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ノーベル賞
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岩波書店の「星の王子さま」旧版に掲載された挿絵が、サンテックスが描いたものとは異なったものであったことは、「星の王子さま」ファンならもうご存じでしょう。日本では、岩波書店が「オリジナル版 *」を出版したため、広く知られるところとなりました。 * 「オリジナル版」。 この呼び方に私は賛成できません。「岩波書店独自の版」という意味になってしまいます。実際はガリマール社修正版のデッドコピーなのですから、「レイナルヒチコック版」(もしくは「純正挿絵版」)というべきでしょう。【「オリジナル版」という呼び方は、岩波書店だけのものです。ガリマール社は「オリジナル版」という言葉を使っておりません。それは当然でしょう。1999年以降出版される“Le Petit Prince”にはすべてレイナル・ヒチコック社の「純正挿絵」が使われるのですから、特定の版だけを示す名称としてこの言葉を使ってしまっては、混乱をもた
このような主張がいつまでも大手を振ってまかり通るのは、科学的な決着がつけられていないことに原因があります。本当に縦組みが読みやすいか、出版界共同で研究費を出し合って委託研究を(あるいは文部科学省が科学研究費補助金に時限の領域を設けて特定研究を)するべき時期に来ているのかも知れません。その時には是非私も、研究陣の一員に加えていただきたいものです。 〔簡単なことではありません。各グループが寄り集まる検討会で議論した上で、報告書をとりまとめるまでに3 - 5年を要するプロジェクトになろうかと思われます。被検者として大量のボランティアが必要ですし、活字の種類と大きさ・漢字と仮名の比率・行の長さ・行間の取り方・その他・変数がいっぱいあります(アルファベットとアラビア数字はこの際除外しましょう。それでなくては最初から結論が決まってしまい、多額の費用を投入して大がかりな研究をする意味がありません)。日
これは標題にあるとおり“草稿”です。少しづつ書き足して行きます。訂正したり、削除したり、 アイデアやメモを書き込んだり。原稿が作られ・推敲されて行く過程をネットの上で公開してしまおうというのです。おそらくインターネット始まって以来初めての試みでしょう。 素人の手すさびですから、内容は大したものではありません。時間があるときに書き足すのですから、 完成まで何年掛かるか見当がつきません。惨めな失敗に終わってしまう可能性も大きいのです。でも、 挑戦してみる価値はあろうと思います。 ご返事できないかも知れませんが、いろいろなご意見をお寄せ戴ければ、執筆の参考にさせていただきます。 この草稿も、リンクフリーです。ご自由にリンクしてくださって構いません。ただし、著作権法に定める権利を放棄している訳ではありません。テキストや画像をダウンロードしてお使いになる場合は、引用元を明記してくださるようお願い
日本における Le Petit Prince の著作権権利保護期間がやっと終了し、翻訳権がパブリックドメインに移りました。挿絵も著者自身が描いたものですから、本文とセットでパブリックドメインに移るのが当然と思われます。ところが、実態はそう簡単ではないのです。 著作権・商標権・意匠権 著作権は、著作物を作成しあるいは発表したときに、 自動的に発生します。登録その他の手続きは必要ありません。著者存命中はもちろんのこと、その死後50年間権利が保護されます。Le Petit Prince の日本における保護期間は、戦時加算を含めて終了しました。 フランス語テキストは自由に使用出来ます 。絵画についての著作権も全く同じで、作者死後50年で保護期間が終了します。フランス語テキストと同様、 挿絵も自由に使用出来ます。内藤 濯さんが翻訳した日本語テキストには、 翻訳著作権が発生します。保護期間は、原著の
Vous aimez Le Petit Prince. N'est-ce pas ? Welcome to my museum of THE LITTLE PRINCEs . [International Home Page] Hi ! I am RenardBleu. I will guide you to the world of Le Petit Prince. I am 5.5 cm height. Comparing with me You can estimate the size of books and the goods.
