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衆院選
tribe-log.com
どの分野でも今話題の品やニュース、もしくはギネス的な位置付けの事柄はありますよね。トライバルラグの分野で言うと、現在最も有名な絨毯は「パジリク絨毯」ではないでしょうか?今回はパジリク絨毯をこの世界のギネス〜最古の絨毯たらしめたエピソードについて書いてみたいと思います。 歴史なども絡んでくる少し専門的な内容ですが、それだけに非常にロマン溢れる面白いエピソードに満ちた絨毯です。 三つの偶然が重なって起こった奇跡? 1949年南シベリアのアルタイ山中のパジリク渓谷でのことでした。アルタイ山というとロシアや中国、モンゴルやカザフスタンにまたがる、登山などでも有名な巨大な山脈です。ロシア人の考古学者ルデンコによって発掘された2mx1.89mの絨毯は、氷のなかにサンドイッチのように入っていたためパイルの状態などの保存状態がとてもよく、それまでの絨毯研究に衝撃を与えた歴史的発見となりました。スキタイ族=
『羊を育て、毛を紡ぎ、草木で染め、機で織る。』 一枚の布やラグが出来上がるまでの”すべて”の行程を自分たちで行う。 何年もかかる並大抵な作業ではありませんが、それこそが部族の「暮らし」の一部です。 ひとつひとつの結び目の間に完成までの物語があり、糸と糸の間にこめられた、織り手の思いが感じられます。 人間にとって何が一番大切なのか。トライバルラグを始めとするテキスタイルには、 その一端とすべてが美しい色彩や心地よい形で表現されているような気がします。
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