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アメリカ大統領選
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何度か病院へ通っているが、一向に二人が目を覚ます気配はない。 ただ、苦しそうな様子でもないからきっとまだ迷っているのかもしれない。 今日は休日で、俺は午前中から病院へ来てこうしてそばに居続けている。 一回にはちょっとしたコンビニがあるから、昼食を買いに行こうかと思ったがその間に二人が目を覚ましたら困ると思って、買いに行けなかった。 目を覚ました時、そばに誰も居なかったら寂しいだろうと思って。 菜月も心配だが、長くないと言われたお袋の方が心配だ。 俺が独りで過ごしていると、医師がやってきた。 「海老原さん、お話があります」 「はい」 医師に呼ばれて、俺は看護士に二人の事を頼んだ。 そのままついていき、診察室へと着いた。 目の前のデスクには、何枚かレントゲンカルテが貼られていた。 あのレントゲンは・・・。 医師がカルテを広げて、俺にその内容を少しだけ見せてくれたがよくわからない。 だってほとん
あの後、尚原が駆け付けてくれて俺の話を黙って最後まで聞いてくれた。 それがどんなに嬉しかったことか・・・本当に重荷が少し外れたような気がしたんだ。 もう、現実から目を背けたりしない、ちゃんと現実を受け入れるんだ。 自分が何をすべきなのか、もう分かったから。 俺は仕事をしっかりしてその分を返済に回し、ギャンブルにも一切手を出さない。 辛いとか苦しいとか、そんなもの二人が受けた痛みに比べたらどうってことないから。 俺は今までずっと自分を甘やかし続けてきた。 それがいけなかったんだ、甘やかすとろくなことにならないってわかったから。 「尚原、俺・・・」 「あのさ、入院費の事だが俺に払わせてくれないか」 「でも、尚原は関係ないじゃないか。 ・・・そんなことさせられない」 「困った時はお互い様だろ? 俺だってお前には救われている部分があるんだ。 いいだろう?」 尚原はそう言って、俺の肩を叩いた。 そん
やってしまった・・・。 もうしないと決めたはずなのに・・・またギャンブルに手を出してしまった・・。 尚原には恥ずかしくて情けなくてとてもじゃないが言えない。 ヤバいな・・・本当にどうにかしないと俺はまた手を出しそうだ。 どうすれば断ち切れるんだ・・・断ち切りたいのに出来ない。 無理矢理感情を抑え込めば、今度はそれが強く跳ね返ってしまうからだめだ。 何とか納得して諦めるようにしないと、俺はまたギャンブルをするだろう。 せっかく昇格して順調になってきたと言うのに、これではまた元に戻ってしまう。 「海老原、元気がないけど何かあったのか?」 「尚原・・・いや、何でもないんだ」 尚原には言えない。 俺がまたパチンコをやってしまったことを・・・。 信じてくれって言ったのに、俺がその約束を破ってしまった。 情けなくて本当にどうしようもない。 何か変わるキッカケが欲しい。 保泉に対する敵意だけでは俺は変わ
最近、少しずつ調子が良くなってきたがそれでもまだ、ギャンブルの誘惑に弱い。 ホイホイ行くわけではないけれど、行きそうになってしまう自分もいる。 どうにかして思いとどまれるようになっているが、何かのはずみで始めてしまいそうで怖く感じているのも確かだ。 特にパチンコ屋は必ず駅前にあるから、正直目の毒になっている。 目につかない場所にあれば、どうにかなるかもしれないと言うのに・・・。 これも何かの試練なのだろうか。 昼間はいいが夜はネオンで看板が照らされているから、つい入りたくなってしまう。 「海老原、今夜少し飲みに行かないか? この間の礼もまだだったしな」 「気にするなって、あれは俺が勝手にやったことだ。 お前の為ならいつでも力になる」 この気持ちに嘘はないし、俺に出来ることがあればしてやりたい。 俺だって尚原に支えられているから、こういった部分で返していかないと。 だから礼とか気にしなくたっ
