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米自動車部品大手のイートンが8月、東証二部上場でエンジンの吸排気バルブの大手メーカーの日鍛バルブへの出資比率を20%(株式比率1位)から27%(同)に引き上げた。同時に両社は合弁会社を設立し、日本を除く海外での日系と韓国系車メーカーとの取引を新会社に一元化することで合意した。 「グローバルにエンジンバルブ事業の拡大路線を持続する枠組みが構築できた」。イートンのジョセフ・パルチャック自動車事業部CEOからも笑みがこぼれる。外資系、とくに米国の車部品メーカーは主要顧客の米ビッグスリーの不振の影響を大きく受けている。今回の資本関係強化の背景には、堅調な日系車メーカーと取引関係の深い日系部品メーカーと提携を拡大して、事態の打開を図る思惑がある。 ただ、着目したいのは合弁会社の出資比率─。日鍛バルブが51%、イートンが49%で、株式を持たれている側の日鍛バルブがマジョリティーを握った。合弁会社は両社
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