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Mycobacterium bovis Mycobacterium bovis
結核感染の診断を既往のBCG接種の影響を受けずに行うことができる新たな技術クォンティフェロン(R)TB-2G(Cellestis社,オーストラリア,以下QFTと略)が開発され,日本でも2005年4月に体外診断薬として使用が承認され,ついで2006年1月には健康保険にも採用されることになった。この検査法は,日本のようにBCG接種に熱心に取り組んできたためにツベルクリン反応検査(以下ツ反)の診断価値が下がっているような国にはとりわけ大きな有用性が期待される。しかし,その検査特性はいろいろな点でいまだ十分に確立されておらず,当面は慎重にこれを利用していくかたわら,研究の推進を目指すことが重要と考える。本委員会はこのような観点に立ってその使用指針を以下のように策定した。 1. QFTの原理と検査実施方法,および精度管理 結核を発病していない人において,結核菌に感染したことを検出する方法としては
[はじめに] 米国胸部学会(ATS)と米国感染症学会(IDSA)は10年ぶりに肺非結核性抗酸菌症に関するガイドラインの改定を 行ない,2007年3月に発表した。1) 日本結核病学会非結核性抗酸菌症対策委員会は,この改定内容が大幅なものであり,かつ国際的整合性の見地から,わが国の診断基準(2003年発表)2)も、再検討の要ありとし,日本結核病学会評議員にアンケート調査を 行なった。回答者全員(回収率63%,126名)が改定の必要を認め,かつ簡潔な診断基準への要望が多数あった。 以上の経過で作業を開始,今回初めて日本結核病学会,日本呼吸器学会合同での肺非結核性抗酸菌症診断基準とした。 [注記] 1.近年のわが国での健診や人間ドックでの状況下では,画像診断や核酸同定法などの進歩で,臨床症状出現前 に診断可能になったという現状に即し,診断基準から「臨床症状あり」を外した。 2.従来の診
a.病巣の性状 0:病変が全く認められないもの Ⅰ型(広汎空洞型):空洞面積の合計が拡り1(後記)を越し, 肺病変の拡りの合 計が一側肺に達するもの。 Ⅱ型(非広汎空洞型): 空洞を伴う病変があって, 上記Ⅰ型に該当しないもの。 Ⅲ型(不安定非空洞型): 空洞は認められないが, 不安定な肺病変があるもの。 Ⅳ型(安定非空洞型): 安定していると考えられる肺病変のみがあるもの。 Ⅴ型(治癒型):治癒所見のみのもの。 以上のほかに次の3種の病変があるときは特殊型として, 次の符号を用いて記載 する。 H (肺門リンパ節腫脹) Pl (滲出性胸膜炎) Op (手術のあと) b. 病巣の拡り 1:第2肋骨前端上縁を通る水平線以上の肺野の面積を越えない範囲。 2:1と3の中間。 3:一側肺野面積を越えるもの。 c.病側 γ:右側のみに病変のあるもの。 l :左側のみに病変のあるもの。 b :両
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