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アメリカ大統領選
takemi551.doorblog.jp
女「だれもいないね」 男「ああ」 女「なんでだれもいないんだろ」 男「俺がここにいるじゃない。ここにさぁ、だれもいなくなったって、 そんなの関係ないよ。俺も、ハルエも、ちゃんとここにいるんだから」 女「そうだね」 男の肩に、頭をもたせかける女。 こんな恥ずかしいダイアローグのある映画、あなたは許せるだろうか? ぼくは許せない。ふつうなら。 しかし、このあり得ないような純愛物語こそ『回路』の本質であり 黒沢清は「ホラー」というジャンル装置を使って、それを可能にしてしまった。 絶望的な未来を前にした二人を描くこの純愛映画では、愛はどこまでもプラトニックだ。 二人は手を握ることもない。心を交わせることも、ない。 ● 映画が公開された2001年、『回路』は、インターネットという目新しいアイテムを使って、 いままでにない都市伝説を創出したことが「ウリ」になっていた。 ファンだったぼくは「どうしよう、
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