きのこの人工栽培には、冷・暖房の空調施設を使用して四季を問わず周年で栽培を行う「空調栽培」と自然の温度と湿度などをきのこの特性に適合するように管理して栽培を行う「自然栽培」との2つの栽培方法があります。 自然栽培法には、伐採した樹木(原木)をそのままの形で利用する「原木栽培」と原木を細かく粉砕した「オガコ」に米ヌカやフスマ等の天然の栄養材を混合して、魚箱や袋に詰めて栽培を行う「箱栽培」と「ブロック栽培」とに分けられます。 一方、空調栽培は、年間の回転率を高める目的で、一般的には850cc程度の容量の耐熱プラスチック製ビン容器を用いる「ビン栽培」と2kg程度のブロック型の菌床を用いる「ブロック栽培」などによるきのこの工場生産が行われております。