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衆院選
urimajiro-o.hatenablog.com
大晦日に熱を出す。りんごの白ワイン煮を作ってもらって食べて甘酒を飲み、ソファーでうとうとしながら「群青戦記」を読んだ。ずっとラジオを聴いている。明日からはちょっと忙しい。
「あれ、ダイアナのでしょ!?ね!ママ??あれダイアナのケーキね!」 と言わんばかりにテーブルの上のケーキとママとを交互に必死で見ているダイアナ。 残念ながらあなたのケーキではないのです。
私は坂田靖子の漫画で育ってきたと言っても過言ではないんじゃないかと思う。 新刊が届いた。 ゴブリンズライ。 よつばと!の時と同じで楽しみすぎて、やっぱりまだ開けない。
花とキャンドルがひとつひとつのテーブルにきちんと飾ってあるレストランに来た。 女友達と二人で。 ゆっくり美味しいものを食べる。 彼女のお腹には赤ちゃんがいるので、本当は三人でテーブルについていたわけで、それはとても面白い。
大好きな「よつばと!」の新刊が本当に嬉しい。 2年以上も待ったので早く読みたいけど、読んでしまうとまた何年も待たなければいけないとわかっているから、ページをめくる指が躊躇する。 最近、夜になるとキラカラと音を立てて家の近くを歩く人たちの音が聞こえてきて、たぶん火の用心だと思う。聞こえるだけで見たわけじゃないからわからないけど。 なんだろう、あの楽器。 カラカラカラ、キラカラカラ。 練り歩く氷を転がすみたいな音。 あぁ、また行ってしまった。
オーナーがフランスからお土産に持ってきてくれたパンがとても美味しいので、チーズとワインを買ってきて、ユークにペンネをつくってもらう。 オーナーは、パリに家族を残して今こちらに来ているので、今回のことでとても心配していると思う。 屈しない心を、と言うけれど私はいざ自分や家族や親しい人たちに何かとてつもなく酷いことをされた時、本当に正しく立ち向かえるんだろうか。怯えたり憎んだり、もしくはそんな風に感じることも出来ず全ての力をなくしたりはしないだろうか。
あ、よっこらしょ。 名前はダイアナ。 8月生まれの女の子です。 明日から家族になります。 ママはとても楽しみにしているようで、おもちゃをたくさん買っていた。 天国からお兄ちゃんたちが見ていてくれるといいね。
近所のペットショップにキャバリアがいるよ、と言ったらママがぼそりと「会いたいなぁ」と言うので一緒に来た。 赤ちゃんは、小さくて温かくて乱暴でいい匂いだ。 「可愛いねぇ」 と言いながら、ママも私もどうしても涙ぐんでしまう。パディと似ているけれど、パディではないからね。小さい命はとても可愛い。でもパディではないからやっぱり寂しい。 どうするかはママたちが決めることだから私はあまり口を出さないようにしようと思っているけれど、実家に来てくれたら楽しいだろうな、とは思う。アレックスとパディントンは男の子だったから、もし本当にこの子が来るなら我が家初の女の子。 いいことだけじゃないってよくわかっている、またあんなに苦しい別れがあるんだと思うと怯んでしまう。それでも、抱きしめられるというのはすごいことだ。
トイレのタイルに自分で柄をつけてみたいと思って絵の具を買ってきた。 いきなり壁に描くのはいくらなんでも緊張するので、タイル屋さんにもらったサンプルでまずは練習。 手が震える!! 4つ作ったのでユークが帰ってきたら、どれがいいか考えてもらう。 さて、キッチンの棚でも組み立てようかな。
リビングに置いておいたサボテン三兄弟が、タイル屋さんによって、タイル貼りの終わったトイレに移動させられていて笑った。 確かに三兄弟にちょうどいいスペースだ。 でもここだと陽が当たらないです!
