、最新リマスタリング/高品質Blu-spec CD2仕様にて復刻、8月24日にリリースされる」とあります。 価格は1枚2,000円(税別)と破格なので、4枚とも持っていますが、『A FILM ABOUT THE BLUES』だけでも購入するか考えています。 リリースにあたり、和田唱さんがジャケット・デザインについて珍しく言及していたので引用します。 明日24日、再・発・売!!リマスタリングあれこれは以前ツイートしましたけど、個人的に今回嬉しい事が他にもあって、1stと3rdのジャケが当初意図した(デザイナーさん共々)デザインに戻せたこと!Yeah👍 pic.twitter
※ 2016年4月に書いたものを書きなおしました 石塚真一「BLUE GIANT(ブルージャイアント)」が音楽を描き、青春を描けている点において傑作なのは異論を挟む余地がありません。 ただし、「音楽」「青春」というジャンルを超えて、すべての漫画の中で「BLUE GIANT」が突出している素晴らしさについてはまだまだ語りきれていません。 語られていないことの一つが「お金(金銭感覚)」についてです。 金銭感覚やお金についてのエピソードが挟まれることで、「登場人物の生活する世界」と「私の生活する世界」が地続きであると認識させられます。 他の音楽マンガ、例えば『BECK』。釣堀でバイトしてる割には生活に困ってなさそうです。 例えば『ピアノの森』。主人公・カイは「森の端」という被差別地域を思わせる出身であっても阿字野の後ろ盾があったからとすんなり援助を受けることができています。 いずれも違う世界の凄
※ 読み直すと本題にはいるまでが長かったので、書き直しました(2017年3月) tabun-hayai.hatenablog.com 以下のものを読まれて「長いぞ」と怒られると泣いちゃいますので、怒ってしまいそうな方は上のリンクのものを読んでください。 ******************************************** 石塚真一『BLUE GIANT(ブルージャイアント)』が「マンガ大賞2016」で3位にランクインし、私には不満が生まれました。 そもそも「マンガ大賞」とは「1月1日から12月31日まで間に単行本が発売された作品のうち、最大巻数が8巻までのマンガ作品」を対象にした賞です。2016年3月に8巻が発売され、年間で3巻程度が出版される『BLUE GIANT』は今回が最後のノミネートということです。 私の抱く不満は、マンガ大賞を受賞しなかったことや3位という順位
ウェブメディアが収益をあげる方法については、唐木元さんがナタリー在籍時のインタビューで答えています。 ナタリーの場合、収入源は「広告」と「記事配信」の2つが主要で、「広告」は「バナー」と「タイアップ」に分けられるそうです。 「バナー」は大概どのサイトにも載っている、クリックしたらその製品のサイトに移行するタイプのもの。ナタリーやヤフー、Real Soundには載っていますが、RO69やthe sign magazineには載っていません。 「タイアップ」は広告であることがすぐには分かりません。広告と見なされると興味を持たれないため、普通の記事と同化するように工夫されています。例えばコミックナタリーで東村アキコさんがアルバイト経験について語ったのはナタリー独自の記事に見せかけたアルバイト情報誌「an」のタイアップ広告でした。 「記事配信」というのは他者への記事販売のことです。ヤフートピックス
2014年12月29日にオンエアされた『星野源のラディカルアワー・リターンズ』。ゲストのレイザーラモンRGを送り出した後、終盤の近況報告で「SAKEROCKでレコーディングをしている」ことが星野源さんから語られました。 SAKEROCKがレコーディング、、、。SAKEROCKは、まだ終わっていませんでした。 11年11月21日に田中馨さんの脱退が発表された後、翌年6月のカクバリズム10周年ライブ『boys in the city』に出演したきり、14年1月22日にベストアルバム『SAKEROCKの季節』がリリースされるまで、SAKEROCKの動きはアナウンスされませんでした。 この間(11年11月21日~14年12月29日)のメンバー3人の活躍は周知のとおりですが、簡単にまとめました。 ● 星野源 主演映画2作品公開(『箱入り息子の恋』『地獄でなぜ悪い』) 著書4冊刊行(単行本3冊、文庫本
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