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パリ五輪
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第2章の3 棒グラフを描く 論文の図を作成するための、基本的な長方形、線、文字の入力ができるようになれば、グラフの作成は簡単!まずは論文の図5bの棒グラフを作成する。下垂体の初代培養細胞にグレリンを反応させて、培地中に分泌されるホルモン濃度を測定した図だ(図1)。 グラフを描く流れは、 ?原図を取り込む ?長方形を描く ?目盛り等を入れる ?文字を入力する ?最後に全体を整える グラフを描くには、まず、実験データをエクセルなどを使って統計処理すると思う。これはみなさん、できますね?市販の解説書も多数ある。エクセルにはもちろん高機能なグラフ作成機能が付いており、エクセルで作成したグラフをコピー・ペーストでイラストレーターに移すことができるが、これを変更しようとするとおそろしく難しい(第2章の8参照)。また、イラストレーターにもグラフ機能があるが、残念ながらこちらは簡単なグラフしか描けない。
Molecular Medicine 2002年11月号に「グレリンの発見まで」という、論文発表の裏話を中心にエッセイを書いた。以下はその原稿である。(この「論文発表の舞台裏」シリーズは毎号楽しみにしていたのに、いつの間にかなくなってしまった。あまり面白くなかったのかな?) 論文発表の舞台裏「グレリンの発見まで」 児 島 将 康 久留米大学分子生命科学研究所遺伝情報研究部門 1999年10月11日、振り替え休日の早朝、研究所にはNature からaccept のFAXが来ていた。喜びよりも、われわれのグレリンを世に送り出せることが決まって、ホッとした気持ちの方が強かった。われわれの発見した成長ホルモン分泌促進ペプチド“グレリン”の論文は、Nature でのレフェリーの評価は高く、比較的簡単に受理された方かもしれない。しかしどのような論文でも世に出るまでの過程では、論文の内容からではわからな
第2章の8 イラストレーター⇔他のソフト その1 エクセルからイラストレーターへ エクセルとイラストレーターとの相性は悪い。最初から申し訳ないが、本当である。 エクセルは確かに高機能であるため、エクセルを使ってデータ処理とグラフ作成を行っている研究者が多いと思う。では、エクセルで作った複数のグラフを、並べて一つの図にまとめるときにはどうやってますか?気になって、となりの研究室に聞きに行くと、エクセルのグラフをフォトショップに移して、まとまった図を作っているとのこと。なるほど。しかしフォトショップで全部の図を統一感をもってまとめるのはさぞ大変だろうと思うのだが・・・。 私はエクセルでデータ解析を行い、それをイラストレーターでグラフにするか、あるいはエクセルで作ったグラフをイラストレーターに移すことを勧める。その方が、グラフの修正が簡単だし、複数のグラフを組み合わせた図を作りやすい。 (図1
第2章 イラストレーターできれいな図を作ろう! 第2章の1 イラストレーターなんて怖くない 論文を作成していくときの順番は研究者によって異なっているだろうが、最初に実験データに基づいたFigure を作成する人が多いのでは?あるいはデータが出た段階で、すでに論文用の図は作成済みかもしれない。出来上がった図を見ながら考えていると、論文の構成が浮かんでくるし、追加すべき実験も思いつく。そこで、論文作成の第一歩として、まずは図を作成することをお勧めする。 さて、皆さんはどんなソフトで作図していますか?私はイラストレーターを愛用している。イラストレーターは論文の図を書くのに非常に優れたソフトである。多くのプロのデザイナーが使用しており、解説書も多く市販されている。しかも各雑誌の投稿規定を読むと、イラストレーターでの図の作成を推奨しているものが結構ある。それにもかかわらず、研究者がイラストレーターを
冒頭の論文は私が5年前(1999年)にNature に発表した、食欲を刺激するホルモン“グレリン”の発見の論文である。論文発表の舞台裏については私のラボのホームページを見て下さい。 (http://www.lsi.kurume-u.ac.jp/molecular_genetics/mmed.htm) この論文の評価は結構高く、私と共同研究者の寒川はグレリンに関する研究で、2000〜2001年の2年間に高頻度引用文献(ホット・ペーパー)の総論文数で世界トップにランキングされた。グレリンに関する研究論文も2005年7月の段階ですでに1,200編を超えている。 このグレリン発見の論文には、医学・生物学分野の科学論文に典型的なFigureをいくつか含んでいる。いわく、棒グラフ、線グラフ、写真などの画像である。本書は、この論文を作成した時の実例に基づいて、どんなコンピューター・ソフトを使って、どのよ
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