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歌舞伎町・夜の歓楽街(写真:PIXTA) 昨今ネットの左右から大変注目されている、仁藤夢乃氏の「Colabo」が「赤い羽根共同募金」から助成を受けていたとTwitterトレンドになっている案件。 話が分かりにくいので、まとめて概要と推移を説明します。 該当トレンドは「赤い羽根共同募金」ではなく、「赤い羽根福祉基金」から助成があった案件でした。似た名前ですが、組織は異なるんですね。その「中央共同募金会」が広域的かつ継続的に支援をつないでいく為2016年に創設したのが「赤い羽根福祉基金」となります。中央共同募金会からも、このColaboへの助成について、対外的に説明する文書が公開されてます(1)。 ◆中央共同募金会による一般社団法人Colabo等への助成について(2023年01月10日) 設立初年度の2016年には、「赤い羽根福祉基金」へ全国から助成応募が231件あり、民間の社会福祉事業者・団
39歳子供部屋おじさん、異世界転生できませんでした(前編)【たらい回し人生相談】 【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第3回 「ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く」・・・本邦初のカルト人生相談シリーズ。今回は、「39歳子供部屋おじさん」無職の独身男性 A氏。彼はいったいなぜ「たらい回し人生相談」にやってきたのか? いや連れてこられたのか? 相談部屋の主人は「大司教」と呼ばれる謎の危険人物。ある筋では名の知れた博覧強記の異常天才である。A氏との緊迫感漂う人生相談の一部始終を公開。今回はその前編である。 大司教(左)とA氏。 冒頭: 39歳無職の独身男性、A氏。彼はいわゆる「子供部屋おじさん」だった。 そんな彼は、ある日一枚のチケットを手にしていた。それは人生を取り戻すチャンスだった。宝くじではない。中東某国行きの航空券のチケットだ。大人の事情によって国名は明らか
「ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く」・・・本邦初のカルト人生相談シリーズ。今回訪ねてきたのは、学歴厨のFラン大学生「K君」。中学受験失敗以来ずっと学歴コンプに悩まされつづけてきたK君は、“正しい生き方”なるものを求めて彷徨いつづけている。すぐになんでも正しい答えを欲しがって周囲の人たちを困惑させる姿は駄々をこねる幼稚園児のよう。そんな彼が相談する相手が、「大司教」と呼ばれる謎の危険人物。ある筋では名の知れた博覧強記の異常天才である。先般の人生相談の一部始終を公開。さらに本人たちによる原稿校正時のコメントもそのまま付記した。前編につづき今回は後編。 K君が訪れたたらい回し人生相談の結末・・・ (前編のつづきから) 乱世になると“大司教”と呼ばれる人物は姿を現わす・・・ 【彼にとって学びとはなんなのか】 なぜ学歴にこだわるの?: 大司教:君は会う人全員に学歴について質問するけど、なんでそんな
「ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く」・・・本邦初のカルト人生相談シリーズ。今回訪ねてきたのは、学歴厨のFラン大学生「K君」。中学受験失敗以来ずっと学歴コンプに悩まされつづけてきたK君は、“正しい生き方”なるものを求めて彷徨いつづけている。すぐになんでも正しい答えを欲しがって周囲の人たちを困惑させる姿は駄々をこねる幼稚園児のよう。そんな彼が相談する相手が、「大司教」と呼ばれる謎の危険人物。ある筋では名の知れた博覧強記の異常天才である。先般の人生相談の一部始終を公開。さらに本人たちによる原稿校正時のコメントもそのまま付記した。(前編) ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く・・・ <相談の経緯> 『みんなちがって、みんなダメ』等の著作で知られるイスラム法学者の中田考先生はひとつの悩みを抱えていた。以前の記事にて、レンタルおじさんとして人生相談を行った。その際に依頼してきたK君がどうにもならないの
