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歌舞伎の名門の家といえば、みなさん、 どんな苗字を思い浮かべますか? 「なかむらや〜!」と掛け声がとぶことが 多い気がするから中村? 市川團十郎といえば、歌舞伎の一番の名跡だから 市川? この二つの家、どういう関係があるのでしょうか? 歌舞伎界の相関図!中村家と市川家ってどんな関係? そもそも中村家と市川家とはどんな家なのでしょうか? 中村屋の中村家は、中村勘三郎から始まります。 中村勘三郎とは、江戸時代に幕府の許可を得て開かれた 芝居小屋の一つ中村座の座元。 今でいうと、劇場の支配人でもあり、 芝居のプロデューサーであったのです。 中には、役者と兼務して舞台に立つ人もいたようですが、 基本的には座元の名前。 幕末の頃からは実際に名乗る人は いなくなりました。 昭和に入り、これを役者名として復活させたのが、 17代目の中村勘三郎です。 ここから、現在、勘九郎・七之助兄弟が活躍する 中村屋が
「高砂や この浦舟に 帆を上げて」 能には縁のない方でも、 婚礼の席でこの謡を一度は耳にしたことが あるのではないでしょうか。 遠く離れていても、月年を経ても、 変わることのない 夫婦の愛の象徴ともいえる 相生の松や、 後場の神の祝福の舞など、 一貫して明るく格調高い、 大変おめでたい能の演目『高砂』。 また、 祝意に満ちあふれた、 美しい詞章も、 見どころです。 今回は 夫婦和合と天下泰平を謡った 脇能の代表曲『高砂』の あらすじや、見どころ、 有名な謡の詞章をご紹介します。 高砂のあらすじは? 出展:http://www.toshu-fukami.com/ まずは能の演目『高砂』のあらすじを ご紹介します。 春の初めの候、 肥後国・阿蘇神社の神職友成が、 都のぼりの道すがら 播磨国の高砂の浦へと足を運んだ折のこと。 松の木陰を掃き清める 身なり清らかな老夫婦に、 この高砂の松と攝津国の
能で使われる衣装のことを 能装束といいます。 華やかな色を多数使った 大振りの衣装は 見るからに豪華絢爛です。 能楽が武士の式楽となっていた江戸時代。 大名家は、豪華な能衣装を揃えることで 「戦の準備などしていません」 と幕府にアピールしたとも言われています。 そんな豪華な能装束は役柄によって 使う衣装が異なります。 能衣装の種類、特徴をご紹介します。 能装束の種類と使い分けは?代表的なものを紹介します!演者が身に着ける能装束は 上着、着付け、袴で構成されています。 それぞれに、種類があり、 身に着けている人の 身分や性格を表現します。 一度、整理してみましょう。 上着 出典:http://blog.gofukugura.com/ 文字通り、一番上に身に着ける上着。 華やかなものが多いのが特徴です。 ●唐織 金糸、銀糸など10色以上の色糸を使って 織り上げ、 文様が浮織りになっているのが特
私たちが着物を着る時、 帯は背中で結びますね。 時代劇を見ても、 帯の結びかたは違っても 武家の奥様や町娘は 背中で帯を結んでいます。 ところが、花魁は、大ききな帯を前に結んで 華やかな姿で登場しますね。 どうして、花魁だけが前に帯を結ぶのでしょうか? 花魁以外にも、帯を前に結ぶ場合は あるのでしょうか? 着物の前で帯を結ぶのは花魁だけじゃないって本当? 出典:http://blog.goo.ne.jp/tomtom_1954 歌舞伎で、登場人物の衣装をよく見ていると 帯を前で結んだ女性が、時々出てきます。 仮名手本忠臣蔵 六段目「勘平切腹」の場面。 人気の演目ですので、ご覧になった方も多いのでは? この段の主人公早野勘平の妻おかるの母親は、 田舎暮らしの老女という設定。 その母親は、帯のお太鼓部分を前に垂らして 結んでいます。 江戸時代は、花魁以外にも、 帯を前に結ぶことがあったのですね
着物の半襟ってどんな小物? 半襟は、着物を着るときに必要なアイテムになるんですね。 そして、 付ける場所はと言うと長襦袢に縫い付けて使うものですが、 【半襟】があるのと無いのでは着物の雰囲気や顔映りが ガラリと変わるから不思議ですね。 また、【半襟】には様々な種類があります。 素材、色柄、刺繍などがあり、それを着物の種類によって 上手く使い分ける必要があるんですね。 重ね襟、伊達襟って何?と思いますね。 【重ね襟】【伊達襟】【比翼襟】は呼び名が違うけど、 使う目的は同じなんです。 おめでたい席には【重ね襟】が使われますが、 その意味は、慶びが幾重にも重なりますようにと 願いが込めているんです。 季節やシーンで違う?半襟の選び方や決まり事とは 【半襟】にも衣替えあるって知っていました? 着物と同じ時期に衣替えをしますが、季節の先取りとして 一足早いものを身に着けます。 夏の半襟は絽・麻など6