近所の水槽を覗きに行く。 新しいライトが増えたのか、なんだか賑やかな雰囲気になっていた。 いつか、ダイビングを死ぬまでに一度してみたい。
「あ、」と一枚ドアプレートを見つけたら他の部屋にもどんどん欲しくなってしまい、バスルーム、私の部屋ときたら次は絶対にトイレ。でも同じ種類のプレートにはトイレのものがなかったので、しばらく雑貨屋さんやネットでトイレのプレートばかりを探した結果、とてもシンプルにここに至る。 満足です。
IKEAに行く用事があったので、朝ごはん抜きで出かけ、着いてすぐにホットドッグを食べる。 小ぶりだけどIKEAのシナモンロール好きだなぁ。
「さよなら、人類」を観た。 仕事でくたくたで映画館に着いたので、途中で寝てしまうかも、と思ったけれどそんなことはなく、顔色の悪い奇妙な登場人物たちを興味深くずっと眺めていた。 どんよりと曇った景色、薄暗い室内、人々の少ない台詞と絶妙な間の取り方。何度も繰り返しいろいろな人が口にする「元気そうで良かった」という言葉が、耳に残る。 「今日は木曜日のような気がするけど」 と無表情なまま、本当はどうでも良さそうに首をかしげる男の人の様子に笑ってしまった。 「昨日が火曜日だったんだから今日は水曜。明日が木曜」 と、当たり前のことを静かに言うもう一人の男の人にも。
職場の知り合いの子どもから、オカメインコの指輪をもらった。 なかなか可愛らしい。 あまりに暑いので、ついに日傘を買った。 こんなに楽になるならもっと早く使えば良かったと思って呆気に取られる。 プランターのプチトマトが赤々としてきた。 明日辺りもいでも良さそうだ。 トマトの葉に一週間ほど前からバッタがついていて、見つけた瞬間はびくっとしたけれど、可愛い緑色だしまぁいいやとそのままにしておいた。今朝になってバジルの陰で死んでいるのを見つけてしまい、胸がしんとした。 何も見なければ、こんな気持ちになることもないんだろう。友達の旦那さんは、辛いニュースやテレビ番組に耐えられないのだそうだ。 「まるものおきてってあったじゃない?ドラマ。あれの中で芦田愛菜ちゃんに「まるもなんて大嫌い!」って言われてるシーンでもう悲しくなっちゃうんだって」 と友達が言い、その時は 「あはは!Rくん繊細すぎる!」 とその
パディントンがもらった花を家にも少し分けてもらった。 少しずつ枯れていくので、朝、元気なものをちょっとずつ分けて小さくまとめて家のあちこちに置いた。 目に映る緑は優しくていい。 でもあまりに優しいので、つられて泣き出してしまってきりがない。 火曜日の夕方は近所に車でやって来るお豆腐屋さんにパディと一緒に行く日だったのに、と言ってママが涙ぐんでいた。親が泣くところを見るのは悲しい。 私は、この一週間で引っ越しを決めた。 犬を飼えるところに引っ越すのだ。 この半年くらいああでもないこうでもないと夫婦で家探しをしていたけれど、パディントンがいなくなって、本当に動こうという気持ちになった。 新しい家は、びっくりするくらい古くてオンボロだけど、風通しが良くて気持ちのいい部屋だ。明るいし、木のいい匂いがする。 パディはたぶんママにべったりだと思うけれど、時々は遊びに来てくれるといいなと思う。犬OKの部
かご猫。 あまりに可愛いので、不審者のように柵から中を覗きこむ。 数年間、私の職場は飛行機だった。 ある時、膝の上に包みを抱えた車椅子の高齢の女性がご搭乗されたことがあり、事前のインフォメーションがなかったため、後輩がすぐに「お手荷物、お預かりしましょうか」と声をかけた。女性はゆったりと微笑んで、それから 「おじいちゃんなの。こうなってから初めて一緒に乗る飛行機だから一緒にいさせてもらえますか」 と言った。後輩が隣で一瞬緊張したのがわかった。その気持ちはわかる。私たちは厳しく訓練されている。マニュアルでは「手荷物はすべて頭上のコンパートメント、もしくは座席の下、ちいさいものならば座席のポケットに収納する」のだ。離着陸時、膝の上には何もあってはいけない。私たちの仕事は、いかに安全に等しくすべてをあるべき場所に収めるかにかかっていた。でもお骨ではそんなわけにはいかない。私は一瞬答えに迷い、隣に