東京都立大南大沢キャンパスで11月29日、社会学者の宮台真司さんが刃物を持った暴漢に襲われ重傷を負った。殺人未遂で、警視庁は今月12日に逃走中の男とみられる動画と画像を公開したが、いまだ身柄の確保には至っていない。犯人の動機は何だったのか? 『人はなぜ「自由」から逃走するのか:エーリヒ・フロムとともに考える』の著者・仲正昌樹氏は、この問いに対する答えを早く求め、公に語る人たちの危険性を鋭く指摘する。 ビデオ映像で退院を報告する宮台真司さん(「ビデオニュース・ドットコム」のサイトより) ■犯行動機の憶測が事態を悪化させる理由とは 十一月末に起こった社会学者宮台真司氏に対する殺人未遂事件は、多くの言論人に衝撃を与えた。七月の安倍元首相暗殺事件と“何らかの関連”があると思った人が少なくなかったようだ。安倍氏の場合、元首相と統一教会の間の関係ゆえの特殊なケースに思えたが、(しばしば自民党批判をして
「人間が描けている」という幻想。【森博嗣】連載「静かに生きて考える」第18回 森博嗣「静かに生きて考える」連載第18回 新型コロナのパンデミック、グローバリズムの崩壊、ロシアのウクライナ侵攻、安倍元総理の暗殺・・・何が起きても不思議ではない時代。だからこそ自分の足元から見つめなおしてみよう。耳を澄まし、よく観察してみること。森先生の日常は、私たちをはっとさせる思考の世界へと導いてくれます。「静かに生きて考える」連載第18回。 第18回 「人間が描けている」という幻想。 【デビュー作は散々だった】 前回、さりげなくあからさまに小説のことを書いてしまった。「筆が滑った」というのか。リンクを滑るようにすうっと書きたいもの。すらすらよりも速そうな感じだ。 さて、『すべてがFになる』は、今から27年まえの今頃(1995年11月)に書いた作品で、古いにもかかわらず、まだよく売れている。「衝撃のデビュー
言葉を覚えて知ったつもりになる。【森博嗣】連載「静かに生きて考える」第17回 森博嗣「静かに生きて考える」連載 第17回 新型コロナのパンデミック、グローバリズムの崩壊、ロシアのウクライナ侵攻、安倍元総理の暗殺・・・何が起きても不思議ではない時代。だからこそ自分の足元から見つめなおしてみよう。耳を澄まし、よく観察してみること。森先生の日常は、私たちをはっとさせる思考の世界へと導いてくれます。「静かに生きて考える」連載第17回。 第17回 言葉を覚えて知ったつもりになる。 【固有名詞を記憶できない人】 僕のことである。人の名前をまったく覚えられない。親しい人の名前も思い出せないことがある。また、地名も全然駄目だ。その場所が地理的にどこにあって、どのような環境なのか、あるいはその場所の絵なら描ける。でも、地名は記憶していない。 歳をとったからではない。子供の頃から、ずっとそうだった。だから、社
葉梨康弘法務大臣は自民党議員が出席する会合で「死刑のはんこを押すときだけニュースになる地味な役職」などと自らの職務について発言。これに対し「職務を軽視している」などと批判が殺到。さらに、他の公の会合やパーティでも自己紹介として複数回発言していていたことも発覚。岸田文雄首相は葉梨大臣を11月11日に事実上更迭。安倍暗殺後、その周辺の安倍友言論人たちが暴走を続けているが、その姿もカルトばりである。話題の最新刊『日本をダメにした 新B層の研究』を刊行し、売国政治屋をのさばらせた近代大衆社会の末路を鋭く分析した適菜収氏の「だから何度も言ったのに」連載第27回。 あさっての方向からの統一教会擁護の連発で、ネット上では「お壺ね様」「壺サーの姫」といった愛称で親しまれている三浦瑠麗。 ■門田隆将、三浦瑠麗・・・自分を客観視できないおぞましい人々 安倍晋三周辺のいかがわしい連中、追い詰められてきましたね。
