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児童虐待が脳に残す傷 子どものときに激しい虐待を受けると 脳の一部がうまく発達できなくなってしまう 大人になってからも続く精神的なトラブルはこれが原因のようだ M.H.タイチャー(ハーバード大学医学部) 出典:日経サイエンス 2002年6月号 1994年、ボストン警察はロクスベリーにあるアパートの不潔な一室に閉じこめられていた4歳の男の子を助け出した。この子はその部屋で恐ろしく惨めな生活を送っていて、栄養失調になっていた。かわいそうに、その小さな手はひどい火傷を負っていた。薬物乱用者だった母親が、我が子の手を熱い蒸気の吹き出し口に押しつけたのだ。言いつけに背いて、母親の男友達の食べ物をつまみ食いした罰だったという。しかも、何の手当もされていなかった。 このむごい話は、すぐに米国でトップニュースになった。男の子は養育施設に預けられ、火傷治療のために皮膚移植が行われた。彼の身体的な傷は
新しい児童虐待 母親に潜む「代理ミュンヒハウゼン症候群」 わが子に「毒」を盛り、病気に仕立てる・・・・・ ********************************************************************* わが子の病気をでっちあげ、献身的に看護する。子供は不必要な検査や治療、手術までされた揚げ句、死に至ることもある−。「児童虐待防止法」は、身体的なもの、性的なもの、放置や怠慢、心理的外傷の四つの虐待を定義しているが、医療の手を借りた”新手”の児童虐待がいま、母親のなかでひそかに広がっている。 「子供が画びょうのピンを飲み込んだようなんです」 福岡市内の病院に生後9ヶ月の赤ちゃんを抱いた母親が飛び込んできたのは、数年前の深夜のこと。すでに零時を回っていた。医師がレントゲンを撮ると、確かにピンらしいものが写っている。 「友人の家は、絨毯を画び
子どもの虐待 −虐待増加論への疑問と「子ども」の誕生− 九州保健福祉大学保健科学部 大堂 庄三 出典:宮崎県小児科医会会報(平成13年12月) 1970年代までは,わが国では子どもの虐待は一般の関心を集めることもなく,ジャーナリズムでとりあげられることもほとんどなかった。まれに新聞紙上に報道されることがあっても,自分の子どもを虐待するような親は「鬼」か「犬畜生」であるとして,人一般の問題となることはなかったのである。しかしこの10年ほど前からジャーナリズムによって,漸次報道される機会が多くなった。また児童相談所の相談件数の増加の報告を根拠にしてのことと思われるが,一部文化人による「児童虐待激増論」が週刊誌や新聞に掲載されるようになった。その原因は,社会環境の劣悪化にあるとされている。 筆者は30年程前に虐待された男児例を経験したのを機に,一小児科医として子どもの虐待に関心を寄せてきた。そ
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