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ノーベル賞
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昔に某所で書いたサンデル批判の焼き直し。 ============================================================== これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学 作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/05/22メディア: 単行本購入: 483人 クリック: 15,840回この商品を含むブログ (581件) を見る『これからの「正義」の話をしよう』(以下、『正義』)の中で、 リバタリアニズムを取り上げた3章及び市場について述べられた4章を経て、 5章の冒頭でサンデルは以下のように述べている。 しかしすでに見てきたように、自己所有の概念をつきつめていくと、熱狂的なリバタリアンしか信奉できないようなものが生まれる。落伍者を切り捨てる完全な自由市場、格
リバタリアニズム - Wikipedia ↑を参照のこと。 …という訳にもいかないようである。 最近twitterなどで、 「リバタリアニズムとアナーキズムの区別がつかない」とか、 そういう類のツイートが多くなってきたように思う。*1 以前も述べたように、*2 リバタリアンを厳密に定義することは難しいと言わざるを得ない。 ただ一般にリバタリアンと呼ばれる思想家を大まかに分類していくことで、 「リバタリアニズム」という語がどのような位置づけを持つのかについて、 簡単なスケッチは可能だろうと思う。 先ず日本のリバタリアニズム研究の第一人者である森村進氏の分類からみていこう。 彼の分類では政府についてどのくらいの規模を許容するかによって、 3つに分類している。 リバタリアニズム={古典的自由主義、最小国家論、無政府資本主義(アナルコ・キャピタリズム)} (1) 古典的自由主義は最低限の富の再分配
18日付けでD・フリードマンのブログ"Ideas”に以下の記事が掲載された。 Ideas: Rationality, Nudges and Slippery Slopes シカゴ大学ロースクールの教授であるキャス・サンスティーンとリチャード・セイラーの共著である以下の本の批判である。 Nudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness 作者: Richard H. Thaler,Cass R. Sunstein出版社/メーカー: Yale University Press発売日: 2008/04/08メディア: ハードカバー購入: 3人 クリック: 35回この商品を含むブログ (19件) を見る フリードマンの批判は簡潔明快である。 すなわちいくらリバタリアン・パターナリズムにおいては、 予め用意される制度から離脱可
征服と文化の世界史 (世界歴史叢書) 作者: トマスソーウェル出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2004/11/26メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る トマス・ソーウェルは恐らく日本では殆ど有名ではないだろう。 日本では『入門経済学』が翻訳されている程度だ。 しかし彼の業績は狭義の経済学に留まらない。 その一つとして今回取り上げる『征服と文化の世界史』がある。 『征服と文化の世界史 民族と文化変容』(原題: Conquests and Cultures)は相当な大著だが、 “Race and Culture”, ”Migrations and Cultures”と並ぶ三部作の一つである。 もとは一つの書物としてまとめられるものが分量の都合により三分割されたものである。 しかし第6章の総括では三部作全体の総括になっているので、 『征服と文化の世界史
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