複数の金融機関からカードローンやキャッシングをしてしまい、その返済に追われている毎日。 このままでは本当に自己破産宣告をすることになってしまう。 そのことを尚原に話したら、おまとめローンと言うものを紹介されて申し込むことにした。 これは、複数あるローンを一本化にすることが出来るもので、返済日も月一だし金利手数料の重複支払いもなくなるから、少し余裕が出てきた。 それに総返済額も少しだけ減って、ストレスもなくなった気がする。 おまとめローンの審査は少々厳しかったが、何とか通ることが出来た。 ただ、給料を返済に回しているから普段の生活は貯金を崩して送っている。 「海老原、ちゃんと貯金してたんだな? ギャンブルに全部使っていたのかと思っていた」 「尚原が貯金してるって前に話してたろ? だから一時期貯金していたんだよ」 今は昼休みで、俺と尚原は会社近くの洋食屋で昼食を共にしていた。 貯金を崩して生活
本当にムカついた。 保泉に言われて、俺は絶対に同じようにならないようにしようと強く思った。 絶対ギャンブルなんかするもんか、返済だって今後はしっかりしてやる。 あんな奴みたいになってたまるか! 少しずつギャンブルする回数を減らしていくんだ、もうしない。 俺はそう強く思いながら仕事を進めていく。 すると、尚原の声が聞こえてきた。 「保泉、この資料間違いだらけ。 最初から作り直して提出してくれ」 また資料作りでミスをしたのか? 本当に懲りないと言うか、学習能力がないな・・・。 よくそんなことで俺のことを言えたもんだ。 俺はああならないよう気を付けるつもりだ。 同じだなんて思われたくないし、違うところを見せてやる。 俺は作成した報告書を、尚原に提出しに行った。 「海老原、なんか腕あげたな。 分かりやすくて読みやすいよ、お疲れ様」 今までの仕事の仕方じゃいけないんだってわかったから、やり方を変えて
尚原が昇格したことによって、俺と保泉は従う立場になった。 今まで同じ立場で仕事をしていたはずが、いつの間にか尚原に抜かされてしまった。 だが、不思議と焦燥感なんかなくて相変わらずだった。 昔から向上心の無い俺は、他人に抜かされても平気だったんだ。 別に一番になりたいわけでもないし、誰かに褒めてもらいたいわけでもない。 争うつもりもないし、プライドだってそんなに持ち合わせていない。 だからまったく気にしていないが、保泉はどうやら違うようだ。 尚原が昇格したことにより、何だか様子がおかしくなってしまった。 余裕がないと言うか、別人のようになってしまったというか。 「保泉くん、君は度々ミスしているようだがやる気がないのかね? 君からはやる気を全く感じない、ミスばかりして学習しないじゃないか!」 「も、申し訳ございません・・・」 「君は降格させるから、覚悟しておくように!」 「待ってください、頑張
飲み過ぎたせいか、あれから何だか体調がすぐれない。 酒を飲み過ぎたせいでもあるし、嫌な夢を見て睡眠不足になっているせいかもしれない。 今後どうすべきなのか、正直迷っている時間なんかない。 こうしている間にも、俺の運命は破滅へと向かっているのだから。 他のギャンブル依存症の人間と違うのは、まだ俺には理性があるという事。 そして、自分の置かれている立場を少なからず理解しているという事だ。 完璧なギャンブル依存症ではないからこそ、苦しいのかもしれない。 そんなことを考えながら仕事をしていると、打ち間違えている事に気が付いた。 ヤバ・・・急いで直さないとまずいな! 俺は一人で打ち間違いを直していく。 「みんな聞いてくれ! 尚原くんがこの度昇格することになった!」 「おめでとう、尚原!」 「尚原さん、おめでとうございます!」 みんなが尚原に祝いの言葉をかけている。 そうか・・・尚原もいよいよ昇格した
