サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
www.akirainhope.com
日本でも馴染みの深いフランスの象徴派詩人ポール・ヴェルレーヌは、1844年ドイツに隣接したメスの裕福な家庭に生まれ、21才で処女詩集「サテュルニアン詩集」を刊行します。 25才で結婚し長男も生まれますが、ヴェルレーヌは少年時代から自分がホモセクシュアルである事に気づき悩んでいましたから結婚することで自分を変えたかったのです。 そんなヴェルレーヌの前に、まるで運命のように現れたアルチュール・ランボーは弱冠17才の美貌の少年です。 ランボーは1854年にシャルルビルで生まれ、父は軍人でしたが後に両親は離別しています。 地元では神童と言われ15才から詩作を始めましたが、親も地元も嫌いだったランボーは家出を繰り返し放浪しながら詩を書いたのです。 16才の時、パリで既に流行詩人となっていたヴェルレーヌに手紙を書き自分の詩を送ります。 ランボーの才能に驚愕したヴェルレーヌは旅費を送りパリに招きました。
仲良しのママ友の有紀ちゃんがある日突然いなくなってしまったのです。 子供を同じ保育園に通わせるママ友の4人。 春ちゃん、ヨリちゃん、友ちゃん、有紀ちゃんと呼び合う仲良しグループに思いもかけない事件が勃発。 失踪か?家出か?有紀ちゃんに何があったのか。 息子のツバサ君を残していったことから男と逃げたんじゃないか? と悪い噂は保育園のママたちの間に瞬く間に広がります。 (野原広子「消えたママ友」) 「有紀ちゃんはそんな人じゃない!」と必死に味方するのは春ちゃんで常日頃元気のいい息子コー君の育児を奮闘中です。 元気が良すぎて謝ってばかりですが決してコー君は意地悪な子ではありません。 そう言ってかばってくれたのは有紀ちゃんだったのに。 春ちゃんはママ友の中では強く言えぬ性分です。 仕事から帰宅した夫に愚痴ると「そんな人じゃないと言うが保育園に入って知り合って1年ちょっとで何がわかるのだ。人の家庭の
今回取り上げますのはあたしの大好きな漫画「シグルイ」でございます。 「シグルイ」は2003年から2010年に連載されたのですが久し振りに再読したらやっぱ面白いですねえ。 この作品の特徴でもある残酷な描写がかなり好き嫌いが分れるかもしれませんが。 (山口貴由「シグルイ」全15巻) 「シグルイ」の原作は南條範夫の時代小説「駿河城御前試合」でして、これは寛永6年9月の駿府城主德川忠長の11番の御前試合をモキュメンタリー設定で書いた作品です。ちなみにモキュメンタリーとは虚構の物語を事実を伝えるドキュメンタリーのごとく演出する表現のことです。 忠長は3代将軍家光の実弟ですがご乱行の数々もあって堪忍バッグの緒が切れた家光から改易のうえ切腹となったのですが、作中でも猟奇的なもの大好きな暗君として描かれています。 血の海が見たい忠長のお望み通り11番勝負は真剣で行われ敗者は死に相打ちならば両者が死ぬという
川辺に舫った舟で暮らす見世物一座の5人はお父さんと昭助兄さんと清子さん、そして和郎(かずお)と桜です。お父さんは下駄屋で生まれたという人と牛のあいのこ「くだん」の噂を聞き買い取って仲間に加えようと一座を連れ岩国までやって来ます。 しかし未来を予言するという「くだん」は既に軍部の手に渡った後でして大枚をはたいてから接収されるよりはマシだと諦めるしかありません。 ところが和郎はトラックに乗せられた「くだん」の荷台を覆う帆布の隙間から覗く目が自分を見ていることに気づき、その日から同じような夢ばかり見るようになるのです。 (近藤ようこ「五色の舟」) お父さんはかつて旅芝居の売れっ子女形で雪乃助と言いましたが脱疽で下肢を失い役者の道を絶たれました。ある日杖が折れて河原に転落し足に縛り付けていた義足もすっ飛び役者の命の顔にも傷をつけああもう死んでやると水まで這って行ったところ顔に濡れ紙を貼られた赤ん坊