統一教会問題を矮小化・安倍国葬を賛美 やっぱり反日勢力だった安倍周辺の人々【適菜収】 【隔週連載】だから何度も言ったのに 第25回 異様な発言を続ける橋下徹、三浦瑠麗、茂木健一郎……。「臭いもの(統一教会問題)には蓋をしろ、そんなことに拘っている場合じゃない」と言わんばかりの彼らの論点ずらしの目的は何か。新刊『日本をダメにした 新B層の研究』を刊行し、売国政治屋をのさばらせた大衆社会の末路を鋭く分析した適菜収氏の「だから何度も言ったのに」連載第25回。 看板に偽りあり。感情の起伏がすぐに顔と言葉に出てしまう高市早苗。会見はいつも冷静さを装って笑顔を絶やさないようにしているようだけれど、それってむしろ怖いよね。だって目はまったく笑っていないんだもん。 ■「国葬反対 SNS発信の8割は隣の大陸から」発言の真偽とは バンドにおける楽器の演奏は比較的自由だが、それでも前提がある。それはチューニング
2022年ノーベル化学賞にアメリカの有機化学者3人が選ばれた。その一人が、スタンフォード大学のキャロライン・ベルトッツィ教授(55)。研究成果は広い分野で活用され、がんの治療薬の開発などにも大きく貢献している。ベルトッツィ教授誕生の陰には、実は伝説の数学教師がいた。中学校で出会ったエヴァグリオ・モスカ先生がその人。エッセイストの渡辺由佳里さんは、自著『アメリカはいつも夢見ている』(KKベストセラーズ)の「“名もなき英雄”たちは見えない場所で世界を変える」でモスカ先生を詳しく紹介している。必読の本文を抜粋して配信する。まさに“名もなき英雄”は世界を変えていたのだ。 キャロライン・ベルトッツィ教授(55)。選考にあたったスウェーデン王立科学アカデミーは授賞理由を「“クリックケミストリー”と生体直交化学の発展への貢献」とした。 「名もなき英雄」たちは、見えない場所で世界を変える ■なぜレキシント
新型コロナのパンデミック、グローバリズムの弊害、ロシアのウクライナ侵攻、安倍元総理の暗殺・・・何が起きても不思議ではないと思える時代。だからこそ自分の足元を見つめ、よく観察し、静かに考えること。森先生のエッセィは、私たちをはっとさせる思考の世界へと導いてくれます。連載第13回。 第13回 マスクとワクチンはどちらでも良い 【マスク問題はどちらでも良い】 今回は異例ともいえる世間擦れした話題。ファンの方からこの手の質問がときどき来る(最近は返事を一切していない)。はっきり言うと、どうでも良い問題だし、どちらでも良い。「好きにすれば」が、僕の返答である。 しかし、お金をもらって文章を書いているのだから、話題として取り上げるのも悪くはないだろう。僕は無料で呟いたりしない。その種のモチベーションがないし、承認欲求も皆無。 まず、マスク問題から。マスクをすれば感染の確率が下がる。これには科学的根拠が
新型コロナのパンデミック、グローバリズムの弊害、ロシアのウクライナ侵攻、安倍元総理の暗殺・・・何が起きても不思議ではないと思える時代。だからこそ自分の足元を見つめ、よく観察し、静かに考えること。森先生の日常は、私たちをはっとさせる思考の世界へと導いてくれる。連載第12回。 第12回 とにかく頭を下げる文化について 【あなたを責めているのではない】 これが日本的な文化だとはいわない。日本以外でもあるだろう。ただ、とにかく「謝ることが正しい」との間違った解釈が幾分多く、周辺で観察される。 仕事上でしばしば訪れる場面。「それは変じゃないですか?」と相手に指摘すると、「ああ、すみません、たしかにそうなんです。でも、こうするのが決まりでして」と返される。だいたいは、ここで引き下がるしかない。しかし、こちらに主導権があり、もう少し押せるような条件であれば、「いや、その決まりが間違っているのだから、この
