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1 恵庭市による調査委員会設置 弁護士の中島哲です。 2023年6月16日付けの北海道新聞朝刊に「障害年金を横領された」「恵庭の牧場提訴へ」という記事が掲載され、私のコメントも掲載されました。 牧場による知的障害者虐待の実態については、前編をお読み頂ければと思いますが、後編で注目したいのが、恵庭市の対応です。 まず、同日付けの北海道新聞の記事によると、「恵庭市は調査委員会を設けて事実関係を確認中」とのことでした。しかし、当事者である3人のところに、恵庭市の職員が、事実関係を確認するために話を聞きに来たということは、私が知る限りありません。 また、「調査委員会を設けた」とか「事実関係を確認中」という話すら、この新聞報道で初めて知りました。 当事者の知らないところで設置され、進められる「調査委員会」など、通常は考えられないことです。 2 市議会における答弁 北海道新聞による報道を受けて、202
1 恵庭市の牧場における知的障害者虐待 弁護士の中島哲です。 2023年6月16日付けの北海道新聞朝刊に「障害年金を横領された」「恵庭の牧場提訴へ」という記事が掲載され、私のコメントも掲載されました。 この牧場は、恵庭市議を20年間務め、市議会議長経験もある故・遠藤昭雄氏が経営していた牧場で、3名の知的障害者が数10年間住み込みで働いていました。 私も含めた弁護団がこれまで調査を進めてきたところによりますと、この3人は牧場の敷地内に設置されたプレハブ小屋に居住しており、水道は通っておらず、暖房も1人の小屋にしかなく、お風呂も普段は入れないような劣悪な環境で生活していました。 この3人は、このような悪条件下でほぼ毎日休み無く牛の世話や農作業に従事していましたが、給料が支払われたことはありませんでした。 そればかりか、3人には障害年金が支給されていましたが、銀行口座は遠藤氏らが管理しており、年
弁護士の小野寺信勝です。 【1】 検察庁による不起訴処分 昨年7月に安倍首相の街頭演説の際に、道警が「安倍やめろ」などとヤジを飛ばした男性らを排除した問題について、札幌地検は警察官らを不起訴処分にしたと発表しました。 私たちが排除された男性の代理人として、特別公務員暴行陵虐罪と特別公務員職権濫用罪という犯罪で刑事告訴していましたが、検察庁は「罪にならない」ことを理由に不起訴にしたようです。また、報道によれば、地検は「適法な職務行為」であったとコメントしているようです。 しかし、道警の排除行為が「罪にならない」は無理筋の詭弁でしかありません。 【2】 特別公務員暴行陵虐罪にあたること 特別公務員暴行陵虐罪とは、「(1)裁判、検察若しくは警察の職務を行う者又はこれらの職務を補助する者が、(2)その職務を行うに当たり、(3)被告人、被疑者その他の者に対して暴行又は陵辱若しくは加虐の行為をしたこと
弁護士の小野寺信勝です。 【1】 ヤジ排除 道警「問題なし」の報道 2月20日付け北海道新聞朝刊で、道警が昨年7月の安倍晋三首相の街頭演説中に批判の声を上げた市民を排除した問題で、「法令を遵守しており問題ない」とする調査結果をまとめたと報じられました。報道によれば、警察官職務執行法4条の「避難等の措置」と同5条の「犯罪の予防及び制止」などが法的根拠として示されたといいます。 しかしながら、道警の排除行為は、警察官職務執行法4条・5条のいずれも法的根拠になることはありません。 【2】 警察官職務執行法4条は根拠にできません まず、警察官職務執行法4条は、「警察官は、人の生命若しくは身体に危険を及ぼし、又は財産に重大な損害を及ぼす虞のある・・・危険な事態がある場合においては、その場に居合わせた者・・・に必要な警告を発し、及び特に急を要する場合においては、危害を受ける虞のある者に対し、その場の危
弁護士の加藤丈晴です。 HIV不当内定取消訴訟の判決確定を受けて、弁護団声明を出しましたので、事務所のホームページでも全文をご紹介いたします。 HIV不当内定取消訴訟判決を受けて 2019(令和元)年10月9日 HIV不当内定取消訴訟弁護団 弁護士 加藤 丈晴 弁護士 須田布美子 弁護士 横山 浩之 本年9月17日、札幌地方裁判所において、社会福祉法人北海道社会福祉事業協会(以下、「協会」といいます。)が経営する被告病院の社会福祉士の採用面接を受けた男性が、採用面接においてHIV陽性者であることを伝えなかったことを理由に内定を取り消された事件の判決がありました。 この訴訟の中では、採用面接においてHIV陽性者であることを聴取することの可否、告知義務の有無、告知しないことの相当性及び原告の過去の医療記録を採用の判断において利用したことの違法性が主たる争点となっていました。 本判決は、採
弁護士の小野寺信勝です。 1 労働人口の減少と外国人労働者の増加 外国人就労を拡大する入管法改正案が臨時国会で審議されています。入管法改正案では、「特定技能」という新たな在留資格を創設し、非熟練労働者の受け入れを目指しています。日本政府は入管法改正の理由を「深刻な人手不足に対応するため」と説明しています。 日本社会は少子高齢化により労働人口は減少の一途を辿っています。総務省によれば、15歳〜64歳までの生産年齢人口は、1995年の8,726万人をピークに、2017年には7,629万人まで減少し、2060年には4,793万人にまで大幅に減少すると予測しています。 このような労働力不足を背景として、外国人の在留者数は増加しています。2018年の在留外国人数(中長期在留者と特別永住者の合計)には260万人を超えました。また、前年比でいえば、約18万人、7.5%も増加したことになります。外国人は総
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