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「つくる」の手前にある“なにか”、もっと言えば「つくる」を続けるために必要な“なにか”……と書くと少々硬くなってしまうので、わかりやすくいうと、クリエイターはなにを考えながら(あるいは迷いながら)アイデアをカタチにしていくのか?……をのぞき見る新連載【「つくる」の前の「つくりかた」】がスタートします。 アドビのツールを駆使するクリエイターを中心に、ひとつのテーマに対して異なる視点からざっくばらんに語りつくす対談企画、第1回のテーマは「アニメに必要なデザイン、アニメが求めるデザイン」。 グラフィック、Web、UIなど複数の領域におけるデザインとコンサルティングに従事し、TATSDESIGN名義でも活動する日本デザインセンターの有馬トモユキさんと、大手ゲーム会社でデジタルゲームにおける人工知能の開発・研究に従事する三宅陽一郎さんにお話をうかがいました。度を超えたアニメへの愛が溢れる対談です!
アトリウムテーマは、「For Here or To Go?」 ILTには、エッジの効いた最新のデザインが集結するエリア、日本のデザインとものづくりを発信するエリアなど、さまざまなエリアがあるが、特に毎年話題となるのは「アトリウム特別企画」エリアだ。 海外のファストフード店やコーヒースタンドでよく聞くフレーズの、「For Here or To Go?」。これが今回の「アトリウム特別企画」のテーマ。直訳すると「ここで食べるか、持ち帰るか」という意味になるが、商談をここで詰めるか社内で検討するか、というバイヤー目線のテーマになっている。 ディレクターとして、アトリウム全体のコンセプトメイキングを担当したのは、デザイン市場で経験豊かなバイヤーの山田遊さん(株式会社method)。コンセプトについて、以下のように語っている。 「多くの企業を集める複合展は、大小さまざまな規模でプロデュースしてきました
2017年4月にリクルートで生まれた、ユーザ企業で国内初となるレッドチーム「RECRUIT RED TEAM」。脆弱性の穴を未然に防ぐために、攻撃者の視点で自社サービスのセキュリティリスクを洗い出すセキュリティ部隊だ。そして、このチームが変わっているのはその性質だけではない。RED TEAMはオリジナルのロゴからスライドツールまで、スタイリッシュなデザインで統一されており、まるでデザイン会社のようである。会社の1チームであるにもかかわらず、だ。また、今回デザインを手がけたのは日本デザインセンターだという。会社内のチームとして、社外にデザインを依頼した理由とは? なぜセキュリティチームがデザインにこだわるのか? 株式会社リクルートテクノロジーズ クオリティマネジメントグループ マネジャーの西村宗晃さん、日本デザインセンターのアートディレクター有馬トモユキさん、プロデューサーの宮田洋平さんに話
ユーザーがハサミを入れることで完成したり、裏返すと新たな柄が見えてくるテキスタイルなど、人と布との関わりの中に驚きや楽しさをもたらすことをテーマにデザインを行う、氷室友里さん。さまざまなブランドとコラボレーションしたり、直近ではカッシーナ・イクスシー青山本店で2017年のクリスマスインスタレーションを行いました。 2017年秋に開催された国際見本市「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」では、『Young Designer Award』を受賞するなど、いま多方面から注目を集める氷室さんに、出展の感想やご自身が手がけてきた工夫のつまったテキスタイルについて、デザインするときに大切にしていることなどをお聞きしました。 ――これまで手がけてきたお仕事や、プロダクトへの展開について教えてください。 ハンカチブランド「swimmie」や壁紙ブランド「WhO」、最近では工業用クレープ紙をつか
アニメーションの制作現場といえば、セル画に手描きをするスタジオの風景を思い起す方が多いかも知れない。しかし近年はCGアニメーションの技術が格段に進化し、セル画とのハイブリット作品だけでなく、本編すべてがCGで制作された作品も増えている。わかりやすいところでは、映画『トイ・ストーリー』を世に出したスタジオ、ピクサーが先駆者として有名だ。そこからの進化は国内にも影響を与えている。 今回取材をしたのは、アニメーションに特化したCG制作を行う有限会社オレンジ。市川春子の人気マンガを原作にしたTVアニメ『宝石の国』は、日本アニメ界のCGを牽引してきた井野元英二さん率いるオレンジにとって、かつてないほど大きなプロジェクトとなった。社内の制作現場は、パソコンがずらりと並び、アナログ機材はほぼ見当たらない。取材時は残り3話分の公開を控えたタイミングで、スタッフはディスプレイに向かってモデリングツールなどを
