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副題は、たった2つの質問だけ!「タテの質問」で掘り下げ、「ヨコの質問」で全体像をあぶり出す、とのことで、なんのこっちゃと思っていたのですが、目からウロコでした。 献本として頂いておきながらこんなことを言うのはなんですが、本自体は薄く、トータルの文字数が少ないため、1文字あたりの料金にすると結構割高になる印象です。また、中で書かれている物語調のパート(特に出だしのモグラの話)が、物語としてはあまり面白くなく、読む気を削がれるため(著者さん、編集者さん、すいません)、これをいわゆる通常の「書籍」としてオススメするのはやや微妙なのですが、タイトル通り、問題解決方法に関しては、一発で目からウロコを与えてくれただけで価値は十ニ分だと思います。 タテの質問とヨコの質問って何さ、と思い全くイメージできずに本を読み出したのですが、読み終わって気づくと、本の帯に書いてありました。 タテの質問:「その原因をひ
週刊ダイヤモンドで、本の一部分がサンプルで入っていて、これは面白そうな本だと思っていたら、ちょうどダイヤモンドさんから献本を頂いて、楽しく読みました。 登場するザッポスというのはネット靴店。創業して数年でアマゾンに1,000億円以上で売却したという成功物語。このネット靴店が顧客満足度がとにかく高い。顧客に「ワオ!」を届けることを重視し、自社に取り扱いのない製品でも電話のオペレーターが他社製品をネットで調べて教えてくれるとか、最長6時間顧客対応電話に費やしたとか、いくつかのエピソードが出てきます。 顧客満足度を上げたいと思っているビジネスパーソンにとっては、その辺の具体例はある程度参考になるとは思います。でも、ザッポスCEOが本当に言いたいのは、その小手先の顧客満足度向上術ではなくて、社員が外にも自慢できる企業文化をいかに構築するか、という点でしょう。本の後半では、実際にこの企業において、ど
ダイヤモンド社の和田さんより献本いただきました。著者の浦島さんが小樽商科大学の特任教授ということで。 で、この本はいいですね。そのまま海外旅行やショートステイにもって行くのに最適だと思います。よく英語できません、しゃべれません、という人が多いのですが、実は日常会話で使うフレーズやボキャブラリーは非常に数が少ない。なので、この100言う英会話さえあれば、初対面の人ともある程度打ち解けることはできます。 フレーズを集めた後ろのトラックだけ切り取って(10ページもない)持ち歩くだけでも、咄嗟の時に十分間に合いますね。そして、少しの応用でいかようにでも使えるものなので、これは本当に実用的でいいと思います。 おそらくお風呂に浸かりながら毎日ペラペラめくっているとそのうち頭に入ってきそう。公用語が英語の会社も出てきていますが、最初からハードル高くしても英語の学習は挫折しがちなので、まずは100言えるよ
この4月より小樽商科大学に赴任しました。3月あたりにリアルで顔を会わせた方には直接お伝えしたので、ご存じの方もいらっしゃいますが、ちゃんとした転職のご挨拶ハガキやメールはまだ送っておらず、このブログでも告知していなかったので、ご報告です。もう少し早く告知しようと思っていましたが、一通り自分が赴任した大学および大学院の状況がわかってからにしようと思い、今となりました。 正確には小樽商科大学ビジネススクールという、社会人向けのMBAの教員です。アントレプレナーシップ専攻ということで、起業や事業立ち上げを中心に学ぶMBAコースということになります。ただ、学部の授業も持つので、時間としてはMBAと学部半々になります。これまでのコーポレート・ファイナンス、M&A分野での経験と、起業やベンチャーキャピタルファンド運営の経験など、微力ながら貢献できればな、と思っています。 今回の新たなキャリアをご報告し
金融庁の金融研究センターでこの1年間取り組んできたディスカッションペーパーを先月下旬に公表しました。ご興味ある方はこちらからご覧ください。 金融研究センター長の慶応大学の吉野先生による論文要旨は以下の通り(抜粋)です。 =====抜粋始め===== 新興市場と新規株式公開のレビュー 岩井 浩一 金融研究研修センター研究官 保田 隆明 金融研究研修センター専門研究員 本稿は新興市場と新規株式公開に関するレビュー論文である。内外の既存研究を概観することを通じて、本邦市場の制度設計への示唆を引き出すこと、及び、今後の研究課題を整理することを目的としている。 新規株式公開は多くの市場参加者が関与する各種の手続きから構成されており、その結果、多様な利害対立が内在している点に、その最大の特徴を求めることができる。換言すれば、新興市場や新規株式公開の望ましい制度のあり方は、市場参加者によって異なった
