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猫
takuma25.hatenablog.com
星野の専門は近現代中国文学と近現代中国舞踊史。概略をメモする。 【第一章】民国期中国におけるモダンダンスの受容。 【第二章】植民地時代の台湾の舞踊家、蔡瑞月と李彩娥の活動を、朝鮮の崔承喜の影響を視野に入れつつ考察。蔡は石井漠舞踊学校から石井みどり舞踊団、李は同じく石井漠舞踊学校から石井漠舞踊団で踊る。 【第三章】上海バレエ・リュス―日本統治下文化工作における小牧正英。 【第四章】1930年代に日本でモダンダンスを学び、帰国してダンスで抗日宣伝した呉暁邦について。呉は高田舞踊研究所の門下生となり、山田麗介名で舞台に立つ。その後江口・宮舞踊研究所でヴィグマンの手法を学ぶ。 【第五章】英領トリニダード・トバゴ華僑の戴愛蓮が受けた舞踊教育と、香港帰国後の抗日活動を考察。戴は、はとこがアントン・ドーリンと同じバレエ学校出身という縁で、ドーリンに、続いてマリー・ランバートに師事。ランバートからはリトミ
3月に見た振付家について、メモしておきたい。 ● ウィリアム・フォーサイス @ 東京シティ・バレエ団「トリプル・ビル 2023」(3月5日 ティアラこうとう大ホール) 作品は『ArtifactⅡ』(84年)。同時上演はバランシン振付『Allegro Brillante』(55年)、イリ・ブベニチェク振付『L'heure bleue』(16年団初演)。舞踊学者 松澤慶信氏の動画解説によると『Artifact』全幕は、フォーサイスがフランクフルト・バレエ団の芸術監督になった1984年に初演され、86年に同作から『ステップテクスト』が新たに作られた。サイドライト使用の暗めの照明は、谷崎潤一郎の『陰影礼賛』がベースにあると、フォーサイス自身が同氏に語ったという。フォーサイスがメタダンスに至る前の、いわゆる「ハードバランシン」時代の作品で、今回は第2幕が上演される。音楽はバッハの無伴奏ヴァイオリンの
標記公演を見た(9月4日 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館)。「新潟インターナショナルダンスフェスティバル2015」(芸術監督:金森穣)の一環。他に韓国の大邱市立舞踊団、中国香港の城市当代舞踏団が参加した(未見)。金森監督によれば、「新潟は鎖国時代にも北前船などで中国、韓国と交流してきた。中韓との関係が冷え切っている現在、大陸に隣接する唯一の政令指定都市である新潟が、本来の姿である国際交流を再構築していくことは、新潟で文化に携わる者の責務であると感じている」(プログラム)。この作品は同時に、新潟市のアートフェスティバル第3回「水と土の芸術祭」参加作品でもある。 『愛と精霊の家』は、『シアンの告白』の一部と『Under the marron tree』を内包する(原案の『シアンの家』は未見)。金森はアフタートークで、作品の方向性を「パーソナルなものから、普遍的なものへ」拡大させたと語ってい
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