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中東情勢
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www.iwanami-hall.com 久しぶりに映画を観た。この一年、どうしても意欲が湧かず観たいなぁと思っても映画はスルーしてきた。美術館は動けるので昨年から少しずつ観るようになっていたのだが、固定される映画は行く気にならなかった。でもこの作品の情報が入ってくると、いてもたってもいられず仕事帰りの午後、神保町に向かう。コロナ禍にあってもやはり欲する人はいるようで、そこそこ混んでいた。 ダメ教師のウゲンはヒマラヤの麓の僻地ルナナに季節限定の教師として派遣される。鉄道も自動車道も無い、徒歩で行かなければならない土地だ。幕営し苦労の末、やっと村に着くと、村中をあげての大歓迎だ。しかし、学校の実情を見て、ウゲンは自分には出来ないと村長たちに伝える。みんなガッカリするのは当然だが、村長はなんと嫌なモノはしょうが無いと受け入れる。驚いた。仏教の教えに忠実なのであろう。 しかし、そんなダメ教師を変
昨年、NHKの日曜美術館で見た千葉で開かれていた「吉田博展」の紹介で、初めて吉田博という画家を知った。とても見たかったが、行けずに1年後の今回の展覧会を楽しみに指折り数えて待っていた。満を持して新宿の高層ビルにある美術館に行ってきた。この一年間に彼の伝記を読み、おもな作品群や版画を主とする制作活動などについても予備知識を得てきた。しかし、現物を目の当たりにすると、やはり伝記を書かれた安永幸一氏には申し訳ないが、彼の人生の一部を切り取って描いた評伝という印象を強くした。戦争中の作品は伝記やテレビで省かれていたため、初めて見て正直ショックだった。やはり時代が戦争とは無縁な自由人を許さなかったと言うことだろう。《急降下爆撃》のゼロ戦にはリアリティよりも彼の生きざまとは異なる戦争初期の高揚感しか感じられず、悲しかった。 初期の作品から非凡なる才能が感じられるが、やはり初の洋行が大きく彼の作風の幅を
次に「倫理・政治経済」(以下、倫政と省略)の感想を記す。 今まで思ってきたことだが、そもそも二つの科目を勝手に合成し「倫政」とするのはいかがなモノか。例年小問39問だったのが、政経を2問減らし37問と他の社会科とのバランスを計ったのが、どのような結果をもたらすのだろうか。大手予備校の平均点予想ではやや易化か例年並みだが、実際に解いてみると倫理が難化し、政経がやや易化してトータル昨年並みに難しいというのが実感だ。その理由は問題の形式に端的に表れ、そもそも選択肢1問に5行も使っているのはおかしい。5×4択で20行も読まなければ、正解しないなんて世界史・日本史にはあり得ない。大学入試センターの善処を期待したい。3行ずつが9問、4行ずつが2問あり、19問中12問が長文選択肢になっているのが倫理の難易度を上げていると思う。また、選択肢の多さも特筆すべきで、8択が3問、7択が1問で著しく煩雑だ。旧帝大
また今年もセンター入試が来た。例年通り、予備校の評価は難易度昨年並みの変わらずであるが、個人的な(長い)感想を以下に記したい。今年は初めに「日本史B」から。 例年思うことだが、日本史をしっかり勉強してきた者には実に与しやすい科目である。そもそも25分もあれば小問36問すべて一通りは解けるはずという点から、公民系の科目を苦労して格闘した受験生諸君には信じられないと思う。特に選択肢の文の短さは特筆すべきだろう。倫理政経では1問に5行も使っている点とは大違いである。今年の日本史Bを易しく感じたのは公民系を解いた後だったという個人的な事情があるのかも知れない。確かに地図を利用した問題や文化史からの出題が増加したように感じた。また、テーマが斬新なモノが多く、受験生諸君には取っ付きにくかったかも知れない。以下、各論(番号は小問)。 1.これに悩む人は日本史は採らないように。2.X誤Y誤を正解にするには