新 訳 比 較 apprivoiser 議論百出、永久に結論は出ないだろうと思われる“apprivoiser”。第21章中に15回出てきます。新訳はどのように日本語化したのでしょう? “créer des liens”“rites”も重要な意味を蔵しますし、それぞれの前後で apprivoiser の対象が変わったりしますから、区切りの意味も込めて翻案を比較してみました。 内藤 濯 さんだけは、変幻自在というべきか、無定見というべきか、細かな点まで見るとほとんど全部が違う単語です。すべての翻案で、同じ動詞の活用変化は一つにまとめました。発売順のリストアップです。
私のコレクション特別展示 サンテックスのいたずら書き: AXEEXCAMBIOn【1942年作】 手紙: 1944.5.4 特許申請原稿: 航空機誘導法 サイン本: Reynal & Hitchcock 版 The Little Prince【1943年版】 サイン本: Reynal & Hitchcock 版 Le Petit Prince【1943年版】 Reyanl & Hitcock 英語初版: Reynal & Hitchcock 版 The Little Prince Reyanl & Hitcock 仏語初版: Reynal & Hitchcock 版 Le Petit Prince Reynal & Hitchcock 仏語: ペーパーバック版 Le Petit Prince Reyanl & Hitcock 販売提携版: Beauchemin/Reynal & Hitch
著作権法改訂・再改訂・再々改訂 ミッキーマウス延命法:保護期間の延長 1998年10月、ソニイ・ボノ法が米国連邦議会を通過し、著作権保護期間がそれ以前より20年間延長されることが決まった。翌1999年、違憲訴訟が起こされ、原告応援団の規模とその構成の幅広さがアメリカの法曹界・経済界・著作業界・IT業界等を巻き込んだ大論争に発展した。2003年2月、連邦最高裁が結審し、同法は合憲と結論が下った。 具体的な延長幅については少々複雑【個人著作権は死後70年、組織著作権は公開後95年】なので詳細は別項に譲り、起こった出来事の概略を述べれば、古典的なハリウッド映画の大部分がその恩恵に浴することとなったのである。その象徴としてあげられるのが、ウォルト・ディズニー社のミッキー・マウスだった。ミッキー・マウスは1928年に初公開され、1984年までの56年間が保護期間だった。その8年ほど前に著作権法
2005年7月16日、朝日新聞の土曜版 be Report に「著作権は何を守るのか」と題する8段の特集記事が掲載されました。私はこの日、朝刊も読まないまま早朝から車を運転して外出し、暗くなってから帰宅しやっと新聞に目を通して、この記事を読みました。記事の中にあった三田誠広さん【文化庁著作権審議会委員】のコメントに接し、怒り心頭に発してこの文章を書いています。 特集記事そのものは、そのうち紹介記事とともにリンクを張ろうと思っていた「青空文庫」を例に引いて、直面する著作権延長の動きについて解説した簡潔な記事です。図書館その他で探して、是非 読んでいただきたいと思います。【規定によりリンクは張りません。サーチエンジンで「be.asahi.com」「著作権」「保護期間延長」をキーワードとして検索して下さい。】 三田氏のコメントはふたつあります。(朝日新聞の許諾を得ていませんが、引用として許さ
歳を経た内藤訳は根をはびこらせ、茂った枝葉はこの星を覆い尽くして、もう手が付けられません。陽の陰った星を出て新しく誕生した小惑星を訪れ、今まで知らなかった世界を見て回ろうではありませんか。バオバブ二世が枝を伸ばしている星も中にはありますが、どれも新鮮な雰囲気が満ちていることに変わりありません。あなたが住みたいと思う星を、この中に見つけ出すことが出来るでしょうか。 あちこちで何度も指摘しているのですが、縦組みは話になりません。挿絵の配置と重要性がわかっていたら、絶対に縦組みにはならない筈です。「縦書きの方が読みやすい」と、したり顔でいう人がいます。確かに、肉筆での「書字」に関しては、漢字や仮名が縦書き用に作られていることは疑いありません。しかし、活字で組まれた文章の「読み」に関しては、話は一変します。 三次元空間で生活する鳥や樹上性ほ乳類とは異なり、地上生活者であるヒトの視覚系は、解剖学的
パロディに使われるようになれば、その作品も市民権を得たと思って良い。しかし意外なことに、「星の王子さま」を正面切ってパロディ化したものは多くない。というより、この「ポルの王子さま」がただひとつの例と言ってよいのではなかろうか。 あまり上品とはいえない出来映えであるが、内容は「星の王子さま」の筋立てを見据えた上での茶化しに撤しており、本の装丁も、岩波の愛蔵版を忠実にまねている。単独の作品としての価値はほとんどなく、パロディとしてのみ評価の対象となり得る。 この作品の特徴はふたつある。まず第一には、「ポルノ」と銘打つだけあって、男女の性愛をしつこく前面に押し出していることである。(もちろんこの作品中では「王子さま」も男として、「ねじれパン」のような立派な一物を使いまくる筋立てになっている。とはいえ、昨今のポルノグラフィーの様にベッドシーンの濃厚な描写があるわけではない)。開き直った偽悪的な
内藤 濯さんが翻訳した「星の王子さま」の翻訳著作権については、極めて明解です。岩波書店から「星の王子さま」が出版されたのが1953年3月15日。ふたつの意味で極めて微妙な時期・期間なのですが、詳しい内容は別項に譲って、とにかく翻訳者の死後50年間の権利保護が受けられます。内藤さんは1977年にお亡くなりになりましたから、その翌年から数えて50年目の2027年12月31日まで、著作権が保護されます。 サンテグジュペリは1944年7月31日消息を絶ち、翌1945年9月20日になって、法律的に死亡が認知されました。したがって、単純計算では、1994年12月31日で彼の遺族が継承する著作権の保護期間が終了します。しかし、現実はこれほど簡単にはゆきません。 日本の特殊事情 第二次世界大戦中、日本は枢軸国の一員として連合国と敵対関係にありました。この間、連合国に属する国の作家の作品は著作権が保護され
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