米国・ラスベガスで2017年10月18日~20日(現地時間)、「Adobe MAX 2017」が開催された。「Adobe MAX」はアドビ システムズ(以下、アドビ)が開催する、世界最大規模のクリエイティブ・カンファレンス。エグゼクティブによる基調講演やデザインに関するセッション、メーカーなどが出展し、新製品がそろうエキシビションなどのプログラムを開催。今年は64か国から12,000人のデザイナーやベンダーなど、クリエイティブに従事する人々が大集結した。 話題の中心はやはり「Adobe Sensei」 Creative Cloudに追加された5つの新製品。あらゆる発表の話題の中心となっていたのは、アドビのAI(人工知能)で、マシンラーニングのフレームワークである「Adobe Sensei」のことだった。AIはいま、アドビで最も大きな投資分野。Adobe Senseiはあらゆるアドビ製品に活
東京・青山のTHE GUILD(以下、ギルド)オフィスに集まった2人のクリエイター。かたや、ユーザーエクスペリエンス(UX)の設計やコンサルティングを手がけ、ピースオブケイク社のCXO(Chief eXperience Officer)にも就任した、ギルドを主宰する深津貴之さん。一方、サンフランシスコ在住のソフトウェアエンジニアで、ガジェットを自腹で散財しつつ日々の生活を動画で発信するYouTubeチャンネル「DRIKIN VLOG」も人気のdrikin(以下、ドリキン)さん。先日ラスベガスで行われたAdobe MAXに参加した2人が、更新されるテクノロジーとクリエイティブの関係から「新しい働き方」について語る。 新しいカタチの組織「THE GUILD」 ドリキン:まず深津さんが主宰する「ギルド」からして新しい働き方だと思うんですが、そもそもギルドはどういった組織なんですか? 深津:フリー
2009年に公開された、細田守監督の長編アニメーション映画「サマーウォーズ」は、ネット上の仮想世界「OZ(オズ)」へのサイバー攻撃によって現実世界のシステムが狂わされる事態に、高校生の少年と田舎の大家族が立ち向かっていく、ひと夏の壮大な物語だ。広島原爆をテーマとしたデジタルアーカイブ「ヒロシマ・アーカイブ」を制作・運営する首都大学東京の渡邉英徳(わたなべひでのり)准教授は、この大ヒット映画に、自らの取り組みとの共通点を感じているという。公開から8年がたち、「OZ」的な仮想世界が現実的になったいま、その試みをデザインの視点から振り返るべく、渡邉さんに仮想世界と情報デザインの「いま」を聞いた。 到達できないけど、近くにある。「サマーウォーズ」の先進性と懐かしさ ——渡邉さんは、2011年7月に広島の戦争体験者の証言や写真資料をまとめ、デジタル地球儀にマッピングした多元的デジタルアーカイブズ「ヒ
誰よりもホームページを愛するライゾマティクスのアートディレクター木村浩康さんと、写真家のGottingham(ゴッティンガム)こと杉山豪州さんが、同時代のオンスクリーン表現者に取材する「ホームページ番外地」。記念すべき第1回で訪ねたのは、東京・外苑前にオフィスを構える「SHIFTBRAIN Inc.(以下、シフトブレイン)」。デジタル領域を中心としたデザイン、テクノロジー、コミュニケーションプランニングを得意とするデジタルプロダクションだ。同業者から評判が高く、「憧れのプロダクション」として名が挙がることも多い。同社でデザインディレクターを務める、鈴木慶太朗さんをゲストに迎え、ホームページ制作への情熱が溢れる対談がスタートです。 いつも新しい技術を試したくてウズウズしている 木村浩康さん(以下、木村):シフトブレインといえば、コーポレートサイトを数多くつくっているイメージがあります。普通、