センターの結果が良かった人も、今イチだった人もぜひセンターの問題を使って、再度見直しをしてみよう。そのためにほんの少しでも役に立てば、との思いで記す覚え書きです。ミスなどがありましたら、ご連絡下さい。引き続き、受験生諸君の奮闘を期待します。 以下の番号は小問1〜36である。 1.源氏の活動歴を並べ替える問題。Ⅰ源頼信・平忠常の乱、Ⅱ源義朝(平治の乱)、Ⅲ源頼義・前九年合戦がヒントなので、容易に解けると思う。武士が、東国・瀬戸内で反乱(制圧する側も)を起こす存在→地方で内乱状態を起こす存在→院警護をする存在→都で内戦を担当する存在→政治を牛耳る、という変化を理解すること。 2.御恩は土地に関わる権限である点は「本領安堵」などの用語とともに理解すること。国(地方)には朝廷の国司・幕府の守護の二重支配の下に置かれていることを押さえよう。 3.天領は幕府の直轄地、惣掟は惣村の結束を確認、銭に換算す
今年も入試の季節となりました。昨日から始まったセンター入試の初日、1時間目の「公民」は小生が教える生徒諸君の受験科目であります。祈るような気持ちで問題公表を待っていたのですが、その「現代社会」は予備校の講評で軒並み「例年よりやや難化」の判定。早速、本日朝から小生も解いてみたのですが、その感想を思いつくままに記したいと思います。 1.やや難しいと感じたのは大問の1・2・6で、特に初っぱなの第1問は受験生に与えるインパクトを考えると、平均点の伸び悩みに繋がるかも知れない。小問1のように正確な知識を必要とする細かな設問が多かったと感じた。 2.大問2の小問6は教科書などで習うことはないように感じた。小問7もマルッティ・アハティサーリなど知らなかったという受験生もいるはず。特に難易度を上げていたのが小問8で、三大宗教の特色を理解するだけでなく、その信者が多い東南アジアの国との組合せを答えさせるため
いいかげんにしろ!との思いで、映画館に行った。前2作を観て、テレビじゃねぇんだぞという気持ちでいっぱいだった。第1章も第2章もそれなりに見応えのある映像になってはいたが、何せテーマがクレヨンしんちゃん「オトナ帝国の逆襲」(こちらは名作である)を引き延ばした感じになっていて誠に辛い。しかし、今更止められない感=強迫観念で映画館に足を運んだ。実は最終章を観る前に、耐えられずに原作を読んでしまった。何よりも2章の「おまえは あいつか」というオッチョ(豊川悦治)の台詞、映画ではやめて欲しい。そりゃ〜無いでしょう。引っ張りすぎなのだ。やはり、せめて前後編2部くらいにまとめるべきだったろう。 しかし、この最終章に関しては良くまとまっていたし、原作よりもスッキリとしていて観やすかった。特にラスト10分のタネ明かしはややテレビ的だったかも知れないが、原作の曖昧さを払拭しており分かり易くて良かったと思う。何
今年も懲りずにグリーンカーテンに挑戦しました。いつも家人からは不評なニガウリですが、雨が多かったからか、品種が異なったからか、実もしっかりなりました。葉っぱは思ったよりも小さくてカーテンとしては今イチな感じがします。別のプランターに初めて蒔いたキュウリの方が、葉も大きく成長も速い気がします。来年からはキュウリ中心かな、と思ってます。天候が不順なので、そんなに役立っているとは言えないグリーンカーテンですが、緑があるのは嬉しいものです。
今日から公開の木村大作監督作品「劔岳 点の記」を早速観てきた。原作の間怠っこい感じを排除した、スッキリと絞り込んだ作品になっていた。中でも長治郎と息子の対立や和解、初登頂を認めない軍の官僚主義、ライバルである測量隊と日本山岳会との真の理解、といったストーリー展開は分かり易い。初監督作品で気負っただろうし、完全に満足した訳では無いだろうが、シンプルにまとまった好作品といえよう。浅野忠信や香川照之、仲村トオルらの演技もさることながら、最高の主演は劔岳など日本アルプスの雄姿だ。それをリアルに示している初登頂シーンは、本当に歴史的なルートで撮影されており、クラシック(ビバルディの四季?)の音楽と相まって最高の盛り上がりだった。 2009.07.08追記 本日、ラジオに木村大介監督が出ていた。明るい陽性の性格であの作品とのギャップに少々ビックリ。映画興行成績ランキングでも4位と、地味な作品にもかかわ
