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1973年以来、約30年以上愛されながら今や幻になってしまった缶コーヒー。 先日うっかり我が家の冷凍庫で、そいつが眠っているのを見つけてしまった。 カネボウが「クラシエ」に変わってしまう前に、その蓋を開けたいと思う。 初めて飲んだ缶コーヒーは ベルミーだった。 ベルミーコーヒーに思い出のある人は、意外に 多いと思う。 私が小学校低学年頃は、近所で見かける自動 販売機には大体この缶コーヒーが並んでいた。 ある夏の暑い日、1つ年上の友人リョウコ ちゃんが缶コーヒーを飲んでいるのに憧れて、 水滴のいっぱいついた缶のプルタブを開けた。 味は忘れてしまったのだが、広がるコーヒーの 甘い香りだけはよく憶えている。 ちなみにリョウコちゃんは、うっかり酎ハイも 飲んでしまったことがあるがもう時効だと思う。 ベルミーコーヒーが初めて市場に現