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パーム油が、これほど広く利用されるのはどうしてでしょうか。 まず、何よりも価格が相対的に安いことが挙げられます。先に述べたように高い生産性によって、パーム油の価格は他の植物油よりかなり安くなっています。このため、食用だけではなく石鹸・洗剤類をはじめオレオケミカルと称される化学品産業界でも広く利用されます。最近では、バイオディーゼルへの利用も広がっています。ただ、次に述べる脂肪酸構成の特徴から、冷涼な時期に固形状になりやすいことが、燃料利用の拡大の阻害要因になっていますが、これを克服する技術開発が進められているようです。 もう一つの理由は、パーム油の性質が他の植物油とは大きく異なっており、様々な用途に利用できることが挙げられます。 パーム油の特徴は飽和脂肪酸を多く含む植物油であることにあります。このため、ほとんどの植物油が常温で液状であるのに対し、パーム油は液体と固体の中間に位置する特徴を有
(5)植物油の製造法 植物油の製造は、油糧種子に含まれる油分をどのようにして効率的に分離して取り出すかが重要なポイントです。言いかえれば、自然の産物である油糧種子の持つ油資源をどう最大限に利用するかということになります。このため、巨大な機械・装置を活用した製造が行われています。 油分の分離には2つの工程があります。なたね、べに花の種子など油分を多く含む原料の場合には、まず機械的に圧搾して油を搾り出し、更に溶剤(食品添加物であるヘキサン)で残った油を抽出します。大豆、米ぬかなど油分の低い原料の場合には、圧搾を行わず最初から溶剤で油分を抽出します。この溶剤を蒸留により完全に除去したものが粗油(そゆ)です。これら圧搾,抽出過程を搾油(さくゆ)と総称します。 この粗油には澱(おり)のように油分以外の多くの物質(ガム)を含んでいることから、これに水を加えガム質を分離し、遠心分離機で除去し、原油
ここには、植物油を理解する上で必要と思われる用語の意味を簡単にご紹介しました。 私たち関係者が日頃から何気なく使っている用語ですが、改めて問われますと簡単に説明できないこともしばしばあります。 この用語集が、皆様に植物油を理解していただくために少しでもお役に立つことを願っています。 日本植物油協会の紹介 植物油の基礎知識 植物油で健やかな食生活 植物油サロン 植物油こぼれ話
私たちの日常生活に欠かせないものとして、昔から油は大切に使われてきました。 そんな油との関係の深さを物語るように、京都には油に関連した神社とお寺があり、今でも人々から親しまれ守られています。 ここでは油にまつわる神様たちをご紹介いたします。 境内には「油祖の像」がありますが、ご神体が油というわけでもないのに「油の神様」として知られているのは何故でしょう?それは、昔「離宮八幡宮」の神主が荏胡麻(えごま)を搾って油をとったのが、わが国での製油の始まりだと言われているからです。後に神社の神人(じにん)たちは油の製造と販売の特権を持ち、油座と呼ばれる組合をつくるほどになりました。当時の油といえば、食用というより“灯り”としての用途が一般的で、大変貴重なものでした。宮廷や神社で使われる油はもとより、ここから日本全国に油を売り歩いたといわれています。 離宮八幡宮より男山への八幡神遷幸の儀式をのっとった
一般社団法人日本植物油協会は、 日本で植物油を製造・加工業を営む企業で構成している非営利の業界団体です。 会員用データベース集
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