みなさんは幼いころ、家庭や保育園・幼稚園などで絵本を読んでもらった記憶を持っているのではないだろうか。ページがめくられるたびに期待に胸がふくらみ、絵とことばがつむぎ出す物語にわくわくする。このような体験は、未知の世界と出会い、多様な価値観に触れる機会となったことだろう。 本展は、美術館と図書館の複合施設である太田市美術館・図書館が、本と美術の多様なかかわりをテーマとして、継続的に実施する「本と美術の展覧会」の第1弾だ。同展は、絵本・児童書を重点的に収集している同館が、絵本原画を出発点に、絵と言葉の想像力=創造力をめぐる展覧会だ。 まず、展示室1では、4点の絵本-絵・安西水丸、作・村上春樹『ふわふわ』、荒井良二『えほんのこども』、絵・酒井駒子、作・中脇初枝『こりゃ まてまて』、ザ・キャビンカンパニー『よるです』の原画全点を、その言葉とともに紹介される。現代美術家・中島崇によるインスタレーショ
街を巡回させる音楽祭「OKAZAKI LOOPS」 無茶を許容する京都ならではのカルチャー このプロジェクトは、京都市交響楽団、MBSチーム、エピファニーワークスの林口砂里さんから、「ロームシアターや岡崎エリア一帯を使った音楽祭を一緒にやりませんか?」という相談がいただいて、おもしろそうだなと思い「やるやる!」とノリで即答した感じです(笑)。その頃にはもう、この街を巡回する「LOOPS」という言葉は生まれていました。最初の大きなコンセプトを京都市交響楽団の方がつくってくれていたので、そこをもう少し深掘りするというか、このお祭りをどう伝えていったらいいか?どうやってそれを広げていくか?そんな話からスタートした記憶がありますね。 MBSチームとも林口さんとも、別々でいろいろとお仕事をしてはいたんですけど。同じタイミングでみんなでというのははじめてでした。やっていることがバラバラだった人たちが集
女児向けロングセラー玩具「こえだちゃん」の誕生40周年を記念し、初の展覧会「誕生40周年 こえだちゃんの世界展」が、八王子市夢美術館で開催される。 1977年、玩具メーカーの株式会社タカラトミーから木の形をしたおうちにミニドールが付いた女児向けハウス玩具「こえだちゃんと木のおうち」が誕生した。当時、同社はすでに着せ替え人形やごっこ遊びの代表玩具として「リカちゃん」を大ヒットさせ、いわゆる「リカちゃんハウス」とも呼ばれたハウス玩具の分野で確固たる地位を築いていた。 そして、同じハウス玩具の「こえだちゃん」でもそのノウハウは生かされた。ただ、「こえだちゃん」は「リカちゃん」の延長にある玩具としてつくられたわけではなかった。なぜなら、「こえだちゃん」は玩具としては珍しい「自然」というテーマがあったからだ。70年代の日本は大気汚染などの生活環境の悪化により、人々の自然環境に対する関心が高まった時代
こんにちは、佐藤ねじと申します。デザイナー・プランナーとして活動しています。面白法人カヤックというデジタルコンテンツの制作会社から独立し、2016年7月にブルーパドルという会社を設立しました。 ここでは、僕の偏った「変な」発想法をシリーズ化して、ご紹介したいと思います。今回が2回目の更新となります。 クリエイターの方に向けて書いた、第1回目の記事「何がコンテンツになりうるか」発想法は、意外にもNewsPicksでたくさんのコメントをいただき、ビジネス系の方々に届いたことに驚いております。けっこう伝わるものなんだなぁ……と勉強になりました。 ただPVやいいねの数を意識すると、どんどん媚びた感じになってしまうので、今回もまた、自己流のニッチな発想法をご紹介できればと思います。 子供が生まれて、土日の作品づくりができなくなった 僕の会社員時代は平日フルタイムで仕事があるため、個人制作は土日にしか
すてきな装丁や、世界観がまるっとデザインされたような本が好き!という方に自信を持っておすすめしたい展覧会があります。 印刷博物館で3月5日まで開催中の「世界のブックデザイン2015-16」。本展は、2016年3月にドイツで開催された「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書13点に、6か国(日本、ドイツ、オランダ、オーストリア、カナダ、中国)のコンクール入選図書を加えた、約180点が展示されています。また、会場では日本の「造本装幀コンクール」が50回を迎えたことを記念し、同コンクールにおける過去の受賞作から秀作約50点も同時展示されています。 この展示のうれしいポイントは、会場のほぼすべての本を実際に手に取ってじっくり読めること。残念ながら写真撮影はできませんが、世界最高峰のブックデザインと造本技術を目にじっくり焼き付けてください。このレポートでは編集部目線で記録に残したいと思った作品をご
