サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
wakabaroom.hatenablog.com
賭ける仏教: 出家の本懐を問う6つの対話 作者: 南直哉出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2011/07/29メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る (1)のつづき 中世ドイツが専門の歴史学者である故・阿部謹也さんが言われた「世間」という概念があります。驚いたことに、古来から現代に至るまで日本にあるのは、個人を前提とした「社会」では決してなく、それとは全く別物の「世間」であり、「世間」即ち、自分の関わっている人間関係の枠内に派生する「掟」を守ることが何よりも優先されるべきことであるので、自分の意思や欲求を抑え込むことにより、「個」を確立させないまま安定を保とうとするのが、我々日本人のありようである・・・という話でしょうか。この「掟」に対して、「そんなの関係ねぇ」とばかりに無視をしたり、あるいは、うっかり「個」を目覚しく芽生えさせてしまい、どうしても譲れ
賭ける仏教: 出家の本懐を問う6つの対話 作者: 南直哉出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2011/07/29メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る 著者の南直哉(みなみじきさい)さんは、曹洞宗の和尚さんだそうです。某元社長とは全くの別人です。 「仮想問答」とのことですが、実際の問答の相手は・・・なんとなく分かりますよね。 以前、私は、「生や死や、それに絡んだ生き方についての探求なんて、心理学とかカウンセラーじゃなくて、昔から伝統的な宗教がやってきたことだし、その分野でやったほうがよっぽど安全な仕事ができるじゃないか」・・・みたいなことを書かせていただきました。『間主観カウンセリング』の時です。 しかしながら、あの時抱いた私の伝統的な宗教に対する期待なんか、今日では、単発の事例としては叶うこともあろうでしょうけれども、一般化した営みとしては、なかなか希
幸福否定の構造 作者: 笠原敏雄出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2004/03メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (23件) を見る このレビューの読後、意味が分からなかったとしたら、それは、私の文章力のせいなのか?それとも、あなたの「抵抗」のせいなのか?(笑) 精神分裂病(著者は意図して「統合失調症」と言わない)が薬物療法を用いなくても、心理療法で改善されていくという、相当な実績がなければ公言できないであろう話なのだが、これだけ臨床例があれば、文句は言えまい。しかしながら、なぜかみんなからは無視されるんだけれども…。 笠原さんは、精神分裂病に限らず、心身症や神経症等々に関しても、同じ原理で臨床をやっておられるというのだが、なんでも、要するに自分の閾値を超える幸福に見舞われると、リミッターがかかって、自分でその幸福をぶち壊そうとするために、いつのまにか「症状」が惹
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『wakabaroom.hatenablog.com』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く