国際政治学者は「ロシア vs 欧米の代理戦争」となぜ見做さないのか【中田考】 ロシアのウクライナ侵攻 その認識における「地域研究」の問題性【中田考:集中連載第4回<最終回>】 「“安倍総理暗殺と統一教会”で露わになった“日本人の宗教理解の特性”」について、イスラーム法学者中田考氏がBEST TIMESに寄稿した論考【前編】【後編】が話題だ。一方で、ロシアのウクライナ侵攻は「知(学問)の現場」における由々しき問題を露呈させている、と語る。それはいったいどういうことなのか? 宗教地政学の視点からロシアのウクライナ侵攻について書き下ろした書『中田考の宗教地政学から読み解く世界情勢』の発売(10/7)が待たれるなか、今回最新論考全4回を集中連載で配信する。第4回最終回を公開。 ゼレンスキー大統領 【19.アメリカの人種主義的民主主義】 最後に、トッドがウクライナ戦争を分析する概念装置を概観して以下
米英はウクライナ人を「人間の盾」にしてロシアと戦っているのか【中田考】 ロシアのウクライナ侵攻 その認識における「地域研究」の問題性【中田考:集中連載第3回】 「“安倍総理暗殺と統一教会”で露わになった“日本人の宗教理解の特性”」について、イスラーム法学者中田考氏がBEST TIMESに寄稿した論考【前編】【後編】が話題だ。一方で、ロシアのウクライナ侵攻は「知(学問)の現場」における由々しき問題を露呈させている、と語る。それはいったいどういうことなのか? 宗教地政学の視点からロシアのウクライナ侵攻について書き下ろした書『中田考の宗教地政学から読み解く世界情勢』の発売(10/7)が待たれるなか、今回最新論考全4回を集中連載で配信する。第3回を公開。 バイデン大統領 【14.アメリカの世界戦略とウクライナ】 話が横道にそれました。どのようにロシア、英米、ヨーロッパが破綻国家ウクライナを利用しよ
■目次■ 序 タリバンの復活とアメリカの世紀の終焉 第I部:タリバン政権の復活 第1章 タリバンについて語る 第2章 アフガニスタンという国 第3章 アメリカ・タリバン和平合意 第4章 イスラーム共和国とは何だったのか 第5章 タリバンとの対話 第6章 タリバンとは何か 第7章 タリバンに対する誤解を超えて 第8章 タリバンの勝利の地政学的意味 第9章 タリバン暫定政権の成立 第10章 文明の再編とタリバン 第II部:タリバンの組織と政治思想 第1章 翻訳解説 第2章 「イスラーム首長国とその成功を収めた行政」(翻訳) 序 1.国制の法源 2.地方行政の指導理念 3.地方行政区分 4.村落行政 5.州自治 6.中央政府と州の関係 7.中央政府 8.最高指導部 9.最高指導者 10.副指導者 結語 第3章 「タリバン(イスラーム首長国)の思想の基礎」(翻訳) 序 1.タリバン運動の指導部とそ
ロシアのウクライナ侵攻で露呈。「地域研究」の由々しき問題性とは【中田考】 ロシアのウクライナ侵攻 その認識における「地域研究」の問題性【中田考:集中連載第1回】 「“安倍総理暗殺と統一教会”で露わになった“日本人の宗教理解の特性”」について、イスラーム法学者中田考氏がBEST TIMESに寄稿した論考【前編】【後編】が話題だ。一方で、ロシアのウクライナ侵攻は「知(学問)の現場」における由々しき問題を露呈させている、と語る。それはいったいどういうことなのか? 宗教地政学の視点からロシアのウクライナ侵攻について書き下ろした書『中田考の宗教地政学から読み解く世界情勢』の発売(10/7)が待たれるなか、今回最新論考全4回を集中連載で配信する。その第1回を公開。 【序.地域研究の問題点】 ロシアのウクライナ侵攻以降、ウクライナとロシアの歴史認識をめぐる議論がマスメディアやSNSなどを通じて研究者だけ
そもそも人を教育するとはどういうことか?【中野剛志×適菜収×小池淳司〈第1回〉】 神戸大学工学部100周年記念学内シンポジウム鼎談《第1回》【中野剛志×適菜収×小池淳司(神戸大学工学部長)】 神戸大学工学部100周年記念学内シンポジウム「大学(工学)教育を考える」(2022年7月15日)が、小池淳司・神戸大学大学院工学研究科長の司会のもと開催された。ゲストは工学以外の分野で活躍されている方として、評論家の中野剛志氏と作家の適菜収氏が迎えられた。テーマは、①「そもそも教育するとはどういうことか?」、②「教養とは何か、またそれをどう教えるべきか?」 ③「これからの大学(工学)教育はどうあるべきか?」。 大学の社会的役割、次世代の技術者・研究者の教育に関する議論、および「知」「技」の伝達をめぐる議論は、ビジネスの世界でも参考にもなるだろう。今回BEST TIMESでは全5回にわけてシンポジウムの
