サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
買ってよかったもの
www.kurata-wataru.com
新・ベルリオーズ入門講座 第8講 キリストの幼時 (1854) “モーツァルトがいなかったら、何の躊躇もなく言おう。これこそこの世におけるたった一つの宝石であると。” ベルリオーズの諸作品中でも、際立って異彩を放つ作品である。データ欄を読む限りでは、ごく普通の(むしろやや大掛かりな)編成に見えるが、実は、金管と打楽器は、ほとんど沈黙を守っているのである。響きも古雅を極め、「なるほど、ベルリオーズといえども、他の(ほとんどあらゆる)作曲家たちと同様に『晩年形式』に傾斜するものであるのだなぁ」などと感心すると、莫迦を見る。 バロック風に響くのも当然。これは、悪意に満ちた偏見と先入観に基づく酷評に悩まされたベルリオーズが、ひとつ先入観の無い批評を聞いてやろうじゃないかと、自分の名を伏せ、「パリの宮廷礼拝堂の楽長であったピエール・デュクレが1679年に作曲した、古風なオラトリオの断章」として発表し
ループ(鈴木光司,1998) ..「リング」だけで止めておけば良かったのに..というのが、正直な感想である。 続編の「らせん」を書いてみたら、途中経過はともかく、エンディングのヴィジョンが、案外つまらないものになってしまった。そこで、「ループ」でフォローした。結果、「ループ」を書かないよりは“マシ”な状態には、なんとか押し戻せたが.. 「リング」は、なんとも分類のしようのない、異様な恐怖小説の傑作だった。「らせん」は、そこにSFの手法も加え、しかも絶対にSFではない、超ジャンルの佳作となった。そして、「ループ」は..ただの二流のSFだ。これはもはやホラーではなく、超自然的要素も全く無く、ほとんどミステリですらない。 「謎を解明せずに、謎と対決(共生)したまま終わる、“大人のジャンル”であるホラー。謎を解決してしまう、“子どものジャンル”であるSF」というのは、確か、伊藤典夫の言葉であり、多
アトム還る テレビアニメの最終回を受けて、サンケイ新聞で「アトム今昔物語」(原題「鉄腕アトム」)が連載された。その約3年後、小学四年生で連載された、この版は、サンケイ新聞版どうよう、アニメの最終回の後日譚として、熔けたアトムが金属板に貼りついて宇宙空間を漂流しているところから、スタートする.. ..宇宙空間を漂う、小さな隕石のかけら(金属片)の上に、ロボットが熔けて貼りついていた。それを拾ったルルル星人たちは、電子頭脳の脳波を読み出す。そこには、鉄のかけらに乗って、恒星に飛び込むロボットの姿があった。アトムだ。 彼らは超科学力で、アトムを蘇らせる。ただ、機械で作られたアトムの体は、どうにも幼稚で原始的すぎるので、もっと高性能に改造する。プロテクターをつけ、人工皮膚の硬度を10倍にし、額には第三の目。(なにしろ彼らは、三つ目族なのだ。) 生き返ったアトムは、熔けて漂流していた事情は憶えていな
吾妻ひでお 著作リスト 第26i版 2022/09/07 単行本(50音順) ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ワ行 単行本(出版順) CD-ROM 共著 アンソロジー等に収録された作品 単行本未収録作品(カット、イラストの類を除く) 出版社リスト 注釈 発表年代順全作品リスト(簡易フォーマット版) 発表年代順全作品リスト(詳細版) 書名の50音順、出版社の50音順、カテゴリの50音順、発表/連載開始の古い順、でソートしています。ハートマークを☆で代用、傍点は省略、など、タイトル表記が若干変更されている場合があります。また、サブタイトルの「…の巻」は、原則として略しました。 フォーマットは、書名、収録作品名とも、":" をデリミタとしており、行の先頭から始まっているのが書名、タブから始まっているのが収録作品名です。 凡例 書名:通巻号数:出版社名:シリーズ名:頁数:初版発行年
2008年12月15日:今冬のジャンパーデビュー 2008年12月16日:アルツハイマーが恐い 2008年12月17日:SF映画史上最高の名セリフ 2008年12月18日:年賀状について 2008年12月19日:部署の忘年会 2008年12月20日:関西望年会 2008 2008年12月21日:「夜よりほかに聴くものもなし」 目次へ戻る 先週へ 次週へ 2008年12月15日:今冬のジャンパーデビュー ちょ~寒い朝 [X.X]。駐車場の車のフロントガラスが、軽く凍っている。とはいえ、まだ、お湯をかけて溶かさなければならないほどではない。 出勤時、車通勤とはいえ、いつもの服装(ランニング+Yシャツ+ジャケット)ではさすがに無理があるので、ジャンパーを追加。今冬のジャンパーデビューである。計4枚というのも、今冬初である。 毎冬悩まされる車の不具合も、ついに発生した。パワーウィンドウが(左右とも
2007年12月10日:ヤフオク、改善? 2007年12月11日:ATMに再び敗れる [;_ _] 2007年12月12日:午後半休 2007年12月13日:自爆×2 2007年12月14日:ブレランボックス 2007年12月15日:「アイ アム レジェンド」 2007年12月16日:ビタクラフトの鍋、追加発注 目次へ戻る 先週へ 次週へ 2007年12月10日:ヤフオク、改善? 昼休みにドコモPHSサービスセンターに電話して2~3確認してから、PHSの解約手続き/ウィルコムへの移行手続きの書類を書いて、投函する。17日必着なので、なんとか間に合ったか..(郵便事故などありませんように..(祈)) 帰途、りそな銀行の普通口座から積立式定期預金口座にウン十万円移動させるため、聖隷三方原病院のATMに寄ったところ(実はここを使うのはこの病院自体に用があるとき以外では初めてなのだが)、終了時刻が
