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写真はこちら 定例では２００６年の初開催となる建築家フォーラム第４８回は、古谷誠章氏（早稲田大学教授）の企画で、講師に菅順二氏（竹中工務店東京本店設計部マネージャー）を迎えた。テーマは「感性に訴えかける建築−竹中工務店東京本社をめぐって」。コンセプトに掲げる「高感度・高品質なワークプレイスの構築」「環境負荷の低減」「コストパフォーマンスの追求」を、次のステージのテーマに位置づける「サステナビリティの実現」に向けて統合したという話題の建築が、いったいどのようにして実現したのか、そして人間の感性に訴えかけるものが何によってもたらされたのかを解き明かした。 「数値で計測される環境の質だけでなく、数値で表せない感性に訴えかける感覚的な質を追求しました。建築は本来、感性を刺激するものであり、それをオフィス建築にも取り戻そうと考えました。東京本店ビルを一言で表現すれば、季節や時の移り変わりが感受でき