統一教会による金銭トラブルは「日本人の宗教観」に由来する理由【中田考】 ハサン中田考が語る「安倍暗殺と統一教会」《特別寄稿:後編》 安倍元総理暗殺事件から49日が経つ。銃撃した容疑者は宗教団体である統一教会(世界平和家庭連合)に恨みを持ち続けていたという。その広告塔として影響力のあった安倍元総理をはじめ、自民党議員の多くが統一教会やその関連団体となんらかの関係があることが次々暴かれ、テレビも新聞も「政治と宗教」の話題で持ち切りである。日本人にとって宗教とは何か?この一連の騒動で「日本人の宗教理解の特性」が露わになったと語るのは、イスラーム法学者・中田考氏だ。新刊『中田考の宗教地政学から読み解く世界情勢(仮)』(イースト・プレス)の発売(10月7日)も待たれる中田氏が「安倍暗殺と統一教会」についてはじめて語る。前編につづき、<特別寄稿:後編>をお届けします。 安倍元総理銃撃事件を巡る統一教会
「安倍暗殺と統一教会」で露わになった「日本人の特殊な宗教理解」とは【中田考】 ハサン中田考が語る「安倍暗殺と統一教会」《特別寄稿:前編》 安倍元総理暗殺事件から49日が経つ。銃撃した容疑者は宗教団体である統一教会(世界平和家庭連合)に恨みを持ち続けていたという。その広告塔として影響力のあった安倍元総理をはじめ、自民党議員の多くが統一教会やその関連団体となんらかの関係があることが次々暴かれ、テレビも新聞も「政治と宗教」の話題で持ち切りである。日本人にとって宗教とは何か? この一連の騒動で「日本人の宗教理解の特性」が露わになったと語るのは、イスラーム法学者・中田考氏だ。新刊『中田考の宗教地政学から読み解く世界情勢(仮)』(イースト・プレス)の発売(10月7日)も待たれる中田氏が「安倍暗殺と統一教会」についてはじめて語る。<特別寄稿:前編> 参院選の街頭演説中に銃撃され、67歳で死去した安倍晋三
安倍元総理暗殺事件のあと、統一教会問題に関する話題が尽きない。これまで私たちが意識せずに見過ごしてきた「政治と宗教」の関係という大きな問題が顕在化した意味は大きい。一方で、そこで語られる「政教分離」という言葉を私たちは理解しないまま使ってはいないだろうか。そこに見られる危険な兆候とは何か。哲学者で金沢大学教授、そして『統一教会と私』という著書もある仲正昌樹氏に緊急寄稿してもらった。 2022年8月10日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長が日本外国特派員協会で会見。 ■「政教分離」と「信仰の自由」 安倍元首相銃撃事件の背後にあったとされる、容疑者の統一教会への恨みをめぐる問題がマスコミで大きく取り上げられるようになるにつれ、「宗教と政治」の関係という大きなテーマが浮上してきた。 連日、自民党を始めとする政治家と統一教会の“癒着”が伝えられるたびに、ネットで、「政教分離の原則」
先の通常国会で成立したAV出演被害防止・救済法、いわゆる「AV新法」が施行されて1ヶ月月が過ぎた。この法律はAV被害者救済のために出演契約締結から1ヶ月間の撮影禁止や、撮影終了から4ヶ月以内の公表禁止といったルールが新たに定められたが、法律のせいで現場で実際に活動する女優たちからは「働きづらい」「仕事が減ってしまった」といった声が上がっており、問題となっている。 「今回の『新法』の立法過程では、被害者でないAV⼥優の声は、聴いてもらう機会を得られないままとなりました。この点を反省し、当機構の活動として可能な範囲内で、今後に向けての改善を考えていきます」とAV人権倫理機構も述べているように、現場のことを考えないまま立法された弊害が出たと言える。 こうした現状を変えるために現役のAV女優が立ち上がった。世間にAV新法の問題点を知ってもらい、同法を改善するための署名運動に協力してもらうビラを作り
