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ドラクエ3
wakamesoba.hatenablog.com
ある出来事が起きた。 高校三年生の時のことである。受験が終わり、最終登校日も終わった頃、私は運転免許を取るため1ヶ月ほど徳島県にいた。 修了検定を何とか終わらせ、仮免許を取って数日後、三時間の高速教習があった。 高速教習では、教官と三人の生徒が一つの車を用いて高速道路を練習する。 その三人の生徒は私と看護系の女子大生と、男子高校生だった。 その女子大生は車内の空気を簡単に支配した。いつの間にか彼女が話していて、それの相づちを教官が打っていて、私はただの聴き手だった。 私はこの車内の居心地が悪かった。彼女のようなタイプの人が苦手だからだ。 『このあいだ観てきたんですよーレ・ミゼラブル。 オトコトモダチとー、行ったんですけど、あれほんと泣きましたよー』 私にとってマイナーなカタカナ語と同じぐらい縁遠い存在である『オトコトモダチ』という言葉を彼女は簡単に口にした。『オトコトモダチ』という言葉を言
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