アメリカ最大の公的年金ファンドで、「物言う投資家」として日本企業の経営者にも広く知られているCalpers(カルパース、カリフォルニア州職員退職年金基金)が、大手ディストレストファンドに$2.3bn(約2,500億円)もの資金を投資をするという記事が、8月18日のBloombergに出ていました。 この記事「Calpers Supplants Stocks With Apollo Funds Amid Rising Defaults」(デフォルト率の上昇を受け、株式からApolloに資金を振り分け)によると、Leon Black氏率いる大手プライベートエクイティファンド、Apollo Managementが設定する3つのディストレスト投資ファンドのほぼ全額を、Calpersが拠出するそうです。 Black氏は、プライベートエクイティ業界が、停滞するLBOに代る投資先として注目しているディス