パンクは苦手だ。思えばロックをリアルタイムで聴かなくなったのはパンクが流行り始めた頃だった。今から考えれば、それがあの時代に適していた表現であったとは思うのだが、その頃はヘタウマな感じがして好きになれなかった。 Green Dayもこの最新作を聞くまで全く知らない、Green Dayド素人だった。前作『American Idiot』が全世界で1200万枚も売り上げたなんて話は後から聞いたことだった。パンクといってもメロディアスな曲も多いので聞きやすいよと薦められて本作を購入したのだった。 驚いたことにこの作品今どき、コンセプトアルバム(死語?)なのである。3つの場面に分け、ChristianとGloriaの物語を歌い上げることによって、今のアメリカの問題を浮かび上がらせるという志向だ。タイトル曲「21ST CENTURY BREAKDOWN」の一節 My generation is zer
コナンくんを観た時、ついでに映画「劔岳 点の記」の前売券を買った。そしたら特製ブックレットをもらった。24pもあるのだが、活字がでかくて、最近老眼気味の小生には嬉しい。右はその中の1ページ。まさに劔岳そのもので撮影しているのが分かる一枚だ。監督自身が撮影を行っているので、作品の映像美はかなり期待できるだろう。6月20日ロードショウということだが、ヒットするかは微妙な感じである。山好きがどれだけ映画館に足を運んでくれるかにかかっているといえよう。兎に角、一日でも長く公開されることを願って。
今年も劇場版のコナンくんに会いに行った。黒の組織との緊張感溢れるCMを見て、これは見逃せないとの思いだった。GW中どこにも連れて行ってもらえない下町のガキどもで一杯の映画館で観られるのは、昔の映画館を思い出させてもらって嬉しかった。後から知ったのだが、公開2週目でも全国映画興行ランキング1位の独走状態で大ヒットだそうだ。ストーリーは前半、ある連続殺人事件を中心に展開する。警察関係者オールスターキャストとも言える顔ぶれだが、個人的は怪盗キッドが出てこないのでそれほど楽しくはなかった。はっきり言ってここ(前半)までの展開はまあまあの出来という感じで、少々眠気に負けそうだった。謎解きも見えてしまっていたように思える。しかし、後半の展開は予想以上に緊迫感があって、チェイサーの名に恥じないものだった。そのスピード感は今までのコナン映画には無かったものであったが、掟破りの銃撃戦はちょっとやりすぎだった
2週間何とか我慢して「小島慶子 キラ☆キラ」を聞いてきた。あまりのレベルの低さにTBS以外のラジオを初めて聞いてしまった。大竹まことの文化放送は安定感があって聞きやすかった。でもTBSラジオファンの私にとって、浮気は一度限りだ。もし「キラ☆キラ」みたいな構成の番組を聞きたかったら、土曜のパカパカを聞く。宮川賢氏の番組だけで十分。平日まで何で(中途半端な)バカ番組を聞かなきゃならない?何よりも小島慶子アナの良いところが全く出ていない。エロトークも出来るお姉さんキャラを小島アナに求めているとしか思えない。彼女の才能はあらゆる意見を瞬時に処理し、キチンと議論を的確に方向付ける、まさにアクセスのような番組でこそ生きる。そういう番組を期待していた。おざなりにただこなしているだけのダベリ番組はゴメンだ。あの、あれだけのものを残したストリームの後番組が、このレベルとは。水道橋博士ですら良いところ無しのた