神々の山嶺(かみがみのいただき)は、夢枕獏による原作小説を谷口ジローが漫画化。 2021年、谷口ジロー好きなフランスでアニメ化されて、今年日本公開されたざんす。 (作・夢枕獏 画・谷口ジロー「神々の山嶺(いただき)」既刊5巻) わざわざ説明するまでもありませぬが、エヴェレストは世界最高峰の山であります。 この山が初登頂されたのは1953年でして、ニュージーランド人のヒラリーとネパール人シェルパのテンジンによってです。 しかしこれよりおよそ29年前の1924年に、エヴェレストの頂上は二人の人間によって踏まれていた可能性があるのです。 それがマロリーとアーヴィンでしてね、この二人はエヴェレスト山頂を目指したのですが、頂上付近で行方不明になってしまったんですな。 きっと何かの事故でしょうが、問題はその事故がエヴェレストの頂上を踏む前だったのか?踏んだ後だったのか?という事です。 マロリーとアーヴ
梁石日(ヤン・ソギル)は1936年、大阪に在日朝鮮人二世として生まれまして、代表作である「血と骨」で描かれた通りの壮絶な少年時代を送りました。 22才の時、旧陸軍大阪造兵廠(ぞうへいしょう)跡の鉄屑掘りで勇名を轟かせた集団「アパッチ族」に参加し、この顛末を書いたのが、1994年に発表された小説「夜を賭けて」です。 この作品は直木賞候補にもなりました。 梁石日の小説は基本的に自分の人生や出自を描いたものが多く、それゆえの存在感というか臨場感というか、類を見ない面白さでしびれるんだよね。 (「夜を賭けて」梁石日) 戦時中大砲を主に作っていた大阪造兵廠は、十万坪にものぼる広さを持ち(現在大阪城ホールのある一帯)敗戦の一日前にB29の猛攻を受けて多くの死者を出し壊滅しました。 戦後、その対岸に朝鮮人集落ができたのは、焼け野原となった周辺が薄気味悪くて日本人が寄りつかなかったので、行くあてのない朝鮮
「聖の青春」(さとしのせいしゅん)は将棋棋士・村山聖の一生を描いた、2000年に刊行されたノンフィクション小説 (村山聖/1969年~1998年/将棋棋士) まず初めに、わたくし将棋は、子供の頃にお父さんに駒の並べ方を教わった程度ですが、この作品は将棋の知識がなくても全然オッケー!です。一応。 とは言うものの、将棋の世界の知識や情報を補いかつ豊かなものにしてくれますよ。 あたしが村山聖という人を知ったのは、2016年に「聖の青春」の映画化を観たんですが、主演の松山ケンイチさんが20㎏増量して渾身の演技で挑んでてチョット感動させられ、興味を持ったのです。 さて、将棋をよく知らないあたしでも、羽生善治という名前は知っていました。 その羽生さんが無双だった時代、いわゆる羽生世代で「東の羽生、西の村山」と並び称されていた事、病気と戦い29才の若さで早世してしまった事。 あと、羽海野チカの漫画「3月
1936年8月、ベルリンオリンピック。 歴史に残る棒高跳び決勝が行なわれている頃、ベルリン大学近くの下宿で一人の日本人留学生が殺された。 アドルフ・ヒットラーの出生にまつわる、ある秘密を握ったからだ。 (手塚治虫「アドルフに告ぐ」) この物語には3人のアドルフが登場する。 1人目は言わずと知れた、ナチス・ドイツの指導者アドルフ・ヒットラー。 そしてあとの2人は、ユダヤ系ドイツ人のパン屋の息子アドルフ・カミルと、ドイツ人の父と日本人の母を持つアドルフ・カウフマンだ。 2人が日本の神戸に住んでた少年時代、カウフマンはいつも日本人の子供からいじめられては泣いて帰って来た。 一方、カミルはと言えば、懸命に日本人になりきろうと頑張るが、彼の頑張りを日本の子供たちは認めない。 子供の世界でも何かにつけて差別されるのである。 それでもカミルは、いじめられるカウフマンを助けてくれたり励ましてくれたりする。
大寒波に襲われた地球で、人工冬眠から五百年後に目覚めてみれば、世界は滅亡してた・・・イラクから祖国日本へ、シベリア鉄道を歩いて目指す元商社マン舞鶴太郎。 五百年後の世界に生き残った男が、人類がたどって来た遥かな旅路を目撃する、奇跡体験!アンビリバボーな漫画。 (山田芳裕「望郷太郎」既刊7巻) なんか演歌っぽいけど、あたしは「望郷太郎」というタイトルがいいと思ってるんですが、舞鶴太郎は日本に帰ろうとしてるわけです。 しかしもうね、都市は瓦礫の山で人は誰もいないし、船とか飛行機とか列車とかの便利な交通機関はないんですよ。 もうね徒歩しかないわけ(もしくは馬とか) 大変なんですよ。世界滅びちゃって。 五百年も氷河期続いてたら、石器時代に戻っちゃったんですよ。 高度な文明が滅びた後の世界では、人々は原始的な暮らしにまで後退していたんです。 だがしかし、そこから村落が形成され、国家が成り立ち、経済が