週末、妻の仕事仲間のスタイリストさんが我が家に遊びに来たので、ついでに私のファッションに関してアドバイスをいただくことに。クローゼットの中身をダーッとみて、持っているスーツ、ネクタイ、シャツなどから最適な組み合わせを考えてくれます。 スーツとシャツに関してはある程度数も持っているし、オーダーメイドにはしないものの、ある程度ファッション雑誌等に登場するブランドのもの買っているので、そんなにダサいわけではないだろう、と普段から思ってはいます。一応、テレビの収録や雑誌の撮影の機会もぼちぼちあるので、それなりに、という思いはあって、パッと見た感じやや派手目のものも持っているつもりではあります。 が、そんな思いは5分で吹き飛ばされました。。。 自分のファッションがいまいちであることを指摘されてうれしい人は誰もいないはず。なので、相手に「そういうのは似合いませんよ」とか、「これはいまいちカッコよくない
備忘録メモ。 -イメージとしては、銀行口座を通じた進研ゼミのようなイメージ -新設銀行とするが、途中で地銀とのネットワークを形成 -地銀の各店舗の一部スペースを子供たちの放課後スペースとして開放(学童) -銀行は安全な場所ゆえ、学童にはばっちり。しかも大人がどうやって働いているか身近で見れる -利息はLibor、または短期国債連動型として、できる限り短期で変化させる -預金するときに、自分の預金をどのような企業に貸したいか決める -融資先見学ツアー -株式の売買も行えるようにする -学校のテストの結果によって利息が変わる(戻ってきたテスト用紙を毎回ファックス) -過去の自分を基準とした相対自己評価により、成長が見られれば利率が増える -テスト問題から、各人の苦手な分野を抽出し、自動的に傾向と対策を提供 -英語で展開したほうが面白いか お金だけじゃなくて、知識とアイデア
楽天がサービスを開始したことで、やや盛り上がりつつあるようですが、個人的にはネット献金導入するなら、ネット選挙も同時に導入していただきたいと思っています。ネットでカネだけよこせでは不平等。我々有権者にもネットで投票権よこせ、と言いたくなるな、と。 ただ、ネット政治献金を受け取る政治家が増えれば増えるほどに、ネット選挙の導入を彼らは断りきれなくなるでしょうから、そういう意味では先にネット政治献金が進んでいくのは悪くはないと思います。 先日も、都議会議員選挙の投票に行きましたが、毎回行くたびに思いますが、投票所に各候補者のプロフィールとかの情報を置いていただきたいですよね。ネット投票ならもっと楽なのに、と思います。今の政治、選挙では、世代間不平等が激しいので、その解消のためにもネット選挙はぜひとも早期実現していただきたいと思っています。 マニフェストも民主党のは公表されましたが、さすがに事前準
今朝のニュースに骨髄反射してザイオンラインでコラム書いてみました。 企業価値ではキリンの方がサントリーを上回りますが、非常に簡易なシミュレーションをしてみると、株主構成的には経営統合後の35%前後をサントリー創業一族である鳥居、佐治一族が保有することになりそうです。株主が完全に分散していたキリンが、今度は拒否権を有する株主が出現する公開企業に、しかもその大株主はサントリーの創業者。 いやいや、なかなか類を見ない興味深い案件になりそうです。
早稲田大学大学院ファイナンス研究科は2年目に入っています。去年と比べると断然大変な日々に。。。やはり授業の内容が応用的なものになってきていることと、今年はペーパーを書く必要があるので、一つ一つの授業やテーマに取り組むときに必要な知識レベルと時間が圧倒的に上がっています。 あ、話を進める前に、最近はどんな仕事スケジュールで動いていますかと聞かれることが多いので、簡単に説明しておくと、3足のわらじをはいています。1、今までのお仕事:メディアを通じたファイナンス、ビジネスの解説。企業に対する財務、M&A戦略アドバイザリー。投資ファンドのスタッフとして投資案件発掘&モニタリング。2、大学院:早稲田大学大学院ファイナンス研究科。3、金融庁での研究員:テーマはIPOと新興市場 で、話を戻すと、大学院の授業内容は、2年目になって、いろんなものが有機的に結びついていく感覚になっています。「あっちで聞いたこ