今年7月に行われた参議院議員選挙でれいわ新選組から全国比例で出馬し、11万7794票を獲得して当選した水道橋博士。「反スラップ訴訟法の立法」「消費税廃止」「供託金の値下げ」「エンタメ業界の支援と保護」を掲げて8月3日(任期は7月26日から)から始まる臨時国会へと乗り込む。当サイトは出馬表明直後にインタビューをさせていただいたご縁もあったので議員になって改めて取材を依頼した。すると多忙でありながら快諾をいただいたので議員になってやっていきたいことなどを聞いてきた(篁五郎) 今夏の参院選で当選したれいわ新選組の山本太郎(47)とお笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士(59)が3日、第209臨時国会に初登院した(2022年8月3日)。 Q.当選した直後に「水道橋に国政調査権を与えるなんてとんでもないと言われるほど色々と調査したい」と仰いましたけど、どんな記録を調べてみたいですか? 今は、統一教会
安倍晋三とその周辺が反日カルトと深いつながりがあることが一気に報じられ、アベウヨ・ネトウヨの類はパニックに。一方、平静を装って安倍と統一教会を切り離そうとしている悪質な連中も大量に出てきた。政界、そして社会からカルトを追放しなければならない。 2020年に行われた統一教会の合同結婚式。 ■自称保守系月刊誌執筆陣の「統一見解」 2021年9月、天宙平和連合(UPF)が開いた会合に安倍晋三はビデオメッセージを寄せた。「各地の紛争の解決に努力してきた韓鶴子総裁をはじめ、みなさまに敬意を表します。偏った価値観を社会革命運動として展開する動きを警戒しましょう」。UPFは統一教会の文鮮明と妻の韓鶴子が創設したNGOである。 * この10年、くどいほど言ってきたが、安倍とその周辺は、保守ではなく、反日のエセ保守。支持してきたのは新自由主義勢力と政商とカルトの複合体。統一教会との関わりを抜きにしても、連中
戦火の燃え上がる所、そこには必ずジャーナリストの姿がある。スクープを狙うため、戦争の悲惨さを世に伝えるため、民間人犠牲者や難民の声を届けるためーー。 彼らが戦地に赴く目的はさまざまだが、『戦争中毒 撮りにいかずにいられない』の著者であり、紛争取材で豊富な経験を持つ報道カメラマン・横田徹氏のスタンスは至ってシンプルだ。戦地の最も危険な場所に行き、カメラに収めたものをそのまま伝える。現地の人々と同様に命を失うリスクを自身も負い、そこにいる人々の息遣いや心の内に迫る。 このような無謀とも言えるポリシーを抱き、横田氏はカンボジア内戦を皮切りにイラクやシリア、リビアなど90年代後半以降に起きた紛争・戦争の多くを取材してきた。そんな横田氏がどうしたことか、このたびのロシア・ウクライナ戦争では当初、動こうとしなかった。 「なぜウクライナに横田徹がいないのか?」 戦争報道に注目してきた方なら、きっと不思議
AV新法成立を受け、見直すべきポイントを訴える郡司真子氏(右)たち(2022年06月15日) 先の通常国会で成立した「AV出演被害防止・救済法案」いわゆる「AV新法」によって制作現場が混乱している。この法案は、本人の意図に反してアダルトビデオに出演せざるを得なくなった人たちを救済することを目的に作られたものでと超党派の議員から提案され、2022年6月15日の国会で与野党の賛成多数で可決・成立した。 ところが、法律の施行前から現場で混乱が起き、多くのセクシー女優から怒りの声がTwitterに上がってきた。フリーランスでセクシー女優をしている金苗希実氏のツイートが象徴的である。 《7月決まってたAVの撮影が全部中止…AV新法で女優が守られるどころか仕事が無くなって現役の女優たちが苦しむ構図って誰得なん。。》 他にも多くのセクシー女優が撮影中止や事務処理にてんやわんやしてしまい、法案の音頭を取っ