「野火」は、1959年に市川崑監督により映画化された大岡昇平の同名小説が、 2014年に塚本晋也監督、脚本、製作、主演により再び映画化されました (「野火」2014年/塚本晋也監督/87分) こういう時期ですから戦争映画を観てみましたよ。 何か食いながら読まないでくださいね。 舞台は第二次世界大戦も末期のフィリピン戦線でのレイテ島でして、主人公の田村は結核のために所属部隊から野戦病院へ追いやられます。(食料にイモを5本ほどもらう) ところが病院に行くと「肺病くらいで来るな」と入院を拒否られ、仕方なく部隊に戻ると「貴様なんで戻ってきたんだ」と怒鳴られる。 どこも食料不足でして、病人の田村は役に立たないってんで、体のいい厄介払いなわけです。 もう一度病院に行き入院できなかったら持ってる手榴弾で死ぬんだ、と分隊長から命じられる有り様です。 「田村一等兵、病院で断られたら自決いたします」 病院つっ
人間の証明は1977年の日本映画。 森村誠一の同名小説を映画化した作品。 日本とニューヨークを舞台に繰り広げられるサスペンス。 (「人間の証明」佐藤純彌監督/1977年/132分) まずはふわっとしたあらすじですが、東京赤坂のロイヤルホテルでは今まさに、デザイナー八杉恭子のファッション・ショーが行われておりまして、ちょうどその頃、ホテルの最上階にあるスカイラウンジに到着したエレベーターの客の1人が「ストウハ」という謎の言葉を残して絶命し大騒ぎになります。 男の胸にはナイフが刺さっていて、遺留品は古めかしい西條八十の詩集。 彼はニューヨークから着いたばかりのジョニー・ヘイワードという黒人男性で、ホテルの正規の客ではありませんでしたが、麹町署の刑事たちはホテル近くの清水谷公園でジョニーの血痕と子供ものの古い麦わら帽子を発見します。 そこで棟居刑事(松田優作)は、ストウハとはストローハット(麦わ
「デビルズライン」は「月刊モーニングtwo」で2013年から2019年まで連載されてた漫画。 タイトルと表紙がカッコいいけど、中身は恋愛要素がメインテーマの作品。 (花田稜「デビルズライン」全14巻) この作品の舞台は吸血欲を持った鬼がひっそりと人間に紛れ込んで生きている日本です。 大学院生のつかさ(22才)は、警視庁公安五課F班(鬼による事件を専門に扱う部署)に所属する捜査官・安斎(21才)と出会い魅かれあいますが、彼は鬼と人とのハーフなのでありまして、ダークっぽいタイトルと表紙がかっこいいから、きっと鬼と人間が戦うバトル漫画だと思うでしょうが、これがまあ読んでみるとかなり違いまして、テーマは二人の恋愛ですよね。 少女漫画の王道を行くような、恋の切なさに胸がしめつけられちゃうかも。 戦闘シーンもありますけど印象薄い感じですね。 荒んだ感じの目が魅力的な安斎捜査官 血を飲まない鬼は目の下の
(うめざわしゅん「ダーウィン事変」既刊2巻) 主人公のチャーリーはヒトとチンパンジーの間に生まれた「ヒューマンジー」である。 ヒューマンジーなどという言葉はてっきりこの作者の造語かと思ってたら、あに図らんや既存の言葉として存在しておりました。 なんつーか、ヒューマンジーを誕生させることにどんなメリットがあるのか知らないが、科学の世界ではそういう試みが行われたこともあるらしい。 かつて日本にもやって来た事があるオリバー君という有名なヒューマンジーもいたらしい。(でもオリバー君は後の遺伝子検査で正真正銘のチンパンジーである事が証明されたらしい) らしいらしいで曖昧な文章をお漏らしするだけで何が書きたかったのかわからなくなっちゃった。すみません。チャーリーです。 チャーリーは15年前、ヴィーガンテロリスト集団「動物解放同盟(ALA)」が動物実験を行っている生物科学研究所を襲撃した時に保護した妊娠