世界的に驚かせるような高い技術じゃなくても、アイデアや技術の掛け算が新しい作品を産み出していく、面白法人カヤックの天野です。 今回で第2回目です。再び映像が注目を集めていますね。インターネットの技術も発達して、いつでもどこでも映像を見ることができるようになった時代、スマートフォンさえあれば、誰だってすぐにでも映像監督ができる上に、自らが発信する側の放送局にだってなれる。何にでもなれて、何でも挑戦できる時代だからこそ、新しい難しさが私たちクリエイターを悩ませているように思います。 インタラクティブ性が求められる、iOS10以降の表現 さて、今回はWEBと映像についての可能性の話です。映画「ぽっぴんQ」の主題歌を担当している、QUESTYのミュージックビデオの制作にTHINKRの針谷(建二郎)さんからお声がけいただき、テクニカル・ディレクターとして参加しました。 他分野の方との話し合いやモノ作
デザイン編集者が見つけた素敵な紙ものを紹介するコーナー「技あり紙もの通信」も2回目となりました。今回は、製紙会社「特種東海製紙」の卓上カレンダーをご紹介いたします。 特種東海製紙は、色やエンボスのついた「ファンシーペーパー」と呼ばれる特殊紙で定評があり、色が豊富にそろう「TANT」や、独特なエンボスが特徴の「レザック」など、有名な紙を数多く開発してきました。グラフィックデザイン界の巨匠、故田中一光さんと各種ファンシーペーパーの開発に取り組み、現在でもさまざまなデザイナーの意見を取り入れながら紙の開発を続けている企業です。デザイナーなら一度はお世話になったことがあるのではないでしょうか。 そんな魅力的な紙をつくる企業のカレンダーと聞けば、期待も高まりますよね?こちらがそのカレンダーです。 透明のCDケースに、月ごとに違う色の紙が入っています。写真は2017年のものですが、新製品や主力商品の中
はじめまして。 minna(ミンナ)の長谷川と申します。 minnaは、角田真祐子と長谷川哲士を中心としたデザインチームです。武蔵野美術大学を卒業して1年後の2009年に設立、2013年に法人化しました。手がけているデザインの領域は多岐にわたり、自動車のコンセプト開発から、ふんどしブランドのデザイン、自治体とのまちづくりプロジェクトまで、かなり幅のあるお仕事をさせてもらっています。 このコラムは、シラフでも無駄にアツい長谷川と、ウチのボスで切れ味の鋭い(愛のある毒舌の)角田が楽しく書いていきます! デザイナーになりたい学生さんや、既にデザイナーだけど、これからのデザイナーってどうあるべきなのかが気になる人。デザインにちょっと興味があるだけの人はもちろん、自分はデザインとは縁がないなあと感じている人も含めて、みんなに届くコラムになりますように! 自己紹介を兼ねてminnaを分解してみる そも
こんにちは、佐藤ねじと申します。デザイナー・プランナーとして活動しています。面白法人カヤックというデジタルコンテンツの制作会社を独立し、2016年7月にブルーパドルという会社を設立しました。 このコラムでは、僕の偏った“変な”発想法をシリーズ化して、ご紹介したいと思います。 最近『超ノート術』(日経BP社)という情報収集・発想法に関する本を出す機会がありました。こちらは広い層の方が読む本なので、偏っていない“まともな”ノート術や発想法についてまとめたつもりですが、JDNの読者層はクリエイター関連の方が多いので、もう少し尖った話にしていきたいと思います。 ブルーパドル思考って何? ビジネスの世界では、新しい市場のことを「ブルーオーシャン(海)」と表現しますが、それは簡単に見つけられるものではありません。それに対して僕たちは、「小さいけど新しいアイデア」をたくさん見つけていこうと考えています。
はじめまして、面白法人カヤックのWebディレクター天野清之です。 世界的に驚かせるような高い技術でなくても、ちょっとした技術の掛け算が新しい作品を産む。演出を覚えれば普通の技術も違った表現に見えてくる、そう考えて日々制作に取り組んでいます。 私はカヤックに転職して7年目になります。WebディレクターがWebサイトの仕事をするのは普通のことですが、最近ではそれ以外の仕事もたくさんお声がけいだいています。Web技術を他の分野に取り込んだり、その逆で他の分野から学んだり身につけたりしたことを本業のWebサイト制作に取り入れたり、双方向に循環させることで新しい発見も多くあります。そうした経験や発見について、今後お話をさせていただこうと思います。 自分の分野と他の分野を組み合わせて面白いものをつくることが好きで、個人制作活動で洋服と自分の知識を組みわせて何かつくってみたいなと思いまして、2014年1
