このコーナーでは、映画美学校で行われている様々な講義の中から、特に印象的な発言を掲載しています。(採録/構成 映画美学校) 「音が奪われた世界から映画を発想する」 ●高橋洋(「映画美学校募集ガイダンス」より) サイレント映画からトーキー映画という映画の発達の歴史がありますよね。最初はサイレント、そこから音が入ってトーキーになった。このプロセスをフィクション・コース初等科のカリキュラムはなぞっています。一番最初に16ミリカメラをまわしてもらいますが、それは音が入らないサイレントなんです。だから最初にサイレント 映画をみなさんは撮るわけです。で次に行う演出実習1というのはアフレコなんですよ。アフレコというのは撮影の時に音を録らずに、後から録音した台詞や音をかぶせていく、っていう作業をするということです。そういう風に、映画は最初サイレントだった、その後アフレコ