今日はカジノへ行こうか迷っている。 実は、今日は少し特別で最大10倍の当たり金が出る日になっているから、是非とも行きたいものだが、残念ながら手元に金がない。 しかし、大丈夫・・・俺には消費者金融がついているからな。 また金を借りればいいだけだから、何も心配なんかいらない。 借金が膨らむが、このカジノであてれば返済なんか簡単にできるからいい。 細かいことなんて、考えるだけ無駄だ。 「保泉、今日例のカジノへ行かないか?」 「いいな、行こうぜ!」 意気投合して、仕事終わりに行くことに決めた。 カジノで当たり金10倍っていうのはかなりでかいから、さぞかし人も多いだろう。 混んでいても絶対に帰るものか、当たりを出すまでは帰らない。 帰りに消費者金融へ寄って、まとまった金額を借入してからカジノへ行こう! 保泉も消費者金融から金を借りると言っていた。 二人して何をやっているんだと思うかもしれないが、俺た
「よっしゃ、また儲けが出たぞ! 今月はツイてるな!!」 カジノで当たりを出し、今日もまた懐に儲けた分をしまい込む。 最近本当に運が良くて、逆に不安になってきてしまった。 それにしても、この優越感がたまらないんだよな。 カジノがギャンブルの中で一番楽しいし、ハラハラしていいんだよな。 ははっ、今月は本当にツイてる! ・・・・・・。 ・・・・? 気が付くと目の前に、天井が見えた。 あれ・・・? さっきまで手にしていた大金がなくなっているし、よく見ると自分の家にいた。 なんだ・・・夢かよ・・・! 時刻を確認すると8時ちょうどだった。 やっべ、このままじゃ遅刻じゃねーか!! 俺は急いでやることを終わらせ、家を飛び出した。 俺の名前は海老原律稀。 職業は、そうだなぁ・・・気ままな会社員とでも言っておこうか。 今まで色々な職業に就いてきたが、縛られるのが嫌でずっと転々としてきた。 結婚はしていないし、
あれから5年後。 僕はいつの間にか35歳になって、いい大人になっていた。 そして、僕が作ってしまった200万円の借金をあと一カ月で完済できる。 この5年間、本当に長く感じたし辛い時もあったが、いつだって小林さんが支え続けてくれて鈴村と励まし合って今日までやってこられた。 鈴村もだいぶ借金が減って、少し余裕が出てきた様子。 今ではすっかりギャンブルに見向きもしなくなり、穏やかな生活を送っている。 「あなた、今日は何時頃お帰りになるの?」 「今夜は20時になりそうだ。 新しい取引先と打ち合わせがあるんだ」 「わかったわ、無理せず頑張ってくださいね」 そう、僕は小林さんに告白をして付き合うようになり、結婚したのだ。 最初は断れても仕方ないと思っていたんだ、僕には借金があるからそんな奴と一緒になりたくないだろうなって。 だけど、彼女は快く僕を受け入れてくれたんだ。 人生で一番の賭けだったような気が
僕は役職が上がったことで給料も少し増えて、返済金額を少しだけ増やした。 もうパチンコ屋を見てもやりたいと思わなくなったし、競馬にも興味がなくなった。 仕事もプライベートも充実していて、まるで嘘みたいな日々を送っている。 こんな生活が待っていたなんて、本当に想像していなかった。 小林さんに声をかけられたことがきっかけで、こんなに僕は変われた。 彼女の存在で変われたなんて僕は単純かもしれない。 でも、単純だったからこそ今の僕がいるんじゃないかなって思うんだ。 本当に彼女には、感謝してもしきれない。 「中村、この書類なんだけど見てくれないか?」 同期の彼に言われて、僕は書類を受け取り確認していく。 まだミスが少し目立つけど、前よりは全然良くなっている。 簡潔にまとめてあるし、言いたいことが伝わってきてすごくいい内容になっている。 やっぱり、彼は僕よりも仕事が出来る。 こんなふうに、また一緒に仕事