(牧野あおい「さよならミニスカート」既刊2巻) 「このマンガがスゴイ!2020」 オンナ編第1位!とか 大人気5人組アイドルグループ「PURE CLUB」の不動のセンター雨宮花恋は、握手会の会場で刃物を持ったファンに襲われ怪我を負ってしまう。 グループを脱退した彼女は神山仁那(にな)という本名に戻り、髪を短く切り男子の制服を着てアイドル時代とは別人の姿で高校に通っていた。 彼女はスカートを履くのをやめたのである。 その為学校では孤立する仁那だったがクラスメイトの男子・堀内光だけは仁那の正体に気づいていた。 不登校になっている彼の妹が「PURE CLUB」の大ファンだったのだ。 アイドルの存在が部屋に引きこもる妹の心の支えになっている事を知ってた光は仁那に「アイドルになってくれてありがとう・・・」と言うのだった。 仁那は自分がアイドルを夢見ていた頃を思い出し、光に対しても少しづつ心を開いてゆ
(「6才のボクが、大人になるまで。」2014年アメリカ/165分/リチャード・リンクレイター監督」) 懐かし映画をひとつ。 まずはザックリあらすじから。 メイソン(エラー・コルトレーン)はママ(パトリシア・アークエット)と姉のサマンサ(ローレライ・リンクエイター)とテキサス州に住む6才の少年だ。 三人はママの故郷のヒューストンに引っ越し、離婚したパパ(イーサン・ホーク)と久し振りに再会する。 ママは子育てしながら大学で学びそこで出会った大学教授と再婚するが、向こうにもちょうど同じ年頃の連れ子が二人いて一気に6人家族となる。 子供たちは仲良くなり、これはうまくやってけそうだと思ったら大学教授まさかのアル中男だったのである。 この男が暴力まで振るい出したから、ママは子供二人を連れて逃げ出し離婚。 やがて大学の先生になったママはオースティン近郊に移り、新しい恋人も加わり4人で暮らすようになりまし
(幸村誠「プラネテス」全4巻) 謹賀新年(遅ればせながら) 年明けは明るい作品をと思ったけど、そもそも作風が暗いものばかり好みなので悩んでしまって。 実は私の今年のテーマは「愛」なのです。へへ 2020年は「愛」について考えてみようと思っております。 そんなわけで、この作品は1999年からモーニングに連載されていた幸村誠さんのSF漫画です。 まずはざくっとあらすじを。 時代は2074年。 人類の宇宙開発はかなり進んでいる。 月では石油の代替エネルギーとしてヘリウム3の採掘が行われ月面都市には多くの人たちが生活していた。 宇宙ステーションや宇宙旅行のための旅客機、火星には基地が作られ次なるは木星への有人探査計画が持ち上がっている。 しかしそれに伴ってスペースデブリ(宇宙ゴミ)の数は増え続けている。 主人公の通称「ハチマキ」こと八郎太はデブリの回収作業員だ。 スペースデブリは人口衛星やロケット
(作・夢枕獏 画・谷口ジロー「神々の山嶺(いただき)」既刊5巻) わざわざ説明するまでもないが、エヴェレストは世界最高峰の山だ。 この山が初登頂されたのは1953年、ニュージーランド人のヒラリーとネパール人シェルパのテンジンによってである。 しかしこれよりおよそ29年前の1924年にエヴェレストの頂上は二人の人間によって踏まれていた可能性がある。 それは、マロリーとアーヴィンである。 この二人はエヴェレスト山頂を目指したが頂上付近で行方不明となってしまったのである。 きっと何か事故があったのだが、問題はその事故がエヴェレストの頂上を踏む前だったのか踏んだ後だったのか、という事である。 マロリーとアーヴィンがもし頂上を踏んでから事故にあったのだとしたら、エヴェレストの初登頂者はヒラリーとテンジンじゃなくなるからだ。 それを知る方法が実はある。 二人はカメラを持って頂上に向かっていた。 もし頂
9月末から劇場公開された池松壮亮くん主演の映画「宮本から君へ」の原作は、1990年から1995年のバブル期に連載された漫画作品だ。 正直申し上げてこの漫画知らなかったのだが「その時代の人に最も嫌われた漫画」という漫画紹介の一文があったのに、なんか惹かれてしまいまして。 ちょうどkindle unlimitedで読めたので、一気に読んじまいました。 いや面白いから一気読み。 とにかく主人公宮本の熱量がすごい。 (新井秀樹「宮本から君へ」全12巻) 主人公の宮本浩は事務用品メーカー「マルキタ」の営業1年生の新入社員。 でも営業スマイルも満足にできないしこの仕事が面白いとは思えないでいた。 宮本は毎朝渋谷駅で見かける綺麗な女性に憧れている。 このあたりかつてのトレンディドラマを彷彿とさせ、この女性・甲田美沙子の前髪もトサカみたいに立ち上げてスプレーで固めた風のヤツである。 勤務先もトヨタの本社ビ