盲目のギター弾き・長谷川きよしが自らの音楽ルーツを訪ねる旅に赴き、その先々で「街頭録音」するというのが本作の際だったコンセプトである。もちろん最新作「40年。まだこれがベストではない。長谷川きよしライヴ・レコーディング。」のより卓越した演奏・歌心の方が、現在的な視野から見ても名盤にふさわしい作品だろう。しかし、より進化したアーティストの姿では無く、敢えて荒削りなライブ感たっぷりな演奏を堪能できる本作を彼の代表作として選んだ。モロッコ・スペイン・ギリシアという地中海世界でギターという楽器のもつ意味は際だっているといえる。 アルハンブラ宮殿で採録された、自然エコーの「城壁」は中山千夏作詞の名演で、その一節「壁を崩すのは ただのただの人」という部分は小生の思考原則の源泉となっている。しかし、本当に好きな演奏は「キャティ」で、子どもの笑い声や羊の鳴き声をものともせずに歌いきる長谷川きよしの歌心に最
上野の国立科学博物館で『大恐竜展〜知られざる南半球の支配者〜』が開かれているので、見に行ってきました。スゴイ混雑を覚悟の上で行ったのですが、天候が悪かったためか、さほど混んではおらず、よく見ることが出来ました。昨年は見逃しているので、2年ぶりの恐竜博ということでしょうか。中でも吃驚したのが南極大陸で発見されたというクリオロフォサウルスで、大陸移動説に乗っ取ってみれば当然、南極に恐竜がいてもおかしくないのに、人の固定観念とは恐ろしいものです。アフリカ代表のニジェールサウルスという覚えやすいものや南米のマシャカリサウルス(まさかりではない)という草食性の恐竜や話題のマプサウルスなどが見られます。でも個人的に面白かったのは、皮膚の一部と思われる部分の残る化石や割れた卵の化石などの実物が見られたことです。欲を言えば、もっとたくさん見たかった。あっという間に特別展示室が終わったのには少々吃驚しました
一時代を切り開いたAMラジオ番組TBS「ストリーム」が最終回を迎えた。エンディングで涙ながらにマッピーが読んだメッセージにもらい泣きし、小西さんがレイティングに現れない声(多くの聴衆)があることを訴えた部分にお二人の無念さが溢れてました。こんなに知的で、こんなにふざけてて、こんなに面白い番組はもう二度と遇えないのでは?と思ってしまいます。本当にマッピーさん、小西さん、スタッフの皆様、お疲れさまでした。 最高に素晴らしい番組をありがとう。 2009.03.31追記 SHINGOさんの週刊誌チェックがこんな形で復活。これはストリーム・ファミリーには見(聞き)逃せない。ぜひ御一聴を。 2009.03.31再追記 小西さんが荒川強啓デイ・キャッチ!に出演。三顧の礼をもって迎えられながら、野獣ぶりを発揮。毎週火曜日が楽しみ。 2009.04.01再々追記 削除された「ストリーム」のホームページ、04
昨年、夏に購入しながら先延ばしになっていた本をやっと読了(?)した。山田五郎著『知識ゼロからの西洋絵画入門』である。テレビでタレント・コメンテイター・評論家などの肩書きで活躍されている山田五郎氏は、元々編集者であり、敏腕出版者であるのはご存じのことと思う。タモリ倶楽部の伝説の「おしりコーナー(正しくは「五つぼしり」)」でデビュー以来、サブカルチャーのイメージぷんぷんだが、実は、氏のご専門は美術史研究でウィーンにまで留学されていたのである。本作はルネサンス以降の巨匠を取り上げ、その代表作を例に解説を加えている。特に構成の妙技とも言えるのが、「図解で楽しむ」のコーナーで素人に目の付け所を伝授するページが秀逸である。「巨匠の履歴書」も卑近で、「イマドキ」の言葉で語られており分かり易い。欲を言えば、一人に一作というコンセプトのため、もっと知りたい作品が出てくるという点である。ラファエロの「アテネの
今年のM-1はナイツを応援するために見ていた。しかし、関西では有名だというNON STYLEというコンビに魅了された。向かって左の石田くんのボケの表情や台詞は完成度が高かったと思う。敗者復活のオードリーは彼らの前では役不足。小生贔屓のナイツもいつもらしさを欠いて、完敗という結果だった。素晴らしい笑いに出会えてM-1グランプリの凄さを改めて痛感した。おめでとう、NON STYLE!君たちの笑いに乾杯!