猫、写真を撮ろうとしたら階段を猛スピードでかけ降りて来て、こっちが驚く。 猫を飼ったことがないので、猫の生態というのがいまいちわからない。 しっぽを丸くぴたんぴたんと動かしている時はどういう時だろう、とか。短くニャッと鳴くのはどういう意味かな、とか。 気になることがたくさんある。 そういえばこのマンホールの円に引き寄せられているのも不思議だ。 「車来るから気をつけて」 と声をかけると、知ってますと言わんばかりにすっと立ち上がって庭の方へ消えていくのも可愛い。
パディントンのいない朝が来た。 夜中、床に敷いたマットの上で皆うとうとしてしまった。あの時もし偶然私が目を覚まさなければ、パディはそのまますうっと一人で旅立ってしまうところだった。あんなに苦しそうだった呼吸が、少しずつ遅く、静かになっていった。呼んでももうあまり反応がなく、家族みんなで声をかけたけれど、パディはゆっくりと最後の息を吐いてそれから胸が動かなくなった。 最後、私のことを起こしてくれたんだとしたら、本当になんていい子。 生き物がひとつの命を終える時にふりしぼる力は、生きた証そのものだ。 生きて生きて生き抜いた先のやっと手の届く場所に死があった。 門をくぐり抜けたんだなぁと思った。 それもたった一人で。超かっこよかったね。 虹の橋というのが、本当にあるのかわからないし、いつになるかもわからないけれど、私がそっちへ行くときは多分パディントンが見つけてくれるだろうからそこだけは安心して
ユークが新しいスニーカーを買ってくれた。 気に入って何年も履いていたスニーカーの底についにぼこっと盛大な穴が開いたので。 昔よく履いていた柔らかいAdmiralが欲しかったけれど、二軒探しても同じものが見つからず、もう廃盤なのかも、とがっかりしていたら型は違うけれど、履きやすい一足を見つけた。 白いスニーカーってどうしてこんなに嬉しいんだろう。 靴は、相棒だ。 どこまででも一緒に行ける。
バケモノの子を観た。 とてもいい映画だった。 青空のスクランブル交差点版も良いけれど、一番最初のこの夜バージョンも好き。 成長を見守るというのは、どうしてこんなにくすぐったいんだろう。嬉しいことや腹が立つこと悔しいことも楽しいことも何もかもを吸収し、輝いていく姿を見るのは、胸がざわざわする。 たぶん羨ましいんだ。 でも成長出来るのは、子どもだけじゃない。 私たちの目の前にも新しいことは同じように訪れる。 そんなふうに思える映画だった。 熊徹と九太が特訓をする広場の木がゆっくりと枝葉を広げていく姿が本当に綺麗だ。 壁に柔らかく描かれた家族の絵に目を奪われる。 映画の翌日、渋谷に出かけ 「あれ?私たち昨日も渋谷に来たよね?」 と言ってから気がついた。 「昨日はバケモノの子の中の渋谷だったのか」 どちらが本物だかわからなくなるような渋谷の街に、今日も九太たちがいる気がしてくる。 あと、リリー・フ
渋谷で30分だけ中途半端に時間が空いたので、人間関係に行く。ここはスコーンを100円で売っていて、注文すると温めなおして銀の器に入ったクリームも一緒に出してくれる。 温かいスコーンに冷たいクリームがふんわり溶けていくのをついうっとり眺めてしまう。 時々、たまに温めないスコーンの方が美味しく思えることがある。そういう時はちょっと気持ちが荒んでいる時なんだな、と気がつく。 きちんとは整っていない、何だか少しずれてしまったものたちくらいがちょうどいい時。 温かくないスコーンとか、 置いてきてしまった読みかけの本 買い忘れているアルミホイル、 賞味期限の過ぎてしまったグラノーラや 途中まですごく面白かったホラー映画。 それくらいがちょうどいい。 人間関係のトレイに敷いてあるペーパーのこの絵が好きだ。 こういう時ってあるなぁと思う。 「頑張れ」とは言わないでほしい。 「頑張らないでいいよ」も本当はあ
雨が小さな冠をつくりだす、ほんの一瞬の美しい王国を見た。 ふわりと消える。 洗濯物はたまる一方だけど、こんなに綺麗なものがあるのなら梅雨の毎日も悪くない。