「予告犯」は2011年から2013年まで連載された(今は無き「ジャンプ改」にて)サスペンス漫画で、実写映画化もされてるようだ(見てないけど) (筒井哲也「予告犯」全3巻) いきなりショッキング過ぎる冒頭。 インターネットの無料動画サイトに新聞紙を頭にかぶった男が、ある食品加工会社に放火の予告をしている動画がアップされたのだ。 犯罪予告は実行され、その後も次々と犯罪予告が繰り返され実行されていく。 集団食中毒事件を起こしておきながら逆ギレ会見した食品加工業者。 勤務する店の調理場でゴキブリを揚げてSNSにのせた外食チェーン店の従業員。 性犯罪事件の被害女性について「男にホイホイついてく女も悪い。自業自得じゃねーの?」とツイートした大学生。 日本の津波被害の映像を見てイルカを殺している天罰が下ったのだと喜ぶ外国の環境保護団体。等々。 メディアで取り上げられた様々な人物に対して、犯行予告しては一
(押見修造「惡の華」全⑪巻) 実写映画が現在公開中だが見るかどうか思案中・・・ 「惡の華」の主人公は春日高男くんという中二の男子だ。 春日くんは、成績はまあ中の下くらいでクラスではあまり目立たない存在だ。 彼は読書が好きで愛読書はボードレールの「悪の華」なんつー難解な詩集だ。 友達から馬鹿にされたりすると「オレは本を読んでるからお前らとは違う」と思っている。 ちょっと自意識過剰かもしれない。 そんな春日くんには同じクラスに佐伯さんという憧れの女子がいる。 佐伯さんは可愛くて成績優秀なクラスの人気者で、春日くんは文学少年らしく彼女の事を「オレのミューズ」とか「ファム・ファタール(運命の女)」だと秘かに崇めているのだった。 ある日、春日くんは憧れの佐伯さんの体操着を家に持ち帰ってしまうんである。 春日くんの名誉の為に言っておくと、決して盗もうと思ってたわけじゃなく、偶然拾ったら佐伯さんのシャン
「さらざんまい」が面白いというので見てみました。 現在フジテレビ”ノイタミナ”で木曜日24:55~放映中で第7話まで進んでいます。 Amazonプライムでも見れますので一気見しました。 「さらざんまい」って回転寿司を食べるアニメかと思ってました(笑) さて、舞台は東京・浅草で三人の男子中学生カズキ・トオイ・エンタが謎のカッパの王子ケッピと出会い、突然尻子玉を奪われてカッパにされてしまいます。 カッパになった三人は人間からは見えない存在になってしまうんです。 するとケッピから、人間に戻りたければある方法でつながりゾンビから尻子玉を抜いて持ってくるようにと言われてしまうんです。 なんか不条理な・・・ と、まあそんな内容です。 うーん、これすごく面白かったんだけど展開が謎めいていて結局なんだかよくわからないんですよね。 ただもう私は尻子玉を抜くシーンばかりを驚きと笑いで視聴してしまいました。 前
アニメ「どろろ」が面白いです。 原作はもちろん漫画の神様・手塚治虫の名作漫画ですが、50年振りの再アニメ化なんですって。 すごい古いのね~ そんな半世紀も前の作品を現代に蘇らせるってすごい事よね。 やっぱ50年振りだから何やら気合のような物が感じられて、作画もとてもきれいだしOPもカッコいいんです。 でも主人公の百鬼丸が現代風にアレンジされてて、イケメンのサイボーグみたいになってたのには驚きました。 なんかねえ、無表情な人形みたいで虚無的な雰囲気を醸してる。 貧しい服に身を包んだ美しいドールみたいなのね。 言葉も喋らないので何考えてるのかわからないけど、妖怪が現れると本能的に戦っちゃう。 カッコいいです。 (手塚治虫「どろろ」より) 原作でも百鬼丸はカッコいいですが、もっと人間的です。 百鬼丸というキャラクターは身体の48か所が欠損してるというとんでもない設定で、ある種の障害者なわけです。
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『www.akirainhope.com』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く