4ヶ月ぶりの連休。何をしようかとなって、家族でPixarの最新作「WALL・E(ウォーリー)」を観てきた。ゴミだらけの地球に残されたゴミ処理ロボットのWALL・E。友達は虫ぐらい。仲間のロボットもほとんど機能停止したのに、たった一人だけ700年もゴミを集め続けている。そんな彼のお気に入りは、ゴミの中から集めたコレクションと古い映画のビデオを見ること。そんな一途な彼の一番の願いは、「誰かと手をつなぐこと」。ある時、最新式のロボット「イヴ」ちゃんが現れ、大きく彼の運命も、地球の運命も変わっていくのだが。。。 監督は「ファインディング・ニモ」のスタントン監督で、今回は直球勝負の「愛」。でも手をつなぐことだけが望みの純愛。しかもロボットで、「ウぉ〜リぃ〜」とかしか言わないけど、台詞の無意味さを映像で見せていく手腕はさすが。はらはらドキドキしながら、映画館全体がみんなウォーリーといっしょに動いている
久しぶりにほぼ満席の映画を観てきました。しかも小さな子どもたちがいっぱいです。そういえば、昔の映画館ってこうだったなぁとオジさんは思うのです。映画が始まるまではガヤガヤしていた客席も、フィルムが回り出すと皆が息を呑んでいるのが分かるところは、昔も今も変わりません。 ただ、暗い映画館というシチュエーションに恐れをなした子や、シビアなシーンが展開されると泣いてしまうお友達も少しはいました。 全編セル画で挑む宮崎駿監督は、テーマを実に単純にしてきました。人魚姫と魔法というファンタジーの王道を、単純なストーリー展開で見せてきました。前作『ハウルの動く城』が設定の複雑さにかまけて展開の厳しいものであったのに対して、本作『ポニョ』は実に予定調和です。なるべくしてなるオチ。これが映画だ、私のアニメだ、と監督は言いたいのではないだろうかと思いました。息子の『ゲド戦記』に対する原作者ル=グゥイン氏の批判に対
昨日、「超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!」を見てきたのであります。甥が大ファンなので毎年の恒例行事であります。正直言って、今回もあまり期待はしておりませんでした。前二作はテレビ版の方が遙かに面白いと思える内容で、とってつけたようなシチュエーションと映画版なのにテーマも緩いという、オヤジにはとっても辛い内容でありました。だから、今回もどーせ代わり映えしないんじゃないのぉという感じで行ってみると。。。 ケロロvsダークケロロということでまたかぁと思ったのですが、テレビ版の延長線上に位置するような展開をとりつつ、テーマがぶれないのであります。これは偏に脚本家の勝利であります。ゆる〜い決して本当に侵略しないケロロ小隊に対して、ダークケロロの部隊は本気も本気。まじな侵略部隊で全てを王権的支配によって、従えようとするのですが。。。友情がテーマの本作において、これだけハッキリ
やっと『Harry Potter and the Deathly Hallows』を読み終わりました。昨年の7月に購入してから、実に7ヶ月。600ページを、地道にベタに、コケの一念、亀より遅いスピードで読み続けてきました。それも、まさにこの最終巻を読むために、今までの6巻があったのだなぁと痛感させられる肉厚な内容でした。今までの種明かしになっている関係上、ほぼオールスターキャストであることは言うまでもありません。具体的な内容はネタばれになるので、日本語版が出版されるまでお預けです。ただ、作者が読者の期待を裏切ることはない、とだけ記させて頂きます。以前から話題になっていた、初めから既に書かれていた最終部分のタイトルが「Nineteen Years Later」ということから察して頂けることと思います。 さぁ、こうして小生のハリーとともに過ごしてきた日々はついに終了しました。長かったなぁ。ファ
ついに定番が出た。私の中で下山事件関連の本は矢田喜美雄『謀殺 下山事件』で決まりだと思っていた。ジャーナリスト矢田喜美雄はその生涯を下山事件の他殺説に捧げた。彼によって線路上に残る血痕の路は明らかにされたのだ。自殺説では不可能な進行方向とは逆に伸びる血痕の数々を発見する。手に汗握る場面だった。その後に読んだ松本清張『日本の黒い霧』はその延長線上にトレースする読み物と私には思えた。時系列的には逆なのだが、先に読んだのが矢田喜美雄の作品だったというだけの理由では無いだろう。足で稼いだ情報にこそ強い印象が刻印されたということか。 その後、森達也『下山事件(シモヤマケース)』、諸永裕司『葬られた夏―追跡・下山事件』を読んで、21世紀に入ってからの新たな解明に向けた展開を目の当たりにした。真相究明が真に近づいていることが理解できたが、上記二冊では満足しきれなかった。そこに満を持して出版されたのが、こ
