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日本共産党多賀城市議団として、24日午前中に伊万里市の図書館、午後武雄市の「図書館」、25日午前、指定管理から直営に戻した小郡市の図書館を視察して来ました。さしあたらり武雄市の「図書館」を見ての感想を綴ることにします。 ①まず高い書架に圧迫感を感じました。個人差もあるのでしょうが、解放感と対極にある施設に、少なくとも私は「いつまでもいたい」などとはまったく思いませんでした。 ②座って閲覧できる場所も少なく、「座りたい方はスタバにどうぞ…」と誘導されているようで不愉快に感じました。 ③一番びっくりしたのは、高さ3メートルのところに児童書がずらり…。「いったいこの本は飾りなのか、読んでもらいたいのかどっちなんだ」と益々不愉快になりました。そして隅に追いやられた読み聞かせの場所…。子どもがとても粗末にされているように感じました。 ④それは子どもに対してだけではありません。新聞コーナーも奥に追いや
日本共産党市議団は11日の記者会見を受け、次の見解を発表しました。 (1)図書館とは「図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクレーション等に資することを目的とする施設」(図書館法第2条)であり、幼児からお年寄りまで、静かな環境のもとで安心して使用できる施設であるべきものである。ところが今、数十億円の巨費を投じつつ、菊地市長とCCCとの間で図書館から大きく逸脱する施設が造られようとしている。 (2)その一つは、図書館の中にツタヤの営業フロアーばかりか、カフェ、レストランも設置され、お酒まで提供される予定である。また利用者の利便や安全性は軽んじられ、超高架書架は武雄市のそれをさらにエスカレートさせ、三層にしようとしている。これはもはや図書館とは言い難く、図書館の蔵書に囲まれた書店とレストランというべきものである。 (3)いま問題だらけの
7月9日午前に行われた多賀城市議会東日本大震災調査特別委員会で、菊地健次郎市長は突然「駅前への蔦屋書店の出店とまちづくりへの企画提案を内容として、7月11日にCCCと共同の記者会見を行う」と発表しました。 記者会見は、11日正午に東京で、午後5時に多賀城で行うとしています。 私は「明後日会見というなら何らかの合意文書ができているはずだ」と文書の提出を求めましたが「文書はない。内容は『蔦屋書店の出店』と『東北随一の文化交流拠点づくりの企画提案』でその他については今後協議していくことになる」と述べ、文書提出は拒否。 さらに「図書館の運営をゆだねることについては合意内容に入っているのか」と質したところ、「(現時点では)入っていない」との答弁。 この特別委員会は「補正予算に計上している復興交付金事業(特に清水沢多賀城線)について事前に説明をしたい」との当局からの申し入れで開催したもの。こうした市長
6月18日の私の一般質問と答弁の概要は以前おしらせしたとおりです。 その中で私は「武雄市の図書館は、様々な問題が指摘されており、多賀城は真似すべきではない」と主張しました。 第1に、書庫を10万冊から2万冊に縮小し、事実上つぶしてしまったことです。 図書館にとって、高密度で書籍を保管する書庫は、①大容量の書籍を保管するため、②開架スペースのゆとりと安全を確保するため、③貴重資料の保全のため、④今後の書籍増加に備えるために不可欠です。現に、宮城県図書館は150万冊の蔵書計画中、書庫の蔵書能力は120万冊。いわき中央図書館は100万冊の蔵書計画中書庫の蔵書能力は65万冊。塩竈市の場合236,000冊の蔵書中、書庫収蔵分が97,000冊。多賀城市の場合、206,922冊の蔵書中、77,395冊が書庫収蔵分です。 市長に「3月30日に視察に行かれたようだが、書庫はどうなっていましたか」と尋ねました
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