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災害への備え
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2014/12/20 STUDYという雑誌をつくった理由。 僕がファッション雑誌をつくったのは、去年の秋くらいから“リアル”という言葉がずっと頭のなかにあって、どうにかしてそれをアウトプットしないと後悔するぞ、と思ったからです。ファッションにおいてのリアルは難しい。どれだけ考えを詰めてみても、結局は値段(お金)のことのなのか、と、もうこれ以上何を表現したって仕方ない、所詮ファッションは虚構の世界なんだ、と軽く絶望した時期もありましたが、やっぱり自分自身ずっとファッションが楽しかったので、諦めずにその方法を模索していました。正直、確信が抱けないまま編集作業に入ったのですが、その過程で厚い雲のあいだから薄光が差し込むかのごとく、だんだんと答えが見えてきました。 リアルなファッションとは、その人のパーソナリティに寄り添ったもののことを指すのではないかと。その洋服が高いか安いか、ユニクロなのかラフ
2012/11/10 まあまあ良い古着屋と、すごく良い古着屋。 はっきり言ってしまおう。いま、日本にあるどの雑誌を読んでも、ほんとうに優れたセレクトを誇る古着屋を知ることはできない。あの「POPEYE」でさえ、今月号のショップ紹介特集のなかで唯一、古着屋の選び方には精彩を欠いていたと言わざるを得ないだろう。”古いから良い”の価値観を壊しにかかったのには共感できるが、その結果選んだのが例えば下北沢の「FILM」だとしたら、そんなお粗末な話はない。まあまあ良い古着屋と、すごく良い古着屋では、雲泥の差なのだ。 古着には価格の相場というものがあるようでない。例えば原宿の古着屋のなかには、ほとんど価値のないボロボロの洋服に1万円近くの値付けをするところも少なくないし、オーナーの説明次第で知識のない消費者(知識がないのは悪いことではない。そんなのプロじゃないんだから当たり前の話だ)がそこに価値を見出し
はっきり言ってしまおう。いま、日本にあるどの雑誌を読んでも、ほんとうに優れたセレクトを誇る古着屋を知ることはできない。あの「POPEYE」でさえ、今月号のショップ紹介特集のなかで唯一、古着屋の選び方には精彩を欠いていたと言わざるを得ないだろう。”古いから良い”の価値観を壊しにかかったのには共感できるが、その結果選んだのが例えば下北沢の「FILM」だとしたら、そんなお粗末な話はない。まあまあ良い古着屋と、すごく良い古着屋では、雲泥の差なのだ。 古着には価格の相場というものがあるようでない。例えば原宿の古着屋のなかには、ほとんど価値のないボロボロの洋服に1万円近くの値付けをするところも少なくないし、オーナーの説明次第で知識のない消費者(知識がないのは悪いことではない。そんなのプロじゃないんだから当たり前の話だ)がそこに価値を見出してしまえば良いだけの話だ。 だが、ほんとうに良い古着屋を知ってい
12/01/28 スタートするメディアと終わるメディア わたしたちはどこのサイト、あるいはブログを見て、何の雑誌を読んで、情報を集めれば良いのだろうか。情報強者と弱者の二極化がいよいよ明確化してきたいまの時代においては、弱者よりもむしろ強者のほうがストレスフルな状況に追い込まれているといえると思う。つまり弱者は受け身に専念することによって自ら情報を取りに行く体力を使わずに済むし、疑問やアンチの精神を持つ必要もない。流行っている音楽を聴き、駅近のディベロッパーで買い物をし、家に帰ればテレビをつければ良い(何だか馬鹿にしたようなニュアンスだが、実際は筆者は馬鹿にしている。ちゃんと自らで選び取らない人間にコミットすることなど到底できないから)。 その二極化はインターネットの発達によって加速した。全員が共有するメインストリームが一気に消滅し、それぞれの個人は自分の好きなものだけを集結させた小部屋
11/10/25 Prepare for the magazine. 投稿者 Hiroaki Nagahata 時刻: 12:40 0 コメント メールで送信BlogThis!Twitter で共有するFacebook で共有する リアクション: 11/10/23 Coldplay 『Mylo Xyloto』 おめでとう、堂々の最高傑作の完成だ。コールドプレイの新作 『Mylo Xyloto』は、前作の100倍は素晴らしく、サードの10倍は素晴らしく、ファーストやセカンドさえも上回る、軽やかでアコースティックの香りを強く残した素晴らしい内容だ。具体的にはまず、コンセプト偏重から抜け出し、ソングの本来の美しさを取り戻した。アンセミックな魅力は「Every teardrop is a waterfall」や「Paradise」などの曲で存分に生かされているものの、所々で挟まれるシンプルな旋律
11/07/18 ほんとうに好きなファッションメディアはあるか。 ファッション雑誌とファッションとの蜜月関係はこのまましばらく続くのだろうか。あるいはネットメディアはこれまで雑誌が担ってきた役割すべてを包括するものになり得るのだろうか。 ファッション雑誌やスナップサイトはときにファッションそのものよりもファンタジーに満ち溢れ、夢があり、そして程良く現実的である必要がある。さらに新しい刺激を与えるのも忘れてはならない。カタログ的要素を詰め込み過ぎた現在のほとんどの雑誌は、広告主であるブランド、もしくはショップとの関係を悪化させずに済むものの、その代償はあまりに大きい。批評はもはや体をなさず、読者はその情報のほとんどを横流しにし、いずれまともに読もうともしなくなる。民度の低下が雑誌に代表されるカルチャ―の衰退につながっている、という見方も可能だろう。だが、こと雑誌に関して言えば、発行部数の低
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