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アメリカ大統領選
www-yukawa.phys.sci.osaka-u.ac.jp
私は人生で三度、湯川秀樹に、出会いました。 それぞれの出会いは全く異なるコンテクストでしたが、自分の物理学者人生の節々で湯川秀樹が現れることは、湯川が偉大な物理学者であり、現代物理学の基礎を築いたこと、そして人間としての湯川が魅力溢れる人物であること、が要因ではないかと自然に感じます。 初めての出会いは、色紙でした。 私は特に「科学大好き少年」で育ったわけではありません。よく、物理学者へのインタビューでは「小学生の時に湯川秀樹の伝記を読んで」といったエピソードがあり、かっこいいなと思うのですが、私は、湯川秀樹なぞ大学の3年生になる頃まで知らなかったのです。しかもその頃に物理学の授業で私が学んだ湯川は、そのほかの科学者数学者と同じく、灰色の歴史上の人物でした。 大学院で京都大学の素粒子論研究室に進学した私の目に、そのセミナー室の南壁の上に小さくかかっている色紙が目にとまりました。そこには小さ
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