ついに見たよ、本物のモンパチ。昨晩のNHK「プレミアム10」。「やさしい歌が世界を変える〜MONGOL800 沖縄・奄美 トロピカルツアー〜」と題して、彼らの離島ライブに密着した、90分にわたる力のこもった番組。 彼らの熱い思いが、歌が、そして何よりも沖縄・奄美の自然が、いっぱい、い〜っぱい詰まっていた。本当に沖縄のロックは格好い〜ぃ。いや音楽が人と一体になっているという感じだ。ロックオジさんの儂もライブに行ってみたくなったなぁ。ほんとシビレますよ。 「ほ〜ら、あなたにとって 大事な人ほど すぐそばにいるの」 ほら〜ぁ〜ぁ〜 http://youtube.com/watch?v=TppxhpDK_4g
今までイスにしがみついてきた安倍総理が本日、辞意を表明した。本当にビックリした。14時からの会見でも「なぜ今日なのか」と再三問われていたが、ハッキリした答えは出せていない。何でこのタイミングなのか?大きな疑問が残るのは言うまでもない。ただ明日、発売になる「週刊 文春」にヒントがあるとのこと。何やら「宗教」の臭いが。。。 でも本音はブッシュのバカでも続けているんだから、自分も今少しはOKだと思ったんではないだろうか?APECを「OPEC」と間違ってギャグで逃げようとしたり、同盟国オーストラリアを「オーストリア」とマジに言い間違えたり、はいくら安倍さんでもしないからねぇ。 2007.9.15追記 本日発売の「週刊現代」誌上、噂の記事を読む。立花隆氏も指摘しているように辞任理由は実に明解。今や時効で罪を問えない脱税行為を首相がやっていたということだ。だから、あれだけ無責任に放り投げられたのだろう
昨晩、CX系列で放送されたテレビアニメ「ミヨリの森」を見た。 あまり期待せず、予備知識ゼロで見たからか、とても良かった。劇場映画にしても良いのでは?と思える作りに感心した。流石、「日本アニメーション」というところか。今どきの少女が自然の中に放り込まれて変わっていく姿を、森に住む精霊たちと共に描いていく。テーマは直球だが、丹念に描かれるその絵の美しさに大型テレビで見たかった、と思わせた。夏休み最後のとても幸せな一時。ありがとう。 追記:暑すぎてPCをあまり弄れません。エアコンの無い部屋なので、早く涼しくなることを切望します。
ロングバケーション(あほです!)から帰って参りました。海・山など多くの書きたいことがあるのですが、まずある絵画展の感想から始めたいと思います。それは教え子が誘ってくれたのですが、彼の曾祖父の作品が3点展示されるということで招待券を送ってくれたものでした。場所は何と松本市美術館で、北アルプスからの下山後に似つかわしくない首タオル姿で鑑賞させて頂きました。 絵画展の正式名称は「生きる 見つめる 描く−日本近代画家の絶筆100人の終止符。−」で、日本を代表する明治以降の画家が最期に描いた作品を並べたモノです。多くの有名作家の「絶筆」が並べられており、完成度の高い状態でも未発表のままで「絶筆」となった場合もあれば、まさにカンバスに主題部分のみ描かれて「絶筆」状態となった場合もありました。中村忠二画伯の「沢庵」は大学ノートに遺された絵日記風の作品で文字を書くかの如く絵を描ける画家の皆さんの素晴らしさ
選挙があったり、体調不良であったり、で29日の「風林火山」を見ていなかった。日頃、まったくテレビドラマを見ない小生にとってビデオまで取ってみているのは希有なことである。このドラマに以前からチラッと登場していた上杉謙信役のGacktが本格的に登場していた。肖像画とは似ても似つかぬ雰囲気の謙信ではあるが、ある意味ホンモノのより本物らしさを発揮していると言えなくもないか。ただNHKさん、「ガクト」っていうのはいかがなモノか。白塗りでストイック、超ナルシストな上杉謙信の妖しい魅力に触れてみたい方は一見の価値あり。
YouTubeでみつけた懐かしの一曲。役者・タレント・切れキャラとして活躍する泉谷しげるが歌手、しかもフォーク歌手であったということを知っている人はどのくらいいるのだろうか。今だと「ゲゲゲの鬼太郎」を歌っているオヤジのイメージか。。。当時、小生が聞くようなこれらのアーティストはテレビには出なかった。となると聴くことができるのはラジオということとなる。なぎらけんいち氏なども一緒にスタジオライブに出ていたっけ。二人ともアドリブが上手く、互いの曲を引用したりして客を湧かせていた。この曲は長い間、泉谷の作詞作曲だと思っていたが、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった岡本おさみの作詩だった。そんな勘違いが生まれるほど、この曲は泉谷のパフォーマンスと切っても切り離せない。フォークというのは、この歌詞に代表される反権力な感じを背負っていた。そんな時代の遺物。髪がフサフサの泉谷。いつまでも「バカヤロー」と客に向かっ
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