歌舞伎の舞台には、いい場面で 「●●屋!」 と大きな声がかかりますね。 これが、屋号。 それぞれの役者が、苗字とは別に持っている 看板のようなものなのです。 歌舞伎の屋号に格付けはあるの? 平安時代の貴族のように、藤原氏がランクが上・・ といった格付けは、 歌舞伎の屋号には基本的にはありません。 ただし、歴史の古い屋号の方が重くみられますし、 主役級を演じる家柄と脇役系の家柄というのはありますが、 役者の実力の方が重視されると思います。 別格の扱いは市川團十郎の名を継ぐ「成田屋」 。 市川宗家とも言われ、歌舞伎界で中心的な位置付けです。 江戸時代から続く代々の團十郎が荒事の芸を作り上げ、 人気を博したことで、別格の位置付けとなったのです。 歌舞伎の屋号を一覧で紹介!それでは、屋号と、その家の著名な役者の名前、 芸風などを一覧でご紹介します。 成田屋 12代目の市川團十郎が2013年に亡くな
歌舞伎の歴史を勉強すると 江戸の荒事、上方の和事 などとよくいわれいることがわかります。 歌舞伎の荒事・和事って、いったい、 どういうものなのでしょうか? 歌舞伎の荒事とは?その意味や特徴を解説! 荒事は、初代の市川團十郎が作りだした 荒々しく豪快な演技や そのような登場人物が登場する演目のことを いいます。 荒事は、武士が多い江戸の街で好まれました。 ストーリーは単純。 主人公は勇壮で豪快な人物で、 悪者たちをばったばったとやっつける スーパーマンのような人物です。 見ている観客の、気分がスッキリするような ストーリーが多いですよ。 歌舞伎十八番ってどんなもの?歌舞伎十八番とは、七代目市川團十郎が 市川宗家の家の芸として選定した 荒事の演目18個です。 最も人気が高いのは『助六』『勧進帳』『暫』。 『外郎売』『毛抜』『鳴神』『矢の根』も よくかかる演目ですね。 『押戻』は、演目ではなく、
能の演目『融(とおる)』は、 今の時期にぴったりな 中秋の名月の夜を舞台にした、 美しく特徴的な演出の舞が見どころの 秋の名曲です。 平安時代初期の貴族である 源融(みなもとのとおる)が、 前シテでは潮汲みの老人、 後シテでは亡霊となり、 自分にとって良き時代であった頃を 偲ぶ物語です。 小書(こがき)と呼ばれる特殊な演出が 物語の後半部分に多く使われ、 舞事の変化が楽しめる一曲となっています。 今回はそんな 秋の名曲『融』のあらすじともに、 見どころともいえる小書や美しい詞章、 そしてその現代語などをご紹介いたします。 能の演目『融』のあらすじは? 出展:http://narano.exblog.jp/tags/%E8%9E%8D/ 早舞の替えや舞働など 特殊な演出である小書がみどころの 融ですが、 小書についてはまたのちほど、 まずはあらすじをご紹介いたしましょう。 主人公の源融(みな
茶道では、思いの他様々な金属製品を使います。 建水、水次やかん、花入といったものから、煙草盆にのせるキセルや 炭を扱う火箸まで広がりがあります。 そのような、金属製品を作成する千家十職の 中川家の当主の名前が浄益です。 初代は武具を制作していた中川家 中川家は、元々は越後国で戦国武将の甲冑・鎧を作っていました。 茶道具を初めて手掛けたのが、初代の中川紹益(通称与十郎)です。 与十郎は、上洛して火箸や環を制作していたところで利休と知り合い、 その金工の技が認められて、やかんの制作を依頼されました。 このやかんは、天正 15年(1587 )に秀吉主催の北野大茶会で使用され、 以後、「利休やかん」と呼ばれて表千家に伝わり、 その形が水次やかんの基本になっています。 二代目から千家の出入り職人に2代浄益は、寛永年間に千家の出入りの職人となりました。 当時は、豪商な佐野(灰屋)紹益が活躍していた時代
歌舞伎の幕といえば、みなさん、 黒・萌葱(緑)・柿(オレンジ) の3色の縦縞がすぐに思い浮かぶのでは? お菓子の「歌舞伎揚」やお茶漬け海苔のパッケージも、 この配色ですので、おなじみですね。 3色の幕は定式幕と言われるものです。 この定式幕、実は、劇場によって 色の組み合わせが違うのです。 歌舞伎のイメージである定式幕の色の意味とは?定式幕とは? 歌舞伎では、演目によって様々な幕が使われます。 定式幕は「常に使われる幕」といった意味で、 芝居の幕開きと終幕に使われます。 定式幕が、下手から上手に向かってひかれると、 幕開きですね 新歌舞伎と呼ばれる、明治以降に作られた演目では、 下から上がる緞帳が使われます。 明治以降は、オペラなどの西洋演劇の影響を受けて、 緞帳式の幕が使わるようになりました。 江戸時代は、幕府が許可した芝居小屋のみ 引幕の使用が許可されていませんでした。 江戸では、三つ
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