アボガドのサラダを作ったんだけど、少し時間が経ってしまうと、みるみる緑から茶色に変わって行ってしまって、いまいちおいしくなさそうなサラダになっちゃった、なんて経験ありますよね?私はあまりアボガドが好きではなかったのですが、その理由は、ひとつはこの茶色への変色、そしてもうひとつは時間が経つとふにゃっとした触感になってしまうことでした。 しかし、アボガドのタネをサラダに入れっぱなしにしておくと、変色もしないし触感もいいまま保てると妻が聞いてきて、早速実行。すると、本当にキレイな緑色のままアボガドが生き続けるんですよね。うちの場合は、私が大学院の授業が終わって家に帰って夕食を食べるのが23時近くなので、妻が作り置きをしておいてくれるものを食べるわけですが、以前は茶色くなっていたアボガドサラダが、新鮮そのもの。いやいや、これは感激です。 しかし、どうしてタネにそんな効力があるんでしょうね。他の果物
ひとつ前のエントリーへ頂いたコメントで >M&Aに関して情熱を持っていらっしゃるようですね。 >会社勤めの時の情熱が戻ってきたのでしょうね。 >話は変わりますが、某ブログで日本悲観論がエントリーされていましたが、 >どう思われますか? >今度、日本を考えるエントリーをお待ちしております。 とありましたので、コメント欄でお返事を書き始めたら長くなっちゃったので、久しぶりに以下、最近の考えなどを綴ってみました。 ハイ、企業ファイナンス全般についての情熱は冷めません。そして、日本に対する情熱も冷めないです。 私も以前は日本に対してすごい悲観的になった時期がありましたが、今はやめました。悲観的になっている自分が嫌になっちゃったんですよね。悲観的になるより、どうやったらプラスに変えていけるかを考えるべきだなと思いまして。そして、実行するための力をつけないといけないと強く思っています。 私の場合
超凡思考 岩瀬 大輔 伊藤 真 ほぼ半年ぶりにライフネット生命の岩瀬君とランチをしたら、ちょうど新しい本を出したということで、もらってきました。生き方術、仕事術の範疇の本だと思います。人生の考え方についての本ですね。30分ほどで読めるから、と言われて読み始めて、さすがに30分では読めませんでしたが、さらりと岩瀬君と伊藤さん(司法試験の塾の伊藤塾の塾長ですね)の考え方がエッセンスとして理解できます。 この本のいいところは、仕事術、生き方術方面の本でありながら、基本的に仕事術やテクニック論はあまり意味がないと思っているところですね。冒頭で岩瀬氏が、「仕事術の本を読んで仕事ができるようになった、という人に会ったことがありません」と書いていて、最後に伊藤氏が「人のテクニックを知ることは重要でない」と書いています。であれば、そもそもどうしてそんな2人がこういう本を出すんだよと突っ込みたくなるところ
昨日紹介したライフネット生保の出口社長の本ですが、今日、もう1冊直接ご本人から送付されてきました(笑)。その中に、先月同社が開始した保険料の原価開示のプレスリリースが同封されていたので、今日はこれをネタに。 東京新聞を皮切りに、日経新聞や週刊東洋経済など各種メディアでも記事となって話題となった試みでしたが、ようは我々が支払う保険料のうち、いくらが原価(保険金として支払われるもの)で、いくらが会社の運営費に充てられるかを開示しちゃったということです。詳しくはこちらの記事や、同社ウェブサイトでの記述などをご参照。 一般の生保の高コスト体質は想像に難くないので、他の生保会社にしてみるとたまったもんじゃないですよね。見方によっては多少お行儀が悪い行為なのでしょうが、でも、新参者は殴り込みをかけることがその存在意義でもあるわけですしね。 と、ここまでは上記メディアなどでも言われていることなので、今日
ライフネット生命の出口社長が最近出版された本ということで、同社の広報担当の方から献本いただきました。 生命保険はだれのものか―消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと 最近、いくつかのところから今後の景気見通しと生活に対してのアドバイス、みたいなテーマでコメントを求められたりしましたが、その際には保険を見直すべきと毎回言っています。ずっと前ですが、投資銀行勤務時代に生命保険業界を研究したことがあり、それ以降死亡保険は掛け捨てで、と何かあるごとに言ってきましたが、それに加えて共著書の『金トレ!』で共著者の目黒陽子さんが指摘しているように、民間の医療保険はなくてもいい(公的医療保険が手厚い)、とのことで、私はとにかく保険に関しては削減派。 まあ、どの程度の保険に入るかは個々人の価値観によるところも大きいので、絶対唯一の答えはないですが、でも、コストパフォーマンスがいいに越したことはないですよ