そして、あっという間に月日が経ち半年後。 僕は出世の話を引き受けて、役職が一つ上がってみんなの上に立つ立場になった。 これからは下手なことは出来ないし、感情だけで行動するのも良くないから冷静にならないといけないな。 以前は感情のまま行動したり発言したりしていたが、現在は比較的に落ち着き感情をコントロールできるようになってきた。 穏やかな毎日を充実して過ごしているから、人生が変わったみたいに感じる。 それでも僕がギャンブルをしていた爪痕が借金として残っている。 残っている金額はまだまだ多くて、気が遠くなりそうだが決して諦めたりなんかしない。 もうあの頃の自分には戻らないと決めたんだ。 僕だってやるときはやるんだ。 「中村さん、この報告書の確認をお願いできますでしょうか?」 「ああ、わかった」 まだ新社会人の彼の報告書に目を通していく。 一生懸命に作成したことが伝わってくるし、簡潔に書かれてい
充実した毎日を送ることで、少しずつ余裕が持てるようになってきた。 やっぱり毎月の返済をしっかりするようになったからだろうか? 少しずつだけど返済するようになって、やっとダメ人間から解放されたような気分だ。 だが、今でもまだギャンブルをしたいという気持ちが残っている。 パチンコだって久々にやれば勝てるんじゃないかって思っている自分がいるのも確か。 今だって仕事帰り、パチンコ屋の前に立っている自分がいる。 まだ中には入っていないけれど、入ろうとしている自分がいるんだ。 足を一歩踏み出した時、小林さんとの約束を思い出した。 「だめだ、僕はもう・・・やめるんだ」 やりたい気持ちをぐっと我慢して、僕はその場を後にする。 ギャンブルなんていつだってやめられると思っていたが、こんなにつらいとは・・・。 甘く見過ぎていた自分が情けないし、馬鹿だなって思う。 借金だって勝てば一括で払えるとか思っていたけれど
僕は少しずつパチンコ屋へ行く回数を減らし始めた。 最初は毎日のように通っていたのを、今では週に2回まで減らすことにしてたまに禁断症状のような感じになるが、それでも我慢している。 辛いのはきっと今だけだ、そう信じて。 どんな風に過ごしているのか彼女に伝えることによって、自分をコントロールできるようになってきて自分でもほんの少しだけど変わったなって思うようになった。 そして、仕事もしっかりするように意識をして、するようになったからミスをする回数も以前に比べて大幅に少なくなってきた。 「中村さん、調子が良くなってきたみたいですね。 この調子で頑張っていきましょう」 こうやって小林さんが声をかけてくれるから、さらにモチベーションが上がる。 誰かが支えてくれるって、こんなにも嬉しいものだったんだな・・・。 今まで彼女を傷つけてきたのに、彼女は避けるどころか僕に立ち向かってきた。 こんな女性、他にいな
それからというものの、僕は相変わらずだった。 借金はしていないが、もらった給料をギャンブルに費やしてはなくしている。 あっという間に金がなくなっていくが、そうなったら誰かから金を借りればいい。 今日は休みだから、またパチンコでもやりに行くか。 僕はそのまま外に出て街をぶらぶらと歩き回っていると、ある一角に浮浪者がたまっているのが目に入ってきた。 炊き出しをもらって、ひっそりと過ごしている姿を見て僕は唾をのんだ。 ・・・このままでは、僕もいつかああなってしまうのだろうか。 それに彼女も泣いていた、本気で心配をして泣いてくれていた。 思い出すと、ギャンブルをしたいという気持ちが少し抑えられるようになる。 ギャンブルをやめたいと思う気持ちは持っている。 でも、それを行動に起こすのが難しく大変なことなんだよな・・・。 「どうすればいいんだ・・・!」 僕が呟いた声も、周囲の行きかう人たちの足音にかき
