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やる気の出し方
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- ■「平均」の意味、大学生の24%が理解せず(読売新聞) http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/scholastic_ability/ ゆとり教育の影響のほか、少子化による大学全入時代の到来で入試の難易度が下がったことなどが、理由として指摘されている。 調査は昨年4月から7月にかけ、国公立大、私立大計48大学で実施。主に入学直後の学生5934人が協力した。調査では小中学校で学ぶ内容を中心に、論理的な文章の読解や記述力、基本的な作図力を問う5問が出題された。 その結果、全問正答した学生は、わずか1・2%だった。「偶数と奇数を足すとなぜ奇数になるか」を論理的に説明させる中3レベルの問題の正答率は19%。小6で学ぶ「平均」についても、求め方は分かるが、「平均より身長が高い生徒と低い生徒は同じ数いる」などの正誤については誤答が目立ち、中堅私大では半数が
◆大阪市長選:平松邦夫前市長に光あれ!〜前市長の残した実績を最大限の賛辞を持って称えたい そうそう、平松さんはこういう業績をもっとアピールすればよかったのに。勿体ないなぁ。 ちゃんと放置自転車の削減以上の実績を残してるのにね。 参考:◆市政改革の実績 もう端的にプレゼン下手というしかないよね。橋下批判にばかり意識を向けすぎなんだよな。もちろん、その実績は大阪市だけのものではなく大阪府による部分もあるのだろうけど、そこはうまい理屈を用意しておいてくださいよ。それくらいできるでしょ、さすがに。 逆に、橋下府政下での府債はむしろ増加していますよ、と。 参考:◆借金総額の推移 橋下府政はわずか1年間で財政黒字化したことが大々的に報じられたので、あたかも橋下府政では財政が健全化したかのようなイメージを持たれているけど、実際には負債残高じたいは順調に増加し、初の6兆円を突破している。 ◆togette
ネグリの名前を出すと大抵の人に「マルチチュードなんてどこにいるの?」と聞かれるのだが、例えばtwitterのTLはマルチチュードそのものではないかと思う。twitterを通じて行われた反原発デモなどはまさにマルチチュードの典型だろう。<共>な問題関心をキーとして集まった有象無象。 そのような社会運動のあり方をどう評価するかはともかく、「マルチチュードなんていない」という理屈でネグリを一蹴するのはもはや不可能ではないか。もちろんtwitter通じてデモに参加した人がみなネグリ主義者ということではない。しかしむしろそのような多様性こそがネグリの意図したものだったはずだ。 …というような理屈でネグリ主義とインターネット民主主義をもっと積極的に結びつけようとする論者はいないのだろうか。twitterとマルチチュードは非常に相性が良さそうだけども。あえて言えば濱野智史さんが触れているか。アクチュアル
思想地図β vol.1 作者: 東浩紀,宇野常寛,千葉雅也,速水健朗,北田暁大,鈴木謙介出版社/メーカー: 合同会社コンテクチュアズ発売日: 2010/12/21メディア: 単行本購入: 29人 クリック: 823回この商品を含むブログ (101件) を見る 東浩紀が創刊した『思想地図β』が発売20日で3刷が決定し、2万部を突破したそうだ。これは雑誌不況の昨今、言論誌としては異例の部数だ。しかも『思想地図β』は広告などを一切出さず、東浩紀がほとんどひとりでtwitter上で宣伝つぶやきを続けた結果、これだけの部数に達したのだからこれは言論界にとっては重大事件である。中身はともあれ、「もはや言論誌は売れない」という常識を覆してみせたからだ。 もちろん売れた原因のなかには、その内容に関係なく東浩紀個人のファンが買ってるだけとか、年明けの朝生で宣伝した効果が大きかったとか、雑誌中のアニメ絵(?)
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) 作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 31人 クリック: 899回この商品を含むブログ (763件) を見るノルウェイの森 下 (講談社文庫) 作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 26人 クリック: 230回この商品を含むブログ (553件) を見る前回、映画「ノルウェイの森」の感想で、最後にワタナベくんとレイコさんが寝るシーンの解釈に違和感があった、ということを書きました。そのことについて今日はもう少し詳しく書いてみます。 なぜ違和感があったのか?もともと原作でもあの場面はかなり謎な展開で、「えっ、なぜ?」と思った読者は多かったはず。僕もその一人です。しかし繰り返し『ノルウェイの森』を読むうちに、僕なりにあの場面でな
この前の続き。BRUTUS1月号で面白かったもうひとつの記事は速水健朗さんの自己啓発本ブームを取り上げたもの。 BRUTUS (ブルータス) 2011年 1/15号 [雑誌] 出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2010/12/15メディア: 雑誌購入: 15人 クリック: 229回この商品を含むブログ (27件) を見る 記事によれば、昨今の自己啓発本ブームは1990年代のアメリカで始まったものである。資本主義のグローバル化、金融中心化の影響を受けて、アメリカの中流層の多くがリストラによって下流層へ転落し、格差が拡大した。そんな彼らが頼ったのが宗教であった。90年代以降、メガチャーチと呼ばれる超大型教会が急増し、仕事や生活を奪われつつある人々に対し、「信じれば救われる」といったわかりやすい教義を掲げることで、多くの信者を獲得した。これらメガチャーチには「宗教保守」が多く、ブッシュ
博論執筆のためにハンナ・アーレントの『全体主義の起原』第二部の帝国主義論を読み返しているのだが、アーレントの帝国主義論は現在の日本の政治状況を分析するための示唆に満ちていると思う。 アーレントは帝国主義を全体主義の前段階と位置づけ、それを「膨張のための膨張運動」「人種思想」「無人支配としての官僚制」などによって特徴づけた。膨張のための膨張運動→新自由主義、人種思想→レイシズム、無人支配としての官僚制→「法の支配」を軽視する政治、などの特徴とぴたりと合致する。 日本の現状を、1930年代のドイツや日本の全体主義との類似で語る言説はよく見かけるようになったが、柄谷行人はむしろ日本の現状を120年前の帝国主義の時代との類似において分析するべきだと提唱している。現在の世界は再び帝国主義期に突入しつつあり、それは全体主義の前段階を意味するのだというのである。 「膨張のための膨張は無限のプロセスであり
リフレ賛成派・反対派、双方の意見を読んでいて分かったこと。 リフレに賛成か反対かを分けるのは、現在のデフレを(1)「不況の影響によるもの」と見るか、(2)「グローバル化の影響によるもの」と見るか、という視点の違いであるということ。(1)がリフレ賛成派、(2)がリフレ反対派の立場ですね。 (1)は典型的なマクロ経済学(=ケインズ経済学)のセオリーにのっとっています。 つまり、景気が悪くなる→消費・投資が冷え込む→需要曲線が左へシフト→物価が下がる→デフレ! というシナリオですね。 (2)は「要素価格均等化」のセオリーにのっとっています。 「要素価格均等化」とは、生産技術が同じであるなら、生産物が自由貿易されることによって貿易できない地価や賃金のような生産要素価格も国際価格に均等化していく、という定理です。 近年、中国やインドなど新興国の台頭によって安価な労働力が大量にグローバル経済に出現し、
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