書店に置かれる本は、常に1タイトルのみ。販売期間は、1タイトルあたり一週間が基本。期間中に著者や編集者を招き、その本にまつわるイベントや展示を行うなどし、徹底的に一冊を売ることを目指すという「一冊だけを売る本屋」が2015年に銀座の地に誕生した。その名は、「森岡書店 銀座店」。コンセプトやブランディングの新しさに加え、書店の存在意義をビジュアル化したブランドロゴデザインなどが評価され、2016年度グッドデザイン賞のベスト100に選出された。同書店の立ち上げにいたるアイデアの源や開発の思考プロセスとは、いかなるものだろうか。「森岡書店銀座店」オーナーの森岡督行さんと、ブランディングディレクションとアートディレクションを担当したTakramの渡邉康太郎さんに、開店までの経緯や今後の展望などお話をうかがった。 アイデアの源は、しまわれた記憶の中に -2015年5月5日、銀座一丁目に建つビルの一室
2012年に創刊した、年2回刊行の文字デザイン誌「Typography」。10号となる今号の特集は「日本語のロゴとタイトル」です。 パッケージやブランドの日本語ロゴをデザインしたデザイナーへのインタビュー、筆文字ロゴの書家の作品リスト、タイトル文字デザインのコツ、タイトル文字に使える書体リスト、フォントをロゴとして使う場合の使用規約など、デザインワークに役立つ情報を掲載しています。 また、特大のタイトル文字から極小のキャプションまで使える書体の小冊子「オプティカルサイズ書体見本帳」と、書体会社モリサワの小冊子「MORISAWA PASSPORT Magazine vol.2/type-in&font-in」の2冊の付録つきです。 文字としての読みやすさとグラフィックとしての強さが同時に求められるロゴやタイトル文字。日本語のロゴやタイトル文字を必要とされる機会は多いものの、ゼロからつくるのは
アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルとして国際的な発展を続けてきた「文化庁メディア芸術祭」。その20周年を記念した企画展、「文化庁メディア芸術祭20周年企画展―変える力」が10月15日から23日間にわたって、アーツ千代田 3331を中心に都内各地で開催される。「変化」をキーワードに、過去に審査委員を務めた4人の監修者によって選ばれた、歴代の受賞・審査委員会推薦作品の展示や上映などを行い、変容し続けるメディア芸術の多様な表現が紹介される。過去にエンターテインメント部門審査委員も務め、エンターテインメント部門監修者である伊藤ガビンさんに、メディア芸術の20年の移り変わり、変わらない本質、そして日常化(=陳腐化)など、さまざまなお話をうかがった。 -過去に審査委員長として、そ
面白法人カヤックから佐藤ねじさん(以下、ねじさん)が独立……Web界隈というかデジタル業界が、そのニュースでちょっとざわついのたのは7月のことだった。それもそのはず、ハイブリッド黒板アプリ「Kocri」ではグッドデザイン賞BEST100を、「しゃべる名刺」ではYahoo! Creative Award個人部門グランプリを受賞するなど、これまでも数々の賞を獲得し、カヤックの「面白(おもしろ)」の部分を伝えてきた存在だからだ。ねじさんの表現の真髄は“スキマ”の探求。空いている土俵で勝負するという考え方のもと、Webやアプリ、デバイスの領域で作品づくりをおこなってきた。 新しいデジタル技術を使いつつも、どこかユーモラスなアウトプットで注目を集めてきたねじさんが、「kocri」をはじめ「ダンボッコ」や「2020 ふつうの家展」など、数多くの仕事を共にしてきたディレクターの深津康幸さんと立ち上げたの
コーディングなしでモバイルアプリケーションやWebサービスの“動くモックアップ”が作成できるプロトタイピングツール「Prott(プロット)」。開発したのは、国内でいち早くプロトタイピングプロセスを取り入れ、その必要性を確信して自社でのツール開発に踏み切った株式会社グッドパッチだ。ノウハウをもたずに始めたそのチャレンジを支えたのは、代表取締役兼CEOを務める土屋尚史さんの訪れたチャンスを逃さない行動力と、スタッフたちがもつ、日本のプロダクト開発におけるデザインの価値認識に一石を投じる強い想い。土屋さんに起業までの道のりから開発秘話までたっぷりとお話をうかがった。 いいUIをつくるために、企画段階から参加する 「Prott」を開発したグッドパッチは、アプリケーションやWebサービス、プロダクトのデザイン・設計・開発を行っているデザイン会社だ。ほかのデザイン制作会社とは一線を画している特徴が、U
