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微生物感染症学講座・矢野寿一教授、中野竜一准教授の研究グループは、炭プラスラボ株式会社からの受託研究により、還元発酵乳酸菌エキスが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を不活化することを確認しました。 還元発酵乳酸菌エキスに新型コロナウイルスを9:1の割合で接種し、室温20~25℃で1分および10分 静置しました。反応を停⽌させ、回収液を⽤いてウイルス感染価をプラーク法にて算出しました。なお全試験は、本学内のバイオセーフティレベル3(BSL3)の実験施設において、適切な病原体封じ込め措置のもとに⾏いました。
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1. はじめに 中心静脈カテーテル挿入は、今日の医療において必要不可欠な手技であり、様々な場面で実施されている。しかし、現在の本学での研修状況を見ると、教育内容の相違や教育不足のままの実施などの混乱が見られ、これらに伴う医療事故発生の可能性が危惧される。本ガイドラインの目的は、奈良県立医科大学における中心静脈カテーテル留置の研修及び実施に際して知識と技術の習得に一定の基準を設け、これを履行することで研修内容の標準化を図りより良い教育を提供することである。カテーテル関連感染予防の対策に関する詳細は、CDCガイドラインおよび本学感染予防委員会の勧告を参考にしていただくこととし、本稿では主に挿入手技を中心に記述する。 2. モニタリング 中心静脈カテーテル挿入を必要とする患者には重症例が多く、また、挿入が困難な場合には手技のみに専念してしまったり、顔が覆布で隠されている場合にはチアノーゼなど
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発がん 無限増殖能の獲得と不死化という特徴を持つのががん細胞であり、発がんメカニズムに関しては約30年ほど前に知られるようになってきました。 環境変異原性物質が発がん性を持つことが分かりがんは遺伝子の変異により起こると考えられております。 最初の腫瘍ウイルスは 1911年 にペイトン・ラウスによってニワトリに肉腫を生じさせる病原体として発見され、後にラウス肉腫ウイルス (Rous sarcoma virus, RSV) と名付けられました。このウイルスは2本鎖RNAを持つレトロウイルスでした。がんの原因となる遺伝子は、肉腫 (sarcoma) から src と命名されました。 src は後にウイルスだけでなく宿主の遺伝子にも存在していることがわかり科学者たちに衝撃を与えました。 したがって、癌遺伝子と思っていたのは癌に特有な遺伝子ではなくて我々の正常な細胞にも存在するものだったの
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今般の妊婦救急搬送事案について 去る8月29日、救急搬送中の妊婦さんが不幸にも死産にいたりましたことについて、誠に遺憾に感じております。 今回の事案につきましては、マスコミを通じて、さまざまな報道がなされておりますが、当病院の産婦人科における8月28日から29日にかけての当直医師の勤務状況や当病院と救急隊とのやり取りについて調査しましたので、その結果を公表いたします。 平成19年8月28日の当直日誌記録より (産婦人科当直者 2名) 時間 対応内容 8月28日(火) 夕方から抜粋 19:06 妊娠36週 前回帝王切開の患者が出血のため来院、診察後に帰宅 19:45 妊娠32週 妊娠高血圧のため救急患者が搬送され入院、重症管理中 09:00~23:00 婦人科の癌の手術が終了したのが23:00、医師一人が術後の経過観察 23
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