麻生さんが企業に給料アップを要求する一方、企業は正社員に早期退職を迫るとあべこべな状況になっていますが、給料はアップさせるべきなのかさせないべきなのかの議論で出てくるキーワードに労働分配率があります。先週のワールドビジネスサテライトでもこのキーワードが登場していました。 ざっくり言ってしまえば、企業の収益のうちどの程度が人件費に充てられたかという割合。100%なら収益のすべてが人件費に回ってしまう状況なので、人件費が高すぎるか収益が低すぎるかということになります。で、こちらが過去の労働分配率のグラフ。 著書『投資銀行時代、ニッポン企業の何が変わったのか』でも用いたものですが、これを見ると2000年以降労働分配率が下がっていることが見て取れます。WBSでも、この期間の下がり具合を指摘していました。企業の収益が良くなったことが分配率下落の主要因ですが、この期間だけ見ると、こんなに下がったのであ
「投資銀行ビジネスモデルが崩壊して、今後投資銀行はどうなっていくのでしょうか?」 このようなことを聞かれることが最近多く、ついさっきもテレビで「多額の借金で利益を稼ぐという投資銀行のビジネスモデルが崩壊した」、と専門家が指摘していました。 そう、いつの間にか投資銀行のビジネスモデルとは、多額の借金をテコにして儲けるビジネスとして語られるようになっていたのです。 私が投資銀行に入社したころ、もう10年も前ですが、は完全に逆でした。投資銀行はとにかく自分のバランスシートをリスクにさらさない、つまり、資産も負債も増やさないことを第一の優先事項にしていました。手数料ビジネスに徹する、と。資産、負債を膨らませて経営が失敗したり、低収益にあえぐ商業銀行の反面教師もあって、投資銀行ではとにかく自分たちのバランスシートだけは活用しないようにしていました。ので、従来の投資銀行のビジネスモデルとは、リスクマネ
来週自宅を引っ越すことになりました。今の家から歩いて10分強の場所なので、あまりドラスティックに生活環境が変わることはないと思いますが、でも、なんとなく楽しみですね。今より少し広くなるのと、駅に近くなるので、いろんな意味で生活にゆとりが出るといいな、と思います。 実はここ1~2年ほどずっと家探しをしていました。一度は分譲マンションを購入し、結局住まずに売却した話は以前「誠」のコラムで書いた通りです。この経験でもう不動産の購入は懲りごりと思っていたのですが、でも、やっぱりもう少し広い場所に移りたいなあと思い、その後も分譲、賃貸の両睨みで近所で引き続き探していました。 息子の保育園の通園路の途中に、「こういう物件に住みたいな」と思っていた一戸建てがあったのですが、それがなんと夏前に売りに出てきました。築5年、理想の間取り、価格も悪くはないということで、購入の申し込み。銀行のローンも、ちょうど決
当ブログでも以前書きましたが、この4月から東大の公共政策大学院と早稲田のファイナンス研究科大学院に通っていたのですが、東大を退学になってしまいました。 理由は、東大の内規で二重学籍が禁止なんだそうです。「募集要項にも他の研究科との並学は禁止と書いてありましたよね?」とのことだったのですが、私はそれを「東大内の他の研究科」と読んでいたので、よもや社会人を相手とする夜間と週末の他の大学院との並学がそれに含まれるとは思わず、今までも堂々とあちらこちらで両方の大学院に通っていることを公にしていました。が、どこかから東大へ私の存在はOKなのかとの問い合わせがあったそうでして、この夏休み中に呼び出しがあり。 私は引き続き両方通わせてほしい、少なくともどちらかは休学の扱いになるようにしてほしい、とお願いしたのですが、結局どちらかを退学してくださいという二者択一を迫られて、泣く泣く先週東大に退学願を出して
ブログのコメント欄でいくつか本件に関しての解説やコメントの依頼を受けましたが、お世話になった方々がたくさんいますので、評論家的に解説するのは控えさせていただきたいと思っております。自分が新卒で鍛えていただいた会社で、好きな会社でしたし、ただ個人的に残念でショックです。 テレビ、新聞、雑誌など10以上のメディア媒体の方々から出演やコメントを求められたのですが、今回の件に関してはすべてメディアでの発言は控えさせていただいております。今回の件の背景、経緯、そして今後の影響については、各メディアで多数著名な方々がご解説されていますしね。 アジア金融危機の時も、リーマンが今回同様Chapter11をファイルするという噂が流れたこともありましたが乗り切りましたし、9・11の際はWTCの隣にあったリーマンの本社ビルが半壊しオフィスを失いましたが、急遽ミッドタウンのシェラトンホテルの一部をオフィスに変身さ