講談社から刊行されている“手塚治虫漫画全集”に収録されている、全作品の全エピソードの目録と解説です。目録は完成していますが、解説は作業中です。この章には、データの精度についての注意事項と参考文献、及び謝辞が含まれています。
フォーマットは、書名、収録作品名とも“:”をデリミタとしており、行の先頭から始まっているのが書名、タブから始まっているのが収録作品名です。 凡例 書名:通巻号数:出版社名:シリーズ名:頁数:初版発行年月日 作品名:サブタイトル:頁数:初出誌名:初出年月日 複数の初出誌名が“ & ”で連結されている場合は、同一内容で各誌に掲載されたことを示します。 複数の初出誌名が“ → ”で連結されている場合は、年度の切れ目で(4月号から)掲載誌が移行したことを示します。(初出年月日がふたつだけ記載されている場合は、最初の初出誌と最初の初出年月日、ふたつめの初出誌とふたつめの初出年月日が、それぞれ対応します。) 複数の初出誌名が“,”で連結されている場合は、以上の記法では表現しきれない、例外的または不明確な状況であることを示し、必要に応じて注釈を付記しています。 初出誌名が“-”である場合は、ポスターやキ
2007年09月24日:カーペットの掃除方法 2007年09月25日:謎のアナウンス 2007年09月26日:トントンオムレツ成功! 2007年09月27日:カーソル位置について 2007年09月28日:「今日の早川さん」 2007年09月29日:「破壊魔定光」 2007年09月30日:夏ブトン問題 目次へ戻る 先週へ 次週へ 2007年09月24日:カーペットの掃除方法 考えるまでもない。掃除機をかければ良いのである。しかし、常駐している6畳の和室に敷き詰められているカーペット上のあちこち(床面積の約半分)に、書籍やら雑誌やらその他の書類やらクリアファイルやらCDやらDVDやらDVD-RAMドライブやらハードディスクやらの不安定なタワーがそびえている場合、そのタワー間の(最大数センチ幅の)隙間に掃除機をかけることは、不可能である。 ここで、これらのタワーを「片付ける」という選択肢は、ない
どうして、“曜日”に“惑星”の名前がつけられているのか、何故、それらが、神話の“神々”に関連づけられているのか、疑問に思ったことはありませんか? 「科学・技術の盲点をつく」(倉田正也著 工業調査会) から、著者の了解を得て、第12章「曜日の名前のはなし」を、要約(節によっては、全文引用)しました。 1.個人的発端 - 順序への疑問 2.英語、ドイツ語、フランス語 3.古代・中世の主要金属 4.順序のもとは何か 5.天動説 6.日本語の名前の由来 7.各国語の名前 8.週は何曜から始まるか 9.週というのは何だろう §1.個人的発端 - 順序への疑問 まず、日月火水木金土、という順序が不思議である。火水木金土、というのは、古代人の考えた五行説の五元素であるが、五行説では二通りの順序しか認めていない。 相克順:水-火-金-木-土 (水は火に克ち、火は金に克ち、... ) 相生順:木-火-土-金
「2001年宇宙の旅」の真相を解明したので、発表する。この映画を観ていない人にはスポイラーとなるので、これを読むことを禁止する。 この偉大な映画は、その謎めいた構成で知られているが、幾十通りもの読み取り方がある、という言い方は多分に誇張で、大体次の様な解釈に落ち着くのではないだろうか。これはクラークによるノベライズ版とほぼ一致しているが、それを読むまでもないと思われる。 地球上にホモ・サピエンスが出現する以前の太陽系に、「神と見紛うばかりの超知性と超科学力を持った超人類(又は超文明)」(以後便宜上『』付きで、『神』と呼ぶことにする。所謂宗教的な意味での神ではない)が訪れ、3種類のモノリスを設置した。第1のモノリスは、これに触れた類人猿に知恵を与えるために、地球上に設置された。第2のモノリスは、目立つ為に強力な磁気を帯び、太陽光線に触れると木星に信号を飛ばす様セットされた上で、月面に埋められ
倉田わたる の ミクロコスモス 新・ベルリオーズ入門講座 廃墟通信(幻想日記-2024/03/10まで) 好きな現代音楽・嫌いな現代音楽 外宇宙への扉(links) 吾妻ひでお 著作リスト 内宇宙への扉(凍りついた夢の結晶-書評集) “手塚治虫漫画全集”解説総目録 幻想美術選 “類別トリック集成”読破リスト わたるのボイトレ日記 “怪談入門”読破リスト 「ゴジラ」の秘密 プロフィール 「2001年宇宙の旅」の真相 解説 夜の果てのオデッセイ 「前奏曲」をめぐる幻想 曜日の名前のはなし シルクロード 恐竜紀行 '94 北海道無軌道紀行 '95 Last Updated: Mar 14 2024 Copyright (C) 1995/2024 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]
原則として、木曜日の早朝に更新します。 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2023年07月~09月 2023年10月02日~10月08日 引越当日:搬出、引越当日:搬入、本との格闘開始、カメラ点検出し/車庫証明申請、先が見えない [;_ _]、挨拶回りなど、どんどん片付ける 2023年10月09日~10月15日 「楽しい隠遁生活」展、旧廃墟城の後始末/四季のコンサート/蕁麻疹、東名高速大冒険 [;^.^]、ロイヤルホームセンター、Kブロック&Kレンガ作業、他 2023年10月16日~10月22
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『倉田わたるのミクロコスモス』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く