普段の仕事帰りはパチンコ屋へ行き台を打ちまくって、待ち遠しかった土曜日がやってきた。 夜になるのを待って、早速地下カジノへ向かうとそこは華やかな世界になっていた。 あちこちにディーラーが立っていて大儲けしている人達がいるのを見て、僕は胸を躍らせた。 こんな世界があったなんて全く知らなかった・・・どうせならもっと早く知りたかった! 僕は消費者金融から20万円を借りて、このカジノへやってきたわけだが、いくらから始めようか悩んでしまう。 まずは10万円ばっと使ってしまおうか・・・僕はカジノの中にあるルーレットに目を付け掛け金を出した。 これで大当たりを出せば、大金が手に入るんだ! 全ての運を使い果たしてもいいから、勝ちたい・・・勝ちたいんだ! ルーレットがぐるぐると回り、玉が勢いよく転がっているのを見つめる。 僕が賭けたのは、黒の8番だけれど何だかそこに来そうな気がしてならない。 何て言ったらい
あれから僕は消費者金融から金を借りつつ、ギャンブルを続けている。 もちろん、仕事はきちんとしているが日に日にミスが増えて、やる気力も少しずつなくなり周囲の目も気にしなくなった。 周りからは、なんだか人が変わったみたいなんて言われたりしているらしい。 千円が8万円に化ける、そんな世界があると知ってしまえば、まじめに働いて稼ぐことがバカバカしく感じてくる。 まともに働かなくても大金を得ることが出来るなんて知れば、きっと僕だけではなくて多くの人間たちが魅力を感じるに違いない。 「最近、たるんでいるんじゃないのか?!」 「申し訳ございません」 こんなふうに上司から注意されることも多くなった。 ちょっとしたミスばかりするようになって、とうとう上司も見過ごせなくなったか。 ただ謝っておけばいい、どうせ僕は出世なんかできないのだから。 自分の席へ戻り、再び仕事を始めるが集中力が散漫になっていてやる気が続
とうとう僕は消費者金融に手を出してしまった。 ギャンブル好きでも僕はそれだけは絶対にしないようにしていたというのに。 借りるのが怖いという気持ちもあったし、返済も出来ないんじゃないかって考えて避けていた。 だけど、意外にも簡単に金を借りられたし、返済だって勝てばいくらでも出来るから問題ないと思えた。 僕はあれからずっとギャンブルの事ばかり考えて、仕事をするようになった。 早くパチンコをやりたくて気が気じゃなかったし、集中力もなんだか低下してきた気もする。 僕と同期の彼は、相変わらずテキパキ仕事をこなして周囲から注目を浴びている。 どうして僕は彼と同じくらい仕事が出来るのに、こんな感じになってしまったのだろう。 だめだ・・・イライラして落ち着かないし、イライラすればするほどパチンコがやりたくなる。 最近の僕はどうかしているんじゃないかと思うくらいに、ギャンブルの事を考えている。 「どうかされ
僕はどうしようもない落ちこぼれで、今では付き合っている友人も少ない。 結婚しているわけでもなく、正社員として働いているがただのサラリーマン。 付き合っている女性だって居ない。 その理由は僕がギャンブル好きで今現在借金をしているからなんだ。 だけど、最初から落ちこぼれだったわけでもなければ、ギャンブルが好きだったわけでもない。 キッカケは友人の誘いだったんだ。 “簡単に金儲けできるうまい話があるんだ” その言葉に誘われて連れて行かれたのがパチンコで、僕は初めてだったから全くやり方が分からなくて友人から教えてもらいながら始めるようになったのだ。 最初は店内もうるさいしやり方も分からないし、何が楽しいんだろうなんて考えていたっけ。 だが、少しずつその環境にも慣れてきて、僕は偶然にも大当たりを出したんだ。 パチンコ台から溢れんばかりの銀色の玉が出てきて、店員を呼んでケースを受け取り順番に回収してい
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