今日でやっと期末試験が終了しました。東大の最初のテストが7月18日でしたので、それから足かけ二週間。いやいや疲れました~。 今日、早稲田の最後の試験が終わり、夕方から学生主催の全学生を対象とした大規模な打ち上げビアパーティがあって、そこでパーっと楽しもうかと思っていたら、保育園から連絡があり、息子が発熱したとのこと。ビールも飲まずに途中で退出して迎えに行くことに。 この数ヶ月間は妻が仕事で夫は大学院と、土曜日も保育園に行くことが多かった息子ですが、彼が一番頑張っていたのかもしれません。大学院の夏休み期間中は子どもとすごす時間を大切にしようと思います。 ■前期を振り返って 「社会人&学生のための大学・大学院選び」という雑誌が先週発売されましたが、そこのインタビューでもお答えしたのですが、大学院という選択肢は大いにプラスでした。期待をはるかに上回るものを得ました。具体的な一番の収穫は -「考え
ピジョンが出している靴で、幼児向けのくせして1足4,400円もします。でも、この靴を履かせると今月で1歳3カ月になるうちの息子は跳ねるように軽やかに歩くんですよね。 もともとは、日経MJか日経新聞かどこかの記事でピジョンの研究所について読んだのがきっかけでした。乳児、幼児の研究をする研究所で、その研究成果を商品化しているという話でした。幼児の歩く姿を何十例も観察した結果、幼児は歩くときに親指にすごい力を入れて歩くということを発見したそうです。それに基づいて開発された靴がこの育ち応援の靴。 それまでは、有名なメーカーの別の靴を履かせていたのですが、歩く姿を見る限り靴が重そうで靴に引きずられているような雰囲気だったのですが、このピジョンの靴にすると本当に喜んで歩くんですよね・・・。ただ、そのせいか、夜中に寝付けないときは玄関を指差して「外に出してくれ」と自己表現をするようになってしまったという
なぜケータイ小説は売れるのか (ソフトバンク新書 63) 本田 透 結構前に読み終わった本ですが、ひとつ前のエントリーに関連して。 ケータイ小説に対してポジティブなイメージを抱く30歳以上の人は少ないと思います。この本の中でも指摘されているように、飛ぶように売れしたケータイ小説も、アマゾンのレビューを見てみると酷評の嵐。「恋空」だと、5つ星が206でひとつ星が847。好きか嫌いかハッキリ分かれるわけですが、売れた本が人気があるという前提に立てば、このレビューの星はおかしいということになります。 おそらくアマゾンの利用者が通常の本の読者が多く、彼らにとってケータイ小説なるものは小説をも呼べず、こんなものが売れるなんて許せない、ということから星一つがオンパレードなのだと思います。 「なぜケータイ小説は売れるのか?」 こう聞かれたら、何と答えるでしょうか?おそらく多くの人は、ケータイ小説を読ん
日経ビジネスのGW特集号の巻頭インタビューに東京高裁の元裁判長の鬼頭氏の話が載っていました。あのライブドアとニッポン放送との事件の際、ニッポン放送のフジテレビに対する新株発行の差し止め請求の裁判で新株発行を違法と判断したことで有名な方です。 インタビューの内容は経営判断についてでしたが、そこにあったセリフの「知ることと考えることは違う」に大いに共感しました。大学院に通い始めたのはまさにそういう思いがあったからです。 実際、大学院に通い始めてまだひと月ですが、いかに自分が日々モノを考えないようになっていたかを痛感します。自分では毎日相当いろいろ考えて、アイデアも創出してきたと思っていましたが、それら行動のいくばくかは考えるのではなく、知るという行動であったんだな、と再認識し、かつ、自分がそれまでに培ってきた見識に合致するものだけを拾い上げるという思考に知らず知らずのうちに偏っていたなと痛感し
