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ノーベル賞
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4月も終りに近づくと、やっと「外へでかけよう」という気持ちになってくる。日差しがあたたかさを増し、風もさわやかで、もう外にいても寒くない。空には鯉のぼりがおよぎ、お菓子屋の店先には「べこもち」の張り紙がはられる。 北海道では、5月5日の子どもの日に「べこもち」を食べる。「かしわもち」もあるが、道南や日本海沿岸などでは、圧倒的にべこもちが多い。子どもの日でなくても、和菓子屋には大抵いつも並んでいるし、値段も安いので(1個100円くらい)おやつによく食べられる。あまりに身近すぎて、「べこもちがあるのは、北海道と東北だけ」ということを、気づかずにいる人が多いのではないだろうか。 そもそも、なぜ「べこもち」というのだろう。 じつはこれには、いくつかの説がある。 まずは「ホルスタイン説」。 現在、北海道で主流のべこもちは、白黒二色のものが多い。そのため、白黒模様の乳牛、ホルスタインに似ているからこう
北海道大学構内に建つ「人工雪誕生の地」の碑 中谷宇吉郎(1946年) (写真提供:U.N. limited) ・北海道大学ホームページ http://www.hokudai.ac.jp/ 北海道大学の構内にひとつの碑が建っている。 六角形をかたどった大理石の碑は、雪の結晶をデザインしたものだ。碑文には「人工雪誕生の地」とある。 碑は、瀟洒なゲストハウス「エンレイソウ」の前にたたずみ、凍てついた道を行き交う学生たちを、じっと眺めているようにも見えた。 今から約65年前、北海道大学低温研究室があったこの場所で、世界初の人工雪が誕生したのだった。 わたしたちの中谷宇吉郎への旅は、ここから始まる。 中谷宇吉郎(1900~1962)は、世界的な雪氷学者であるとともに、「雪は天から送られた手紙である」という言葉を残した一級の随筆家だった。東京帝国大学で寺田寅彦の門下生だった中谷は、1930年に北海道大
「中華まんじゅう」と聞いて、何を想像するだろう。 ホカホカの白い「肉まん」や「あんまん」? それとも、細長い「どら焼き」のような、こしあんのギッシリ入った中華まんじゅう? 最近は見かける機会が減ったものの、北海道に住む人なら、きっと後者を思い描くことだろう。年齢が30代以上の人なら、「お葬式でもらったなぁ。なつかしいなぁ」としみじみ思い出すことだろう。とにかく、北海道人にとっては、とても親密なお菓子である。 東京などで中華まんじゅうの話をしても、たいていは肉まん・あんまんのほうと勘違いされ、説明しても「何それ? 知らない」と言われてしまう。そのため「中華まんじゅうは北海道のもの」と思い込んでいたが、これは大きなまちがいだった。 調べてみると、長野県の須坂市には、かつて須坂藩主の奥女中だった千代香さんが伝えたといわれる「中華饅頭」があるし、秋田県には白あんと黒あんの2種類の「中花」がある。東
『北海道を探しに行こう』 「北海道を探しに行こう」をコンセプトにした大人世代におくる知的エンターテインメント・マガジン『カイ』 まちや地域、人を通じて、北海道を深く紹介。 『カイ』ってどんな雑誌?出版というかたちのまちづくりの道具… 寄稿 未来パイロット北海道 月尾嘉男 第24回 "日本のタイムカプセル" 南極の氷床の下部4000mに存在する密閉された湖沼ボストークに、本年2月、ロシアの調査部隊の…
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