自民がダメだから維新に入れるというのは愚の骨頂【適菜収】 国家という前提のない維新に国政を任せてはならない! 参院選2022の投票日までわずか一週間。複数の選挙区で大混戦模様だが、気になるのが維新の会の動き。「身を切る改革」を唱えながら、構造改革利権を手に入れようとしてきた連中は、恥も外聞もなく、いかがわしい候補者を立ててきた。維新の国家観とは何か? 維新が隠している目的は何か? 維新はどのような致命的な問題を抱えているのか? 作家・適菜収氏の近著『ニッポンを蝕む全体主義』(祥伝社)では維新の正体があますことなく語られている。さらに8月に発売予定の『日本をダメにした 新B層の研究』(小社刊)では「維新しぐさ」を一刀両断した。今回は『ニッポンを蝕む全体主義』本文から抜粋配信。 人材派遣大手パソナグループ会長の竹中平蔵と菅義偉の関係は深い。竹中が総務大臣時代、菅義偉は副大臣として仕える身だっ
6月17日、猪瀬直樹が応援演説中に海老沢由紀の体を触ったことが「セクハラだ」と批判を集めた。 ■セクハラ大国日本 6月12日、東京・吉祥寺で日本維新の会の参院選に向けた街頭演説が行われたが、候補者の猪瀬直樹が、同じく候補者の海老沢由紀の胸などをベタベタと触りだした。この件について海老沢は「特に当たっていない」「胸にあたってもいないし、話題になったことにむしろ驚いたほど」などとツイートしていたが、動画を見れば、猪瀬は明らかに触りまくっている。要するに、セクハラを隠蔽するために、海老沢は嘘をついたわけだ。一瞬でバレる嘘をつくところが、維新クオリティ。 * なお、海老沢は経歴詐称疑惑や公職選挙法違反疑惑が噴出しているいわくつきの人物である。公職選挙法は、被選挙権を得るための条件として「選挙区内での3ヵ月以上の居住」を定めているが、海老沢はこの要件を満たしていない疑いがある。なお、住民票を移しただ
吉村洋文(1975ー)。大阪府知事、日本維新の会副代表、大阪維新の会代表。 ■ウイスキーがお好きでしょ 安倍晋三の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会で、サントリーが2017〜19年、計400本近い酒類を無償で提供していたことが判明。政治資金規正法は企業の政治家個人への寄付を禁じており、違法な企業献金に当たる可能性がある。会場のホテル側が作成した資料に「持ち込み」として酒類の記載があり、サントリーの広報担当者は無償提供を認めた。 * 石川さゆりの「ウイスキーが、お好きでしょ」の替え歌を作った。 〽ウイスキーがお好きでしょ もう少し貢ぎましょ * 共産党の山添拓議員は、前夜祭を主催した安倍晋三後援会は、企業が寄付できる「政党」「政治資金団体」ではないと指摘。無償提供が行われていた時期は、政府・与党が酒税変更を検討していた時期が重なる。報道によると、税制改正で大打撃といわれたサントリーホ
南沙良 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に大姫という登場人物がいる。源頼朝と北条政子の長女で、数奇な人生を送った薄倖のヒロインだ。 源義経の愛妾・静御前ほど有名ではないが、近年、注目度は上昇傾向。それはその「薄倖」ぶりが理解や共感を生みやすくなったからだろう。 たとえば、5月に配信された「岩下志麻が語る北条政子像 多くの女性を庇護した“哀しい母親”」(女性自身)という記事には、こんな説明がある。 「父・頼朝の命令によって婚約者を殺され、現代でいう摂食障害に。大姫は心の病いが癒えることなく20歳で亡くなり」 つまり、今風にいえば「メンヘラ」系、あるいは日本史に登場する最初の「痩せ姫」だったかもしれない人なのだ。 とはいえ、その根拠は確固たるものではなく、歴史書「吾妻鏡」に遺されたエピソードから後世の人々が想像したところが大きい。なかでも、作家の永井路子は小説「北条政子」のなかで魅力的な大姫
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