ぴょいーんと跳ぶところを見た。 しなやかだ。 しなやかでありたいと思うけれど、私はなにぶん頭が固い。 ここ何年もこんな風に跳んだことないなぁ。 変な夢を見て明け方に目が覚めた。 開けたままの窓から柔らかい雨の音と匂いと気配がいっしょくたになって流れ込んできていた。窓を閉めようにも、それはユークの側の窓なので、乗り越えていくか、起き上がってぐるりとベッドを回って行かなければ閉めることは出来ないのだった。 変な夢のせいで首の辺りにじっとりと汗をかいていて喉も嫌なふうに渇いていた。 起き上がって窓を閉め、台所に行ってコップ一杯の水を飲み、椅子に少し腰かけでもすれば、夢の気配は追い払えるんだとわかっていた。でも、そうはできずに、私はただ寝転がって天井を見つめ、馬鹿みたいに雨の音を聞いていた。 夢の中の私は32歳だった。 夢の中で32歳の私は笑ったり泣いたりした。 32歳というのは私の人生の中で楽し
日比谷に行ったので久しぶりにひつじやにカレーを食べに行った。 ユークがチキンティッカ付きのカレー二種のセットにすると言うので、私はめずらしく普段とは違うものにしてみようという気持ちになった。 選んだのが、これ。 激辛チキンカレー。 運ばれてきたのは、想像していたのとはかなり違う緑色のカレーだった。勝手なイメージだけど、赤いと思っていたので、まずその色に驚く。 そしてこのピーマンと唐辛子がたっぷりのカレー、笑ってしまうほどものすごく辛い。 ライスをこのカレーに浸して食べるとむせる。 ナンをこの緑色のカレーにつける勇気がない。 ところが、頭蓋骨が振動しているんじゃないかという衝撃の後、舌が麻痺し始めたのか突如この激辛カレーが美味しくなった。 なんだかんだ言いながら、ワインを飲みつつあっという間にぺろりと完食出来てしまった。
公園にかばの親子。 この水から体を出している感じが絶妙に可愛いけれど、お母さんかばは風邪をひいている。 4月から3ヶ月間通っていたフランス語学校のコースが今週で無事に終了。 来年までフランスに行く予定はないけれど、このまましばらく次のコースも続けることにした。新しいことを勉強するのが新鮮で、学生の頃とは違って記憶力がだいぶ悪くなってきたのもわかるけれど、それでもとても楽しい。
牧場で、ちょうどバター作り体験教室をやっていて「参加しまーす!」と飛び込んだら、親子連れしかいなくて、子供用教室なのかと焦った。 冷蔵庫から取り出したプラスチックケースを渡される。中には生クリーム。 蓋をしっかり閉めたことを確認し、片手で上下を押さえたら、 後はひたすら振る!!! 初めは特に手応えもなく、でもとにかく振り続ける。この時点でもうさっそく手は疲れてくるのだけれど、休んではいけない。 ちびっこたちは飽きる。 お父さんたちは両手に2つケースを持ち、振る。 水分が分離し始めるとちゃぷちゃぷと音がして、ケースの中身が固まりだした。 ユーク、このあたりで職員さんに 「あ、いいですね!中身が透けて見え始めましたね」 と誉められる。私は気が遠くなり始める。 この時、出てきている水分は半透明。 「飲んでみていいですよ」 と職員さんに言われたので、蓋を開けて飲んでみた。 透明なのに牛乳の味! 「
松本大洋Tシャツで浮遊する。 週末、埼玉の公園に遊びに行ってきたので久しぶりに心の友のライオンにも会えた。 人工池を覗き込みながら 「おたまじゃくしいるねー!」 「可愛いね!」 と小さな兄妹が喜んでいた。おたまじゃくしは小さくてぷりぷりしていて見るからに素敵な生き物だ。 いい天気で眩しいくらいなので、みんな少し目を細めながら芝の上にピクニックシートを広げてお弁当を食べたりボール遊びをしたりしていた。 子どもたちは、こんな週末の公園で遊んだことなどすぐに忘れてしまうんだろう。でもその忘れてしまう色々なことも、取り出せないだけで記憶のどこかにはきっとずっと残っているんだと思う。だとしたら、私たちは、子どもの頃からの見たもの聞いたもの感じてきたもの全部をまだ体のどこかにしまっているんだな。 私の指は、昔家にいた美しい犬の柔らかな毛並みをきっとまだ覚えているし、いつか誰かが口ずさんでいた優しいメロ
ペットボトルの炭酸水にハーブティーのティーバッグを入れて冷やしておくと美味しいティーソーダが出来ると聞いたのでやってみることにした。 赤い色がゆらゆらと細く溶けだしていくのが綺麗で、冷蔵庫にしまう前にぼーっとしばらく眺める。 なんてことはない6月の朝だけど、いい朝だ。
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