広告・装丁・ファッション・Web……ジャンルはさまざまなれど、共通するイメージは「かわいくて、そして少し変」。設立5周年を迎えた「れもんらいふ」を率いる、アートディレクター・千原徹也さんがデザインしたものが私たちに与える印象だ。「つくってる時のめっちゃ楽しい感じを100%伝えたい」と笑顔で話す千原さんは、自身のつくってきたもの同様にチャーミングな人懐っこさにあふれている。音楽、映画、ファッション、カルチャーへの偏愛がにじみ出る表現の芯に迫っていきたい。 映画に夢中だった少年時代 小さい頃はマンガ家になりたいなーと思っていたんですけど、中学生ぐらいから映画にすごく興味を持つようになりました。特に映画を観るのに恵まれた環境というわけではなく、同時代の中学生とそう変わらないと思います。本当にただただ映画が好きだっただけというか。近所のお金持ちの同級生がWOWOWに入っていたので、そいつにビデオテ
アンダーグラウンドからオーバーグラウンド、グラフィックからプロダクト、そして映像まで、縦横無尽に行き来するジャンルレスのデザインユニット「TGB design.」。近年は企業との共同開発が増え、さまざまなジャンルのスペシャリストと新しい表現のカタチをつくるクリエイティブ・プラットフォーム「TGB lab」を立ち上げた。現在、武蔵野美術大学と女子美術大学の非常勤講師を務める。「TGB design. / TGB lab」代表・石浦克氏に、これからのデザインのありかた、目指す「日本のカタチ」や、ご自身の仕事場についてお話を伺った。 グラフィック、プロダクト、そして映像 縦横無尽にデザインする「TGB design.」 「TGB design.」を結成したは1994年なので、もう20年以上やってきたことになります。メンバーの小宮山(秀明)とは小学校に入る前からの付き合いで、市古(斉史)とは予備校
NOSIGNER代表太刀川英輔が選ぶ ドイツのモノ・コト 太刀川英輔 プロフィール 慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。在学中の2006年にデザインファームNOSIGNERを創業。ソーシャルデザインイノベーションを生み出すことを理念に活動中。建築・グラフィック・プロダクトなどのデザインへの深い見識を活かし、複数の技術を相乗的に使った総合的なデザイン戦略を手がけるデザインストラテジスト。Design for Asia Award大賞、PENTAWARDS PLATINUM、SDA 最優秀賞、など国内外のデザイン賞で50以上の受賞を誇る。 http://nosigner.com/ 僕は子どもの頃からずっと車が好きだったんです。幼稚園の頃から「あれはカローラ」とか走ってる車が全部言えたらしいです。単純に形とか好きだったんでしょうね。ポルシェの話で他の国と違う考え方だなと思うのは、ドイツの「DIN
東京駅八重洲口グランルーフ・駅前広場のイルミネーション、「Tokyo Colors. 2015」が 12月1日から1月11日まで開催される。 「Tokyo Colors.2015」は、グランルーフに吹き抜ける風をセンサーで感知し、光と音で風をビジュアライズする。オリジナルの灯具「希望の芽」は、昨年のものより輝きを増し、様々な工夫を盛り込むことで体感度がさらに高くなった。風を受けて一瞬一瞬で変化する演出は、その瞬間しか見ることの出来ない幻想的な世界をつくりだす。点灯時間は17:00頃~23:00。 東京駅再開発において、丸の内側の「歴史を象徴する顔」に対し、八重洲側は「未来を象徴する場」というコンセプトが設定されている。クリスタルのツインタワーとそれらをつなぐ「光の帆」というデザインは、建築家ヘルムート・ヤーン氏によるもの。先進性・先端性を表現する八重洲口のランドマークとして誕生した。その「
2015年8月に富山市の中心市街地に全面開業した複合施設「TOYAMA キラリ」。富山市ガラス美術館と富山市立図書館本館、カフェやミュージアムショップ、銀行等からなる複合施設だ。核となるのは美術館と図書館。6Fのグラス・アート・ガーデンが美術館の常設展示で、現代ガラスアートの巨匠デイル・チフーリ氏によるインスタレーションが5作品展示されており、その色、造形、規模には圧倒される。
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