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パリ五輪
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(カケスが、ドングリをうれしそうに拾っている) クマに「ドングリ撒き」実験をあえてやりはじめたら、案の定またいろんな意見が飛び交った。 実に、オモシロイ現象である。 ドングリを通して現代人の自然観を見る、それがオイラの狙いだからである。 ドングリは語りやすいから、それだけしか視野にないと次にある大きな自然界の問題点が見えてこないものである。 これは、視野狭窄的に「自然保護」や「ツキノワグマ保護」を語るヒトたちに、かなり多くみられる現象でもある。 なので、このブログでもあえてコメント欄を設けて、いろんなヒトたちの心理状況をリサーチさせてもらっている。 そうして、オイラは今日の日本人の自然観を探っているからである。 ドングリ撒きを「餌付け」といって、糾弾してくるのもよかろう。 たしかに、ドングリを直接意識的に一握りを撒いて、そこにやってくる動物たちを撮影しながら見てみようということなので、これ
「ツキノワグマは、ドングリ不作で餌不足となり困っているから、山野にドングリを撒く」 、という団体がある。 これに対して賛否両論が全国的に渦巻いているが、撒いたドングリがどう変化していくのかをオイラは実験してみたくなった。 ツキノワグマの「奥山」と「里山」といわれている生息地に、ドングリの餌台を置いて、何が食べにきているのかをずっと定点撮影してみたい。 ドングリをツキノワグマがほんとうに食べているのなら、それはそれで面白いし、あとノネズミとかリス、サル、イノシシ、カケスなどいろんなものがやってくることは充分に予測がつく。 なので、オイラの技術なら、そんなこと朝飯前で検証できてしまう。 検証するからには、一年や二年という時間で終わりたくない。 ドングリ不作、豊作などの年を乗り越えながら、かなりの時間をかけてオイラはやり続けるつもりだ。 こんなことは、「ドングリ」を撒いている当の団体や動物生態学
「オリの中に動物が入っていても役場へは連絡しないでください」 有害駆除としてニホンザル捕獲を目的としている檻に、9月中旬からこのような張り紙が出されていた。 これを見て、オイラはここに書かれている「動物」とは何を意味しているのかがすぐに分かった。 それは、「ツキノワグマ」のことを指しているからである。 そして、この張り紙はまさにツキノワグマを密殺するためのサインであり「確信犯」でもあるからだ。 実は、この檻をオイラは2006年からそっと監視している。 ここには、ツキノワグマが毎年まちがいなくかなりの数で錯誤捕獲されていることは知っているからだ。 そして、この檻の設置者は個人的に内密でツキノワグマを殺害していることも知っていた。 しかも、殺したツキノワグマの肉などを売るでもなく、証拠が残らないような埋却処理をしていることも、知っている。 まさに、獣害に苦しむ近隣の人々のために、この檻の設置者
「ツキノワグマのことで、コメントロケをさせていただきたいのですが、いかがでしょうか?」 在京のテレビ局からこのような電話があった。 「ボクは、ドングリ不足で人里に熊が下りてきたといったようなお決まりの文句で片付ける番組だったら出ませんからね。 また、この前は、テレビ朝日で動物学者というツキノワグマで何の実績もないとんでもない爺さんがスタジオにゲスト出演してて、ボクはその爺さんをアンカーフォローした映像づくりをやってしまって失敗したさぁー。 しかも、そのデレクターときたら、この爺さんを使うことも知らせなければ、番組のあとも礼の電話もなければ、出演料も払わないのさ。 ツキノワグマは確実に増えているんだし、世間はみんなドングリの不作にかこつけているけれど、ドングリなんて縄文時代からずっと日本にある樹木だから、1年くらい不作でツキノワグマが絶滅するんならとっくにいなくなっているんじゃあないのかい?
岩手県盛岡市の動物園にツキノワグマが出てきたと思えば、今度は京都府宮津市の観光名所「天橋立」をツキノワグマが走り、山梨県の富士急ハイランドに隣接する「リゾートホテル」に出現して大捕物劇となったツキノワグマ。 これだけではない、滋賀県では山野で作業中の人に襲いかかって負傷させたり、石川県では散歩中の女性を襲って重傷を負わせたり、群馬県でも2件続けて負傷事件を起こしている。 秋田県でもかなりの目撃例がつづいているし、長野県でも負傷者こそ出してないが随所に目撃例がある。 まさに、「となりのツキノワグマ」状態なのである。 負傷された方にはお気の毒だが、こんなにもツキノワグマが出現してくることにはある種の滑稽さを覚えて仕方がない。 それこそ、本州の山野のどこにでもツキノワグマが存在するといっても過言ではなく、着実に増え続けているというオイラの推察はズバリ当たっているからだ。 それなのに、行政も一般市
愛知県豊田市周辺で、ツキノワグマの出没が相次いでいるらしい。 新聞記事などによる情報であるが、イノシシ檻に入って暴れたので射殺したとか、イノシシ檻を破って逃げたとか、車と衝突したりゴルフ場でも目撃された、そうな。 こうしたニュースを聞くまでもなく、ツキノワグマは爆発的に増えているので、「このような事態は必ずくる」、とオイラは東名高速道路周辺に広がる自然環境を見て、いつもそう思っていた。 だから、これまで脳天気にのんびり構えてきていた行政や一般市民は、いまここへきてかなり慌てていることだろう。 こうした人たちは、奥山が餌不足だから豊田市など「こんなところにまで」ツキノワグマが出てくる、と思っているにちがいない。 愛知県の豊田市や岡崎市周辺に暮らす人々たちの「奥山」感覚は、すなわち地つづきとなっている長野県の南部にある伊那谷地域を指していると思う。 伊那谷南部とは根羽村とか平谷村あたりだし、愛
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