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アジア航測株式会社総合研究所 千葉達朗 1.はじめに 赤色立体地図は、2002年に富士山の青木ヶ原溶岩流の調査の際に、わたしが発明した地形表現法です。ここではその技術的背景を紹介します。 プロローグ 大学入学の頃 わたしは、1975年春、日本大学文理学部の応用地学科に入学しました。中学時代から集めた2万5千分の1地形図は、入学時に200枚を越えていました。等高線が大好きでした。都内の大学なので、神田の大きい本屋にいけば、全国の2万5千分の1地形図が入手出来るというだけでワクワクしていました。大学を選ぶ時に、どうしても空中写真判読実習という授業を受けたかったのです。裸眼実体視はできたので、プリズムと鏡を組み合わせた実体鏡で空中写真を見たかったのです。この授業は、日大文理学部の応用地学科と地理学科で開講されていました。迷った末に応用地学科を選んだことが地質学との出会いの端緒だったことになります
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