FPや証券外務員の試験で頻出論点の、PER、PBR、ROEは、金融になじみのない方はよく迷われる論点です。 語呂で覚えようとすると大変なので、とりあえず、3つの単語だけを覚えたら、真ん中のアルファベットに着目して、後は理詰めです。 <PERとPBR> PERとPBRは、ともに株価が割安か割高かを判断するものです。 計算式は以下の通り。 PER=株価÷1株あたり純利益PBR=株価÷1株あたり純資産 つまり、基準となる会社の実力に対して、何倍の株価であるか(どのくらいその企業が評価されているのか)を計算している訳です。 会社の実力に比べて株価が低い(PERやPBRが低い)と割安であると判断できるというのが座学の理屈ですが、実際は、単にその会社が人気があるかどうか、市場から期待されているかどうかを表しているに過ぎませんから、PERやPBRだけを判断材料に投資(特に短・中期投資)を行う事は危険です