いつかのブログにもチラッと書いたことがありましたが、去年の秋に国内のいくつかの大学院を受験し、結局この春から東大の公共政策大学院と早稲田大学大学院ファイナンス研究科に通うことにしました。両方二年間のものですが、東大は昼間、早稲田は夜間と土曜日のものなので、授業が重なることがなく両方行けちゃうんですね。 東大の方は8割は大学を卒業したての新卒の方で2割が社会人という感じです。社会人も仕事を辞めて来ているか、省庁からの派遣の方が多いようで、私のように仕事をやりながら通っている人はあまり多くないようです。早稲田は逆にほとんどが社会人で、みな昼間は仕事をしています。 ここ数年間、M&Aとコーポレートファイナンス、ベンチャーファイナンスを中心とした分野で本の執筆をしたり、各種メディアで解説などさせていただいたりしていますが、最近は企業の財務戦略が国の経済政策や金融政策とも密接に関わりを持つようになっ
数週間前の週刊東洋経済ですが、これが良かったです。 タイトルの経済超入門の内容自体も面白かったのですが、秀逸なのは付録で付いていた「決算書を3時間で完全マスター」という冊子です。ビジネスパーソンにとって必要最低限な知識だけを効率的に、かつ、分かりやすく網羅していて、これはいいなあ、と思いました。これさえあれば、世の中に出回っている決算書や会計関連の書籍は必要なくなるな、と。 この前出版した私の著書である「いちばんやさしいファイナンスの本」も基本的には本当に必要最低限の決算の知識のみを網羅する形にしていましたが、あっさりと週刊のビジネス雑誌の付録としてやられてしまうと、参った、という感じです(苦笑 私は2006年1月にワクワク経済研究所LLPを設立し、金融関連の柔らか解説などを行ってきたわけですが、設立当初に掲げたメッセージにこんなことを書きました。 日本企業のビジネスパーソンのファイナンシ
「経済・金融を柔らかく。専門はM&A、株式市場、ビジネストレンド、インターネットビジネスなど」 「手帳ブログ」のススメ 大橋 悦夫 お友達&お世話になっている大橋さんが書かれた本。私が読んで思った本書の目的は、 「自分の日々の生活をより充実させるためのツールとしてブログを活用する方法もありますよ」 ということのご紹介。もちろんブログを書く目的は人によって全然異なりますし、「別にブログを書くときに充実なんて難しいこと考えてもいないや」って感じの人も多いと思いますので、まあ、あくまでもひとつの考えとしてそういうブログの活用、もしくはブログを書くことによってそういう効用もありますよ、という感じだと思います。 他には −ブログを始めようかなと思っている人に、どんなネタで書いたらいいかを教えてくれる −ブログを始めたけど挫折した人、もしくは挫折しそうになっている人に、「こうすれば続くよ」と教えて
以前、献本を頂いた本です。社会人なりたての頃は、成功本や自己啓発の類を読んだりしたこともありましたが、読んでいるうちに「こんなの読んでいる場合じゃない。動かなきゃ」と思ってから、成功本や自己啓発の本はあまり読まなくなりました。巷で流行っているものに関しては、パラパラと目を通すぐらいです。 そういう立場なので、この「成功本50冊」で紹介されている本にも読んでいないものも多いのですが、それでもこの成功本50冊は、ガイドブックとしてなかなかいいな、と思いました。何と言うか、成功本や自己啓発本を読むときの必要以上の「前のめり感」を抑えてくれるというか。どういう心構えで読むべきか冷静になれます。 一方で、「あ、そういういい本だったんだ。タイトルで誤解していたな」という拾いモノもあったりで。すでにベストセラーになっている本なので、いまさら紹介の必要もないかもしれませんが、新年度を迎えるにあたり「さあ、
「決算書が読めない、会計とかにアレルギーのある、でも、今の時代ファイナンスのことは少しだけは理解しておいた方がいいよな」、なんて思う方に最適の書です。昨日あたりから書店で並び始めました。 前書きに書きましたが、本書では、「いかに楽して、手抜きして必要最低限のことだけを習得するかを主眼に置きました」。タイトルの通り、とにかくやさしいファイナンスの本です。本のレベル感で行くと、前作「企業ファイナンス入門講座」よりも圧倒的に初級です。 序章は「決算書は読めなくても大丈夫」。 そうなんです、読めなくてもいいんです。世の中にあるファイナンスや会計の本のほとんどは決算書を読むことが前提になっています。でも、あんなつまらないもの、読みたくありませんよね。決算書に関して、ちょー最低限に知っておくことだけを説明しました。特に今回の対象読者は財務部に勤務しているビジネスパーソンではなく、事業部や営業など、ファ
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